野の花 庭の花

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薄紫の花が並んで立ち上がる「タツナミソウ」(春の花シリーズ 23-47)

2023年04月19日 06時12分03秒 | 

薄紫の花が並んで立ち上がる「タツナミソウ」。立つ波に見立てたのはすごいかも。

(2023年春 高尾山)

2023年春の花シリーズ

「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ 23-01)
「セツブンソウ」(春の花シリーズ 23-02)
「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ 23-03)
「福寿草」(春の花シリーズ 23-04)
「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ 23-05)
「福寿海」(春の花シリーズ 23-06)
「ロウバイ」(春の花シリーズ 23-07)
「シナマンサク」(春の花シリーズ 23-08)
「八重寒紅」(春の花シリーズ 23-09)
「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ 23-10)
「クモマグサ」(春の花シリーズ 23-11)
「スイセン」(春の花シリーズ 23-12)
「ペーパー ホワイト 」(春の花シリーズ 23-13)
「キズイセン」(春の花シリーズ 23-14)
「スイートアリッサム」(春の花シリーズ 23-15)
「ヒマラヤユキノシタ」(春の花シリーズ 23-16)
「クロッカス」(春の花シリーズ 23-17)
「ツルニチニチソウ」(春の花シリーズ 23-18)
「ムスカリ」(春の花シリーズ 23-19)
「キルタンサス」(春の花シリーズ 23-20)
「サクラソウ」(春の花シリーズ 23-21)
「ジャノメエリカ」(春の花シリーズ 23-22)
「芝桜」(春の花シリーズ 23-23)
「ネモフィラ」(春の花シリーズ 23-24)
「カレンデュラ」(春の花シリーズ 23-25)
「ヒアシンス」(春の花シリーズ 23-26)
「菜の花」(春の花シリーズ 23-27)
「バラ咲きジュリアン」(春の花シリーズ 23-28)
「沈丁花」(春の花シリーズ 23-29)
「キュウリグサ」(春の花シリーズ 23-30)
「シデコブシ」(春の花シリーズ 23-31)
「カタクリ」(春の花シリーズ 23-32)
「コシノコバイモ」(春の花シリーズ 23-33)
「ミツマタ」(春の花シリーズ 23-34)
「紅ミツマタ」(春の花シリーズ 23-35)
「ショウジョウバカマ」(春の花シリーズ 23-36)
「シュンラン」(春の花シリーズ 23-37)
「雪割草」(春の花シリーズ 23-38)
「ダンコウバイ」(春の花シリーズ 23-39)
「バイモ」(春の花シリーズ 23-40)
「オカメ桜」(春の花シリーズ 23-41)
「馬酔木」(春の花シリーズ 23-42)
「ヒメウズ」(春の花シリーズ 23-43)
「ツルカノコソウ」(春の花シリーズ 23-44)
「チゴユリ」(春の花シリーズ 23-45)
「ヤブニンジン」(春の花シリーズ 23-46)

「タツナミソウ」

タツナミソウ 立浪草
シソ科 Lamiaceae タツナミソウ属

中国名 韩信草 han xin cao
学 名 Scutellaria indica L.

花 期 5~6月
高 さ 12~28㎝
生活型 多年草
生育場所 丘陵の林縁
分 布 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国
撮 影 蒲郡市形原町 12.5.5
多年草。茎は暗紫色、1本~少数出て、高さ12~28㎝、斜上~直立、幅約1~1.2mmの4稜形、角(かど)や先に微軟毛がある。。葉柄は長さ 0.4~1.4(~2.8)㎝。葉身は心状卵形~楕円形[広卵形]、長さ1.5~2.6(~3)㎝×幅1.2~2.3㎝、基部は切形~円形~心形、縁に粗い鋸歯が7~14対あり、先は鈍形~円形、微軟毛~剛毛があり、下面には密にあり、下面に腺点がある。総状花序は頂生、長さ[3~]4~8(~12)㎝。苞は無柄、長さ3~6mm×幅1~2.5mm、縁は全縁。基部の苞は葉状、卵形、長さ1.7㎝以下、微軟毛があり、縁は円鋸歯縁。花柄は長さ2.5~3mm、微軟毛がある。花冠や萼に腺毛がある。咢は長さ約2.5㎜、租毛があり、微軟毛がある。咢上唇のスクテルム(scutellum)は長さ約1.5mm、直立し、果時に長さ3mm以下に広がる。咢は花後に閉じ、大きくなり、果実を包み、熟すと上唇が落ち、小堅果4個が露出して落ちる。花冠は青紫色、長さ1.4~1.8[~2]㎝、外側にまばらに微軟毛があり、唇の内側に毛があり、のど部で幅約4.5mm。下唇の中裂片は暗紫色の斑点があり、円状卵形、中間でわずかにくびれ、先は凹形。側裂片は卵形。小堅果は栗色~暗褐色、卵形、長さ約1.2~1.5㎜×幅1mm未満、小突起があり(tuberculate)密生し、小突起は尖鋭形、先に微細な渦巻状の鈎をもち、内側の基部近くに円筒形の突起(umbonate)がある。2n=26。花期と果期は5~6月。
 オカタツナミソウの花穂はタツナミソウより短く、茎の先に花が固まってつく。
 海岸近くに多いコバノタツナミ(S. indica var. parvifolia)は小型、茎や葉にビロード状の短毛が密生する。また、葉の鋸歯が3~7対と少なく、葉の長さが5~15㎜と小さい。
 シソバタツナミ(S. laeteviolacea)は茎に上向きの短毛が生える。
  ホナガタツナミ、イガタツナミはシソバタツナミに含められている。
 トウゴクシソバタツナミ(S. laeteviolacea var. abbreviata)はシソバタツナミに似て開出毛が生える。



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