R139を河口湖から山中湖方面に進み、「忍野入口」交差点を左折し、「デイリーヤマザキ忍野店」の先の十字路を左折。150m程進み、「忍野八海」の看板を左折。
忍野八海
9/4の「もしもツアーズ」で立ち寄っていた、パワースポット。
場所から分かる通り、富士山の湧水群。入場無料。
というか、民家のある住宅地内に点在していて、囲いで囲った園地ではない。
池のそばの建物はお土産屋や食べ物屋、旅館などが多いが、ただの民家もあり、居間でくつろぐ住民と目が合ってしまうことも。
全部で8涌池と1人工涌池が比較的狭い範囲で点在していて、散策して廻る。
忍野村の村営無料駐車場もあるようだが、入口の手前にあり、そこからだとかなり歩くかも。
個人店舗のお店がそれぞれ駐車場を持っており、それぞれの店を利用することで駐車場無料になる。
湧水池のそばまで進入できるが、道は細く、実際は観光客が道路いっぱいに歩いていて「本当に入っていいの?」と思ってしまう程。
また「店利用しない場合は別途駐車料を頂きます。」と書かれているが、誰が利用したのか分からず、
無料で駐車しても分からない。
手前の駐車場には観光バスもいっぱい停まっていてアジア系観光客も多く、まぁ、車は走りにくい。
バイクならゆっくり入って行って上手く停められそう。
食べ物屋の駐車場なら、そばを食べて無料駐車するのがいいかな。
忍野八海は全国名水百選に選定されているけど、全ての湧水が飲用できるわけではなく。
しかも、給水を止める所もあり、ぐるっと廻った後に寄ったら停止していた所も。
あちこち散策して観て廻るというスタイルで、河原の土道や階段も有り、ベビーカーを押して行ける所は限られます。
でも、いましたけどね。
コンプリートせずとも十分楽しめますからね。
では、歩いてみますか。
<湧池>
中心部の「忍野八海」石碑が立っている場所。ここを管理している店が飲用の湧水を出している。
「30秒間手を入れてください」と書かれた溜まり水に手を入れると、ホントに冷える!
この気持ちよさは暑い季節にぴったし。
この店、喫茶はコーヒー等の飲み物しかなく、あとはお土産物。
駐車場利用に店舗利用しようと思ったが、うーん、そばが食べたいので断念。
池は見た目に涼しげで、青白い水と川魚がよく見える。
<中池>(人工池)
この池が忍野八海の中で一番大きく、しかも見ごたえのある水のきれいさ。
これが人工池とは思えないほどきれいで、溶岩石で作られているので、観ていて気持ちいい。
また、御土産・屋台もあり、ここが一番混雑。
店の軒先から水がしたたり、水際の足元にも水が流れ、一番気持ちいい所。
中心部
水深10mの丸い池は、人工的な感じはせず、色々な川魚が泳いでいる。
水底までくっきり見え、じ~っと眺めていると距離感が分からなくなり、不思議な気分。
湧水の飲み場・神の水もある。
青白いバナジウム天然水だ~。
川魚たち
丸い池で360度観れるので、色々な角度から見ると涼しい気持ちになってくる。
水車
中池から流出する水の流れで水車が廻っている。
カラカラと廻る様を見ていても気持ちいい。
水車の反対側は水しぶきがあってもっと気持ちいい。
お店のおじちゃんが「マイナスイオンいっぱいだよ~」とにっこり笑ってた。
挽き臼
実際にそばを挽いていて、向かいの店でそばを提供している。
こんな風に利用していたのかぁ~と、しばし眺めてしまう。
そばは食べずに、その下流にある湧水へ。
<濁り池>
中池の下流とは言っても、それぞれの池から湧水が出ているので、それぞれの趣がある。
ここは浅瀬で水草がそよいでいて、ゆらゆらと揺れる水草がまた清涼感がある。
ゆるやかな流れを眺めているのもいいね。
ありゃ?そばで鴨がくつろいでた!
<銚子池>
濁り池の川を渡り、草原地の池を覗くと、溜め池の湧水のようで。
臭くはないけど、コケがいっぱい。
<お釜池>
銚子池から川の下流に歩き、T字路に合流した川を渡ってそば屋の脇に入る。
こじんまりとした池と覆いかぶさる木々の木漏れ日で、喧騒の中の静けさを感じる。
ちょっと小さいのでしばし眺めて次へ。
<鏡池>
来た道を戻り、中池の上流にあたる道を進むと左側にある。
え?ちょっと、田んぼの水たまりにみえてしまうけど。
ここは鯉が泳いでいる。
中池と鏡池の途中の左側にうどん屋があり、素うどん300円。
このうどんが一番食べたかったけど、13:30過ぎには閉店してしまった。
うー、残念。先に食べておけばよかった。
<菖蒲池>
鏡池を左側に観て、十字路を右に進み、しばらく歩くと菖蒲池の案内。
なんか人の敷地に勝手に入っている感じがして、進むとペンション?民宿?のような建物。
畑の畔道を歩いていくと、ただの水たまりの様な池が。
この池は、、、観てもどうかと。
茶屋が見えるのでそちらに向かうと、自由に利用できる休憩所と茶屋。
中心部から少し離れているためか人は少なく、茶屋がいい雰囲気を出していて、コーヒーをゆっくり飲むのによさそう。
雲が無ければ茶屋の上に富士山がくっきりと顔を見せるポイントもあります。
ここでも湧水が飲めます。
<出口池>
忍野八海のエリアからちょっと離れた所にあり、歩いて行ったら20分位歩く。
民宿が管理しているようだ。
そばには駐車場もなく、誰もいなかった。
全制覇する人は少ないかも。
ここまで来なくても結構歩くので、もう満足してしまう。
でも、忍野八海の中で一番大きい。
池の半分は木々が覆いかぶさっていて、でも浅瀬でゆっくりと水が流れている。
どこから水が湧いているのか分からないので、ただの溜まり水にも見える。
新名庄川
涌池が流れ込み、濁り池も流れ込む中心部を流れる川。
銚子池やお釜池に行く時に、1人サイズの土道を歩きます。
あ、釣り人が。
入漁券を買えば釣りをしていいみたいです。
ここまで観て、あと1つ。
底抜池は、はんのき資料館(300円)内に入らなければ見ることができない。
正直言って、これだけの湧水池を見たら、お金を払って観る気力が失せてしまう。
十分見ごたえはあるし、それだけの時間も費やしているので。
湧水群のことを詳しく知りたい人は立ち寄ったらいいでしょう。
道すがらにある説明もちょっとあるけど、資料館の方がより分かるかも。
都心から近いので、日帰りの観賞でも十分だし、観光客の少ない時期にゆっくりと眺めるのもいいですね。
なんか、遠くの観た事無い風景もいいけど、たまに行く落ち着くところもいい。
忍野八海は個人的には好きだけど、どこに車を停めるかで毎回悩みそう。
村営駐車場は八海の入口から離れており、発見できなかった。
大型バスも来ていて、アジア系外国人も多い。富士山登山口と忍野八海が観光コースになってる。
実は最近ここを知ったのだけど、こういう湧水群を大切にして楽しむ日本人の心が、「日本」を表す一面なのかもしれない。
外人さんたちの会話を聞くと、あらためて知った気もする。
四季を楽しむように、また行きたくなりました。