聖蹟桜ヶ丘駅のそばでランチ。
川崎街道を稲城方面に歩いて、松屋、東秀を過ぎた一兆堂のビル3F。
ニュー ダウラギリ・聖蹟桜ヶ丘店
東京都多摩市関戸2-39-15 桜ビル3F
042-337-9779
ランチ 11:00~15:00
ディナー 17:00~24:30
年中無休
2008年にOPENしたネパール・インド料理店。多摩センターにある店の支店。
ネパール・インド料理と書いてあるが、ほぼインドカレー店。
夜のメニューが分からないが。
店長はネパール人。
以前は店名が「ダウラギリ」だったと思うが、ビル入り口の看板には「ニュー ダウラギリ」と。
このビルの前の歩道、夜は客引きする兄ちゃんがウロウロしてうざいため、かなり不快になる。
そのためか、昼はともかく、夜は街道側に顔をそむけて歩いてしまうため、OPENしてもしばらく
気が付かなかった。
初めての人は、ランチ利用をお勧めします。
ランチメニューの紹介を。
カレー8種類。
チキン/野菜/ポーク/キーマ/マトン/バターチキン/豆/日替わり。
辛さ5種類。
甘口/普通/中辛/辛口/激辛。
ドリンク5種類。
チャイ/ラッシー/マンゴラッシー/コーヒー/烏龍茶。
(Hot/Coldが選べるかは未確認です。)
全てのランチメニューには、サラダ、ドリンク、ナンorライス付き。
日替わりセット680円。
日替わりカレー。
Aセット750円。
日替わりカレーでなくお好み。
Bセット900円。
日替わりカレー+お好きなカレー。
Cセット1050円。
お好きなカレー、タンドリーチキン、シシカバブ。
ネパールセット1050円。
サグチキン(ほうれん草とチキンのソテー)、タンドリーチキン、豆カレー、アチャル(大根の漬物)。
ナン、ライス、ドリンクお替わり100円。
テーブルの備品チェック。
テーブルの端に箸入れ。箸の下にスプーン。で、フォークはない。
ちょっと、へぇ~な感じ。
ストローもテーブルの端にあります。
ついでにつまようじも。
和洋折衷ですね~。
本日の日替わりを聞くと、玉子カレー。
で、注文したものは、
Bセットでバターチキンカレー、辛さは辛口、
ナン、
ラッシーで。
注文して最初に2~3分ででてきたサラダとラッシー。
でも、メインメニューが出てくるまで待ちます。
10分位して出てきたメインのカレーとナン。
玉子カレー(画面下)とバターチキンカレー(画面上)。
コーヒーフレッシュ?生クリーム?がかかってる。
ナンは結構大きい。
これ、焼きたてですね。
トレイは銀食器でなく四角い和盆!
カレーとナンで占められてサラダの小鉢も載らないサイズ。
実況報告ですから、別に良い悪いの評価ではないですよ。
ただ、このような店で「和風」テイストを感じたのは初めてだったので。
まずはサラダから。
サラダは和風の小鉢で、手で持って箸で食べるスタイルのサイズ。
キャベツ主体でサウザン・ドレッシング。特に変わった点はない。
普通に家庭の食卓でも食べている味です。いい意味で。
カレーの時はお口直し的に食べたいので一口で止めて・・・。
次に日替わりの玉子カレー。
玉子は固茹で卵でカレーに溶けている訳ではなく、ちょっとした具の中でのアクセントか。
辛くない。日替わりは辛さは普通か?
脂分も少なく、小麦粉と香辛料ベースのカレー。
この手のカレーに慣れていたら、刺激の少ない、意外と安心する味。
食べやすい味ですね。
玉子カレーって標準メニューにないけど、日替わりカレーはそういうコンセプトなのかな?
重複して注文することがないからいいけど、他にどんなメニューがあるのか探究心を
刺激されるかも。
日替わりカレーの表示は外にはないので、店に入ってからのお楽しみですね。
次に、バターチキンカレー。
色は日替わりと同じで黄土色。
あれ?辛さは日替わりと同じ?辛くない!
ベースのカレーは同じ味。
うっすらと甘みもある。
バターといっても脂はあっさり。へぇ~~~。
なんか、カレーに対する食感や印象を拭い去る感覚。
飛び抜けてうまいとか、特徴のある味ではなく、毎日食べられるカレーと言うのか、
日本人が毎日食べている和食のような、変にとがった部分の無いカレー。
脂っぽくなく、辛過ぎず、あっさりのちょい手前みたいな感じ。
和風カレーのようなダシの効いた味ということでもないけど、毎日食べれるような。
これ、日本人の評価を聞いて改良したのか、元々の自国で食べているカレーなのかは
分からないけど、少なくとも味見はしているだろうから、自分も食べれる味なんだろうな。
カレー=辛い刺激の食べ物、という概念を覆すような感じ。
塩分とか香辛料とか多く入れれば味は濃くなるけど、それだと毎日はきつい。
適度な塩梅で日常食として食べられるカレーだと思う。
なんか、食べ進めながら考えさせられた。
そりゃ毎日・毎回食べれるカレーって、刺激が強けりゃ無理だよな。
そういえば、かなり辛いカレーを出す店でインド人の店員が、
「日本人が食べるカレー、辛すぎて食べれない。」と言っていたな~。
ナン。
これの焼き上がり時間に合わせてのメインメニューの提供だったのだろう。
変に味付けしてないので食パンのように何枚でも食べれる。
これって、ホント日本の白ご飯なんだろうな。
しかし、きっとグルメな人が食べたら、もっちり感が足りないとか言うかもしれない。
でも、増粘剤が入っていないからではないかと感じる。
妙な、媚びる味ではないです。
1食で何回分かの食事の満足感を与える味より、毎日食べれる分量の塩分とかある訳で。
それなりのボリュームがあり、お替わりはできなかった。
女性ならこれで十分!標準なボリュームです。
がっつり食べたい人には…、お替わりかもしれないけど、
カレーが辛くないので、お替わりしたらおかずが足りないか。
カレー2種類のBセットがお勧めですね。
でも、最後になって、多少の汗は出ましたけど。
それより、食品添加物系の味付けでないものを食べた時は、汗が出にくい気がした。
実は、日本の店で食べると、辛口ではないのに妙に汗が出る気がしてます・・・。
そのような店で感じるのは、決まって食品添加物系の味だったりするんですよね。
塩分が濃いのかもしれないけど。
さぁ食べ終わって、食後のラッシー。
ヨーグルトと牛乳、砂糖も入ってる。
でも飲みやすくて、ストローでちまちまと飲むより、グラスに口をつけてゴクゴクと飲みたい味。
やっぱり暑い国で飲む甘い系のテイスト。
飲みながら、暑い国で糖分補給してる気持ちに馳せて。
辛いもの(食欲増進)と甘いもの(脳への栄養)のバランスを感じますね。
食べ終わって、日本系カレーを食べた後の、植物性油脂を使ったカレーを食べた後の、
ゲップの気持ち悪さが無いことがわかったよ。
こういうカレーの方が、毒にさらされていないんだろうな。
店の入り口奥にたむろしていた外人、店内で外国語だけが飛び交っていた雰囲気、
バーの居抜きでやっている店のレイアウト。
様々な意味で異国的だけど、よくわからんBarに入るより安心して入れる店。
なにより、日本人が描いている異国人への畏怖が、実はネパール・インド人は内向的で、
下手な日本人よりおっとりしてることを知ったら、純朴な人柄に出会い安心に変わるだろう。
よっぽどビル入り口の客引きの日本人の方が嫌悪感。これを掻き分けて店に入る勇気を!