野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

薄紫の五弁の小さな花を開く「キキョウソウ」(夏の花 2022-55)

2022年07月28日 06時36分52秒 | 

薄紫の五弁の小さな花を開く「キキョウソウ」。たしかに花の形はキキョウに似ている。「夕化粧」と同じようにアメリカ原産で、今では野草化して、どこでもみかけるようになった。

(2022年夏 神代植物公園)

夏の花シリーズ(2022年夏)

「キンシバイ」(初夏の花 2022-01)
「どくだみ」(初夏の花 2022-02)
「アマリリス・アップルブロッサム」(初夏の花 2022-03)
「カラー・ピカソ」(初夏の花 2022-04)
「ペンステモン・ハスカーレッド」(初夏の花 2022-05)
「オルレア」(初夏の花 2022-06)
「 サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス」(初夏の花 2022-07)
「アスチルベ」(初夏の花 2022-08)
「ゴデチア」(初夏の花 2022-09)
「ルリマツリ」(初夏の花 2022-10)
「アネモネ・ヴィルジニア」(初夏の花 2022-11)
「ハタザオキキョウ」(初夏の花 2022-12)
「サフィニア」(初夏の花 2022-13)
「エケベリア "七福神"」(初夏の花 2022-14)
「ホタルブクロ」(初夏の花 2022-15)
「ハクチョウソウ」(初夏の花 2022-16)
「マルバシモツケ」(初夏の花 2022-17)
「ブルビネ・フルテスケンス」(初夏の花 2022-18)
「オオヒエンソウ」(初夏の花 2022-19)
「キリンソウ」(初夏の花 2022-20)
「西洋オダマキ”イエロークイーン"」(初夏の花 2022-21)
「シラン」(初夏の花 2022-22)
「ワスレナグサ」(初夏の花 2022-23)
「トキワツユクサ」(初夏の花 2022-24)
「コウホネ」(初夏の花 2022-25)
「トリアシショウマ」(初夏の花 2022-26)
「タチアオイ」(初夏の花 2022-27)
「アルストロメリア・プルケラ」(夏の花 2022-28)
「ストケシア」(夏の花 2022-29)
「オランダハッカ」(夏の花 2022-30)
「ペンタス」(夏の花 2022-31)
「ダイヤモンド・フロスト」(夏の花 2022-32)
「ヒルガオ」(夏の花 2022-33)
「トレニア」(夏の花 2022-34)
「アカリファ」(夏の花 2022-35)
「サニークラウン」(夏の花 2022-36)
「ヒメヒオウギスイセン」(夏の花 2022-37)
「サルビア・ガラニチカ」(夏の花 2022-38)
「カンパニュラ・メディウム」(夏の花 2022-39)
「ルドベキア・ヒルタ」(夏の花 2022-40)
「エキナセア」(夏の花 2022-41)
「アガパンサス」(夏の花 2022-42)
「アカンサス・モリス」(夏の花 2022-43)
「シロタエギク」(夏の花 2022-44)
「ザクロ」(夏の花 2022-45)
「ネジバナ」(夏の花 2022-46)
「ヒルザキツキミソウ」(夏の花 2022-47)
「ハンゲショウ」(夏の花 2022-48)
「メマツヨイグサ」(夏の花 2022-49)
「アベリア」(夏の花 2022-50)
「オニユリ」(夏の花 2022-51)
「コバノランタナ」(夏の花 2022-52)
「ミズキンバイ」(夏の花 2022-53)
「ユウゲショウ」(夏の花 2022-54)

 

「キキョウソウ」

キキョウソウ 桔梗草
キキョウ科 Campanulaceae キキョウソウ属
別 名 ダンダンギキョウ
中国名 穿叶异檐花 chuan ye yi yan hua
英 名 common venus' looking-glass
学 名 Triodanis perfoliata Nieuwl.

花 期 4~7月
高 さ 15~60(80)㎝
生活型 1年草
生育場所 乾いた向陽地、道端
分 布 帰化種   北アメリカ原産
撮 影 幡豆町 02.6.2
1940年代に東京で最初に確認され、現在では東北以南に広く帰化し、道端でよく見かけられる。
 茎はやや硬く、直立、高さ15~60㎝、1本又は基部で分枝し、明瞭な稜があり、ときに、稜に下向きの長さが均等でない剛毛状の毛がある。茎、葉、萼など全体に白毛がある。葉は互生し、縁に粗い鋸歯がある。茎の中部以上につく葉は広卵形~類円形、長さ1~2㎝、縁や脈に短剛毛があり、基部は抱茎の心形、無柄で、縁は浅い円鋸歯状又はときに全縁、先は類鋭形~円形。茎の下部の葉は、取れやすく見られないことが多く、広披針形~円形、短い葉柄があり、基部が茎を抱かない。花は葉腋に1~3個つき、無柄、茎の中部以下では閉鎖花となる。萼片は3~5個、上部の花は5個、まれに4個、硬く、三角状披針形、先は尖鋭形。下部の閉鎖花の萼片は3~4個と少なく、咢片も短い。花冠は紫色又は白色、5深裂し、車状、直径8~20㎜、外面の脈上に粗毛がある。初期の花の花冠は未発達。雄しべ5個、花糸は短く、長さ約1㎜、葯は線形、長さ約2㎜。雄しべ先熟で、雄性期には花柱は棍棒形、有毛、花粉がつく。花粉が出終わった雌性期に柱頭は3裂する。子房下位。蒴果は円筒形、長さ4~6㎜、熟すと中央部に孔が開き、種子が落ちる。花時に子房の側面に孔となる部分の薄い壁が見える。種子は長さ約0.5㎜、褐色、レンズ形、扁平な惰円形。2n=56。花期と果期は4~7月。
 ヒナキキョウソウ Triodanis biflora も北アメリカ原産。全体に小形。葉は長さが幅より長く、卵形、鋸歯が浅く、基部は茎を抱かない。花は上部にだけ、1(2)個つき、花冠が直径1~1.3㎝。蒴果の孔はやや上側につく。
 ヒナギキョウ Wahlenbergia marginata は在来種。早く咲き始めて花期が長く、草丈が低く、茎頂の長い花茎の先に花が1個ずつつく。蒴果は熟すと、上部が3裂する。
キキョウソウ属
 family Campanulaceae - genus Triodanis

 1年草。根はひげ根。茎は直立又は斜上、単純又は下部で分枝し、うねがある。葉は互生、無柄、卵形~楕円形~緋陰茎~線形、縁は全縁又は歯状。花は腋生の集散花序に1~3(~8)個つく、花柄は無又はほぼ無。閉鎖花は下部の葉腋につく。普通の花は中部~上部の葉腋につく。咢は3~4(~6)裂片、閉鎖花の咢片は短く、普通花の咢片は5(~ 6)個。花冠は青紫色又は淡紫色、まれに白色、車状、基部まで 5(~ 6)裂する。花冠裂片は披針形、先は鋭形又は尖鋭形。雄しべは5(~6)本、離生。花糸は基部で広がる。葯は長く、花糸より長い。子房は下位、(2 ~)3室、胚珠は多数。花柱は上向きだが、閉鎖花では小さくなる。柱頭は(2~)3裂、密に微軟毛がある。蒴果は類円筒形又はこん棒形、低い位置で (2 ~)3孔開する。種子は多数、球形~広楕円形、、わずかに扁平。
 世界に6種があり、アメリカに分布する。


ピンクのやさしい花が開く「ユウゲショウ」(夏の花 2022-54)

2022年07月28日 06時30分35秒 | 

ピンクのやさしい花が開く「ユウゲショウ」。夕方に花を開くというので、「夕化粧」という素敵な名前をもらった。今では昼間から咲いている。いたるところでみかけるようになって、侵入植物に分類されている。

(2022年夏 神代植物公園)

夏の花シリーズ(2022年夏)

「キンシバイ」(初夏の花 2022-01)
「どくだみ」(初夏の花 2022-02)
「アマリリス・アップルブロッサム」(初夏の花 2022-03)
「カラー・ピカソ」(初夏の花 2022-04)
「ペンステモン・ハスカーレッド」(初夏の花 2022-05)
「オルレア」(初夏の花 2022-06)
「 サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス」(初夏の花 2022-07)
「アスチルベ」(初夏の花 2022-08)
「ゴデチア」(初夏の花 2022-09)
「ルリマツリ」(初夏の花 2022-10)
「アネモネ・ヴィルジニア」(初夏の花 2022-11)
「ハタザオキキョウ」(初夏の花 2022-12)
「サフィニア」(初夏の花 2022-13)
「エケベリア "七福神"」(初夏の花 2022-14)
「ホタルブクロ」(初夏の花 2022-15)
「ハクチョウソウ」(初夏の花 2022-16)
「マルバシモツケ」(初夏の花 2022-17)
「ブルビネ・フルテスケンス」(初夏の花 2022-18)
「オオヒエンソウ」(初夏の花 2022-19)
「キリンソウ」(初夏の花 2022-20)
「西洋オダマキ”イエロークイーン"」(初夏の花 2022-21)
「シラン」(初夏の花 2022-22)
「ワスレナグサ」(初夏の花 2022-23)
「トキワツユクサ」(初夏の花 2022-24)
「コウホネ」(初夏の花 2022-25)
「トリアシショウマ」(初夏の花 2022-26)
「タチアオイ」(初夏の花 2022-27)
「アルストロメリア・プルケラ」(夏の花 2022-28)
「ストケシア」(夏の花 2022-29)
「オランダハッカ」(夏の花 2022-30)
「ペンタス」(夏の花 2022-31)
「ダイヤモンド・フロスト」(夏の花 2022-32)
「ヒルガオ」(夏の花 2022-33)
「トレニア」(夏の花 2022-34)
「アカリファ」(夏の花 2022-35)
「サニークラウン」(夏の花 2022-36)
「ヒメヒオウギスイセン」(夏の花 2022-37)
「サルビア・ガラニチカ」(夏の花 2022-38)
「カンパニュラ・メディウム」(夏の花 2022-39)
「ルドベキア・ヒルタ」(夏の花 2022-40)
「エキナセア」(夏の花 2022-41)
「アガパンサス」(夏の花 2022-42)
「アカンサス・モリス」(夏の花 2022-43)
「シロタエギク」(夏の花 2022-44)
「ザクロ」(夏の花 2022-45)
「ネジバナ」(夏の花 2022-46)
「ヒルザキツキミソウ」(夏の花 2022-47)
「ハンゲショウ」(夏の花 2022-48)
「メマツヨイグサ」(夏の花 2022-49)
「アベリア」(夏の花 2022-50)
「オニユリ」(夏の花 2022-51)
「コバノランタナ」(夏の花 2022-52)
「ミズキンバイ」(夏の花 2022-53)

「ユウゲショウ」

ユウゲショウ(夕化粧)
多年草
南アメリカ原産。明治時代から栽培されはじめたといわれる。現在では関東地方以西に野生化している。茎は叢生して高さ20〜60cmになる。葉は互生し、長さ3〜5cm、幅1〜2cmの披針形〜卵状披針形で、ふちは波打ち、波状の浅い鋸歯がある。上部の葉腋に直径約1cmの淡紅色の花をつける。花弁はまるく、紅色の脈が目立つ。柱頭は4裂して平開し、花と比べて大きいのでよく目立つ。雄しべは8個で葯は白色。さく果は上の方が太く8稜が目立ち、断面は八角形。熟すと先端から4裂する。別名 アカバナユウゲショウ。花期は5〜9月。(野に咲く花)
学名は、Oenothera rosea
アカバナ科マツヨイグサ属