ニホンズイセンの花の全体が黄色になったようなスイセン「キズイセン」。葉が細いので、イトズイセンとも呼ばれる。
(2023年春 川崎市)
2023年春の花シリーズ
「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ 23-01)
「セツブンソウ」(春の花シリーズ 23-02)
「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ 23-03)
「福寿草」(春の花シリーズ 23-04)
「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ 23-05)
「福寿海」(春の花シリーズ 23-06)
「ロウバイ」(春の花シリーズ 23-07)
「シナマンサク」(春の花シリーズ 23-08)
「八重寒紅」(春の花シリーズ 23-09)
「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ 23-10)
「クモマグサ」(春の花シリーズ 23-11)
「スイセン」(春の花シリーズ 23-12)
「ペーパー ホワイト 」(春の花シリーズ 23-13)
キズイセン 黄水仙markFlora of Mikawa
ヒガンバナ科 Amaryllidaceae スイセン属
別 名 イトズイセン、ジョンキルスイセン
英 名 jonquil daffodil , rush daffodil
学 名 Narcissus jonquilla L
花 期 3~4月
高 さ 10~30㎝
生活型 多年草
生育場所 園芸種
分 布 帰化種 ヨーロッパ(ポルトガル、スペイン)原産
撮 影 西尾市 17.3.9
葉がイグサのように細く、イトズイセンとも呼ばれ、香りが強く、匂い水仙ともいわれる。強健でヨーロッパ、北アメリカなどで野生化している。花は和名のとおり、黄色。園芸品種分類 7 Y-Y ジョンキル系スイセン。江戸時代後期の文化12年(1815年)に長崎に入港したイギリス船から持ち込まれたのが最初の渡来の記録である。弘化1年(1844年)の梅園草木花譜春之部2(35/49ページ)に毛利梅園が写生した彩色画が掲載されている。名は黄金水僊(阿蘭陀黄水仙)とされている。
ポルトガル、スペイン原産、フランス、イタリア、トルコ、旧ユーゴスラビア、北アメリカなどに帰化している。アルカリ土壌に生育。英名はjonquil daffodil , rush daffodil。多年草、球茎があり、強健。芳香が強く、ナルシス油(Narcissus Oil)が得られる。高さ10~30(36)㎝。葉はイグサに似て細長く、長さ10~30(36)㎝、直立し、ラテン語のjuncusはrushの意味であり、rush daffodilとも呼ばれる。花は花茎に2~5個、横向きにつき、黄色~濃黄色又は白色、直径3~4㎝、花披片は平開し、副花冠は短杯状、花被片と同色。花期は遅く、3~4月。 2n=14。
Narcissus jonquilla L. var. henriquesii Samp. ポルトガル原産の亜種。