ヨット未体験の方は大抵、「ヨットはなぜ風上に向っても走って行けるんだろう」と不思議がります。 実際に、風の真向かい方向はさすがに無理ですが、斜め45度方向位までは風上に向って帆走することができます。 これはヨットの帆は『風に押されて』船体を引っ張る訳ではなく、帆の両面を走る空気流速の差が気圧の差を生み出し、帆を表側(膨らんだ側)に引っ張って船を動かすからです。 昔、誰しもが学校で教わったはずの『ベルヌーイの式』という奴ですよ! ですから、良く設計されたヨットは、その時の風速よりも早く走ることができるんです。 風速3m:これは時速に換算すると10.8kmになりますが、私のカタマランはこれくらいの風を真横方向から受けると、時速12~13km位で疾走できます。 船体には水の抵抗を受けているのですから、これは驚くべきことではないでしょうか?
逆に、真後ろ方向からの追い風を受けた場合、ヨットは『風に押されて』進むので、風よりも遅いスピードしか出ないのです。
今日のお勉強は『ヨットの動く原理』についてでした、お終い。
逆に、真後ろ方向からの追い風を受けた場合、ヨットは『風に押されて』進むので、風よりも遅いスピードしか出ないのです。
今日のお勉強は『ヨットの動く原理』についてでした、お終い。
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