初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第430回】上足の文化

この仕事をしていて、いつも思う事は

日本人に合ったリビングの過ごし方とは

どういうものかという事です。

ちょっと、日本人のリビングを探訪してみましょう^^

まず、日本人がユカ座の暮らしを忘れない

のには、上足の文化が残されている事が

大きいと思われます。玄関の上がりかまち

で靴を脱ぐことで、室内には清潔感が保た

れています。その為、気持ちよく直接床に

座ったり、寝転んだりすることができます。


また、畳が普及したこともユカ座の風習

を築く大きな要因になっています。

本格的な和室でなくても畳を敷きたいと思う

人は、まさにユカ座の暮らしをを望んでいる

人です。ユカ座の暮らしを望む人の中には

椅子にかけるよりも床に座る方が姿勢を保てる

と感じている人もいます。

同じように上足のスタイルである韓国では、

オンドルが畳と同じ役割果たしました。

床暖房としてのオンドルは、石の床材の上に

紙を貼って仕上げてあります。

床暖房では、やはり直接座るのが、気持ちの

良い事です。

日本と韓国のどちらの国も、イス座の国である

中国の影響を大きく受けながらも、ユカ座の

暮らしを築いてきました。

面白い事に同じユカ座でも、実は日本と韓国では

座り方に違いがあります。

日本では正式な座り方は正座とされ、韓国では

男性は胡坐で、女性は立て膝で座るのが正式

な座り方です。
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