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私家版 野遊び雑記帳

野遊びだけが愉しみで生きている男の野遊び雑記帳。ワンコ連れての野遊びや愛すべき道具たちのことをほそぼそと綴っていこう。

チョコパフェのコールマンなんて知らないよ

2015-10-04 00:01:22 | Weblog

■ わが家のアイスボックスの変遷
 クルマを使ったファミリーキャンプとなると、四季を通じてアイスボックスは必需品である。しかし、かさばる。だから、みなさん、いろいろ知恵を絞っておられるはず。
 ぼくがひとりでキャンプに出かけていたころは、アイスボックスなどいらなかった。キャンプでアイスボックスに保存した食材を使うような料理はやらなかったからだ。
 
 四半世紀前、女房がキャンプにくるようになってぼくのキャンプスタイルもいわゆる「オートキャンプ」に変わった。 
 そこで新たに買った主な道具類が、ガタバウトチェアー、スノーピークのフォールディングテーブル、モンベルのヘキサタープ、コールマンのランタン、ツーバーナー、そしてアイスボックスだった。ランタンはピークワン、ツーバーナーはコンパクト、アイスボックスは濃いグリーンのスチールベルトである。
 以後、嵐のように道具が増えていく。

 夏場のキャンプとはいえ、女房とふたりでの一泊や二泊のショートトリップだとスチールベルトのアイスボックスはいかにも大げさである。やがてやや小ぶりのプラスチック製のアイスボックスを買って、ふたりのときはもっぱらそちらを使っていた。同じコールマンの製品だが、保冷能力は格段に低かった。
 
 こいつでさえ、帰りのクルマでは邪魔になる。近年、モンベルの「ロールアップ クーラーバッグ」というのに変えた。25リットルだからじゅうぶんすぎるほどの容量である。キャンプの帰りは折りたたんで持ち帰ることができるはずだ。
 一方、スチールベルトは倉庫に放置したままでもう長らく使っていない。プラ製のほうは家で非常食入れになってしまった。

■ 久々の少し長めのキャンプだから
 モンベルのクーラーバッグの保冷力は期待以上だった。ただ、帰りはいつも何かしらが入って撤収後のクルマに積み込まれてくる。どうやら、「帰りはコンパクトにたたんで」なんていう想定は幻想でしかなかった。
 それでも、ソフトバッグだから積み込み時に柔軟性が多少あるというのは、かぎられた積載量のクルマだとやっぱりメリットといってもいいだろう。

 9月に予定した木曽を訪ねるキャンプは久しぶりの、わが家としては「やや長期」である。季節はまだ 夏だし、猛暑が続くかもしれないので10数年ぶりにスチールベルトを使おうと思い立った。中の空いたスペースにはほかの小物も入れればいい。
 
 クルマへの積み込みもあれこれ考えた。
 いつもは、現地のスーパーマーケットで買い物をすると、アイスボックスへの収納はキャンプ場へ着いてからにして、買った食料品を荷物の隙間に捻じ込んでいたりしてキャンプ場へ向かった。
 今回はせっかくスチールベルトを持っていくのだからとラゲッジスペースのドアを開けたすぐ前にアイスボックスを置き、買い物はすぐにアイスボックスにおさめようと考えた。
 
■ チョコパフェに追いやられる
 久しぶりにコンテナからスチールベルトのアイスボックスを出そうしていた矢先、わが家にコールマンのスチールベルトのアイスボックスが宅配便で届いた。しかも、見慣れない茶色、いわゆるチョコパフェである。女房の話だと、せがれがネットオークションで落札した品物だという。
  
 先日、ぼくがコールマンカナダのジャグを買ったとき、せがれがほしがっていたチョコパフェのジャグがあったので一緒に買って彼の誕生日祝いにしたばかりだった。
 それで調子こいて彼はチョコパフェのアイスボックスまで買ったらしい。ということは、9月のキャンプもこれらを持って一緒にくる気だということだ。
 ジャグなど一個あれば事足りる。つまり、ぼくのところへやってきたふたつの新しいジャグの出番はなくなる。
 
 チョコパフェなんて、こんな色のシリーズがあったことさえ、つい最近までぼくは知らなかった。これらはせがれが生まれ育った時代のコールマン製品である。
 まだ二十代から三十代にかけてのぼくはコールマンのキャンプ用品など高値の花すぎて興味すらなかった。野遊びだってできない時期でひたすら働いていた。いま、そんな時代のコールマンを使えるだけ、ささやかだけど、少し豊かになって、やっぱり幸せなのだろう。


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