昨夜は雲のかけらもない夜空が広がりました。
でも、 こんなでっかいあばたづらがでーんと居坐っているので、
星雲や銀河の淡い光を捕えて撮影するのは、かなり難しい。
おまけに、 強い寒気が入ってくると大気が揺らいで、望遠鏡の焦点調整も難しくなります。
さらに、 上の写真は『アルマク』と呼ばれる代表的な連星ですが、
これを二つの星にはっきり分離して写すのにも、 それなりの工夫がいりました。
露出時間が短いと、上の写真のように星像が歪んでしまうし、
逆に長すぎるとつぶれてくっついてしまいます。
新顔の『NGC7814銀河』
これから天気も下り坂、
あばた面はさらに大きくなる時期なので、 星見はしばらくお休みになりそうです。
もう今日は立冬です。風邪など召さぬようご慈愛下さい。