日中の停電であれば、太陽光があるのでさほど不便さを感じないのですが、
夕方以降の外灯が点灯する頃から不便になってきます。
また、なんとか電車で最寄駅まで着いても周りが真っ暗だと歩くにも支障をきたします。
電車通勤時でも懐中電灯を持って行っている人もいるでしょうし、
車でも駐車場から帰宅する時に懐中電灯を使用している人もいると思います。
今回の停電に限らず、いつ災害に遭い停電になるかもしれない危機管理として、
懐中電灯の備えは大切です。
計画停電が予定されている地域の人達は、それぞれ準備されていると思われますが、
乾物類を買いまくるよりも、現在の置かれた状況をより快適に過ごす事の方が、
よっぽど得策なのではないかと思います。
食料を買い込む動きが首都圏には多いですが、乾き物の食糧より生鮮ものの方がやっぱりいいですから、
個人的には、その日に消費する分をその都度買えばいいと思っています。
乾物類の消費は意外と面倒です。
だって生鮮食品があるのに、消費するために貧しい食事になりますから。
(カップ麺をいっぱい買って行った家族、それを消費期限内に消費してしまう時に、食べる時にわびしさを感じるであろう事を杞憂して見ています。)
必要最低限の保存食を確保しておけば問題ありません。
有事には救援物資は必ずあります。
また、災害時には自宅に居られない事の方がかなり多いし。
いろいろな懐中電灯がありますが、常備しているものを紹介します。
2灯式ライト
これは、頭にバンドでセットして使用するライトと、据え置き型ライトの2つになっているものです。
(ヘッドライト部)
ヘッド固定ライトと本体はケーブルで接続し、本体との脱着が可能。角度調整も可能。
(本体)
据え置き可能なアームがあり、角度調整が可能。吊り下げ使用も可能。
乾電池は単3型4本使用で、据え置き型ライト本体に格納します。
同時点灯も可能になっています。
手で持つ必要が無いため、非常に便利です。
本体部を服のポケットに入れれば移動も自在です。
ヘッドライトは視線の先を照らしてくれるので、手元から遠くまで自在に照らします。
20年以上前に購入したもので、アウトドアショップで購入しました。
主にバイクツーリングで利用していました。
単純な作りですが意外と壊れませんね。
もう記憶にないのですが、多分、2~3千円位だったと思います。
今回の停電時では、暗闇の中でこれを使って読書しながらコーヒーを飲んだり、
携帯電話で情報を見たり、トイレに行ったりして一番役立ちました。
トイレでバケツの水を流す時、両手使いますから。
これ1つだけでも問題無く過ごせますね。
ヘッド固定型ライトは現在でも売っていると思いますが、
ライト部に乾電池を入れるタイプは利用時に重いため、
ずっと装着していると頭が疲れるかも知れません。
ランタンライト
通常の手持ち懐中電灯利用の他、横方向に拡散するランタン機能を備えています。
手持ち懐中電灯使用
手で持つ懐中電灯としての利用です。
ランタン使用
上部を引き出すことで、横方向に光を放射し、全体を照らします。
テーブル等に置いて照らしても良いし、天井部から吊り下げて部屋全体を照らすことも可能。
単3電池4本使用。でも、消費電力が高い気がします。
これも20年前のバイクツーリング時に購入し、使用しているものです。
(バイクツーリングで使用したという事は、振動等の外的な衝撃にも耐えるという意味です)
カラビナは追加購入してセットしています。
テント内の天井部から吊るして全体を照らすのに便利でした。
辺りを全体に照らしてくれると、間接照明みたいで安心感があります。
これも作りは単純で壊れていません。
Coleman製で、今でも同様な製品はあると思います。
記憶にないのですが、高くても5千円はしていないと思います。
今回の停電では、テーブルの上に置き、部屋全体を照らし、
トイレに行く時は、カラビナで腰に装着して移動したりしてます。
乾電池の消費を考慮して、必要時のみの利用でもいいですね。
多機能型手回し充電ライト
防災グッズでよく見かける、手回しで充電できるタイプのライトです。
(ライト)
スポットライト点灯(電球点灯)
ランタン点灯(蛍光灯点灯)
警告灯(赤色2点点灯)
(サイレン)
警告灯点滅とサイレン発信
(ラジオ)
FM/AM受信
イヤホン端子からイヤホンでの使用可能
(携帯電話充電)
FOMA/au/SoftBank各キャリアの携帯電話を充電
(電源供給)
単3乾電池3本
手回し充電
外部電源用入力端子
本体裏側
手回し充電のレバーがあります。
毎分120回転位が良いと説明書に書かれています。
スポットライト部
90度可変で角度調整可能。
外部接続部
左から順に、イヤホン端子/外部電源用入力端子(DC6V)/携帯電話充電用出力端子(DC5V)
ラジオの音声は避難所等で、他人には迷惑になる場合にいいです。
イヤホンや外部電源を利用するためのケーブルは付属しないので、別途用意する必要があります。
イヤホンは別で持っていますが、外部電源用ケーブルは用意していません。
携帯電話充電のケーブルは付属しています。
携帯電話充電のケーブル
本体接続のケーブルと、各社携帯電話の接続部がポーチ入りで付属しています。
充電は乾電池ではできず、手回し充電のみです。
また、手回ししながらの通話も可能です。
全ての機能を試してはいません。
蛍光灯ランタンはとても鮮明に照らしてくれるのでいいです。
携帯電話に供給できることも、大きなメリットです。
これ1つでいろいろな事ができますが、複数の同時利用はできません。
今回はこれでラジオを聞いていました。
電灯として利用するよりも、ラジオ受信は電力消費が少ないです。
5年前にホームセンターで購入したもので、2~3千円位です。
アーム型ライト
電池格納部がクリップになっており、はさんで取り付けることができます。
アーム部は自在に動きます。
ライトはLEDタイプで鮮明にスポット点灯します。
電池はボタン電池使用です。
3年前に楽器屋で2千円位で購入しました。
主に、ステージ上で楽譜立てに付けて暗転時でも楽譜を照らすタイプです。
でも他に、帽子に付けて手元を照らすのにもいいです。
今回は、玄関に設置しておきましたが、使うことはありませんでした。
現在、4タイプのものを常備していますが、共通している点では、
・手持ちタイプの懐中電灯は用意していない
・同一の乾電池タイプのもの
・単一機能より多機能タイプ
・用途別に用意
という感じです。
既に停電で暗闇を経験している人は分かると思いますが、懐中電灯を手で持つということは、
片手が塞がってしまい、とても不便だということです。
なので、基本的に手で持つだけの懐中電灯は使用していません。
懸念事項としては、「防水仕様のものを用意していない」という部分があります。
完全防水でなくとも、せめて生活防水仕様のものを用意しておきたい気もしています。
生活防水仕様の懐中電灯は、ペンライトが多いですね。衝撃強度もあるものもあるし。
ただ、ペンライト単体で買うより、帽子やゴムバンドでペンライトをヘッド部に
固定装着できるものと一緒に買っておきたいものです。
これから懐中電灯を購入するのなら、100均ショップで売っている懐中電灯を買うよりも、
いろいろな用途をシミュレーションして買ったらいいと思います。