わたしの苦手なもの。

ある日、いつものようにJがうちに来た時の話です。

うちに着いて、わたしは急いでディナーの準備をしていました。

すると、ソファにいたJが、

「ヘイ、フルール」

“はーい？”

わたしは背中を向けたまま返事をしました。

「フルール」

もう一度呼ばれてわたしは振り向きました。

すると、Jは目配せして部屋の端のほうを見ます。

わたしもなんとなくそちらに目をやると、、、、、、、、

“きゃあああア～～～～～～～～～～～～～～～～～っつ!!!!”

そこには、大きな大きな大きな、



ゴ○キブリがぁ!!




さっき、隣の部屋でJが着替えているときに、

“I hate cockroach.”

と話したばかりです。

「日本は部屋がきれいでもcockroachはいる。でも、カナダは綺麗な部屋には絶対にいない。カナダで、もし、女性の部屋でcockroachが出たら、部屋が汚いことだから、男の人は誰も助けてくれないよ」
（みたいなことを英語で言っていた）

この家に来てからほとんど出ていなかったのに、

よりによって、Jの居る時に、、、

でも、居てくれてよかったのかな、

わたしは大騒ぎで右往左往するのみ、、

Jは笑いながら、玄関に自分の靴を取りに行きました。

もしや、その靴でバシッとするの？

そしたら、つぶれて、中身が床に・・・・・

急いでゴキジェットを渡しました。

Jはちっとも動じず、わたしの大嫌いなそれを退治してれました。

それは、弱っていて、動きが鈍かったので、

恐らく、他の部屋の誰かがバルサンをして、

その弱ったのがうちに逃れてきたと思われます。

そのことを説明したくても、出来ません。

わたしが一生懸命言い訳をするものだから、

「ここは日本だから、気にしないで」

とか、

「もし、フルールがカナダにいたら絶対にでないよ、部屋が綺麗だから」

とフォローされました。

違うの、違うの、、、

わたしも一生懸命説明しますが、

最後まで通じませんでした。



翌日、わたしがバルサンしたのは言うまでもありません。

でも、そんなJは頼もしくてかっこよかった☆

J、早く帰ってきて～

予定を聞きました。

６月１日、I will.

と言ってました。

仕事次第でしょう。

思ったより早いので嬉しいですが、

期待せずに待ちましょう。