備忘録かな

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社会勉強 スシロー

2012-06-14 11:22:33 | 時事ネタ
最近、近くに回転寿司のスシローが出来た。

開店から1か月以上経ち、平日午後でも待ち人が列をなしていた。
テレビCMもやっていて興味があったので、予備知識ゼロで探検してみた。

結論からいうと、正直、店の徹底した管理ぶりに衝撃!
まず、待合室。タッチパネルで大人と子どもの人数を登録すると
銀行や郵便局みたいな番号が書かれた紙が出てくる。
順番が来ると名前では無く、番号で呼ばれる。

注文もタッチパネル。2人に一台の機械しか無く、お一人様同士は隣客と共有する。
戸惑ったので隣の男性に聞いたら、丁寧に教えてくれた。
タッチパネルで売り上げ管理をしているわけではなく、
計算はあくまで皿の数(1皿105円×皿数)なので、これは注文のみに使うのだと。
なるほど。かなり慣れている彼のおかげで助かった。

次に、値段。どうやったら全皿105円なのだろうと思っていたが、
マグロなどは1皿に1貫しか載っていない。なるほど。
安いと言えば確かに安いのだが、私が頼んだ青魚など、
切り口がチェーンソーで切ったみたいにざらざらしていた。
冷凍の状態で工場でカットして、店頭で解凍して提供しているのだろうか。
仮にそうなら、お店に板前さえいらなくなる。

うどんも名物だと貼り紙があったので頼んでみた。
まさかの回転レーンで流れてきた。伸びるやろー!

最後に会計。店員を呼ぶとバーコードリーダをもってやってきた。
高く積まれた皿の真後ろにパウチされた細長い紙を置く。
その紙には1皿、2皿・・・とそれぞれの高さにバーコードが印刷されている。
昔、バイトは数くらい数えればできる単純・定型・補助業務だと言われたが、
ここは数を数えることができなくてもバイトが出来る。

黒くスモークがかかったアクリル板の向こうの厨房では、
1メートル弱の高さまで積み上げられた皿が流れていくのが見える。

片付けの様子を見ていると、店員は直方体のコンテナみたいなプラ容器を持ってくる。
その容器を斜めにし、食べ終わった皿は容器の底面では無く、側面に積み重ねていく。
つまり、この方法を取れば、運ぶのが上手でないバイト君も、
皿を落としたりすることがない。運ぶときには容器を水平にすれば、
皿はすべて垂直にぎっしり積まれていて、それを運ぶのだ。
女性バイトでも運べるように、各皿とコンテナの軽量化はもちろん考えられているはずだ。

食べ終わっての感想は、正直、自分が工場のラインの一部になったような気持ち。
だが、お客は安さを求めて行列をなす。
カウンターで寿司を食うのも文化だが、このようなスタイルの回転寿司に行列をなすのも文化だ。

正直、すごく勉強になった。




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