救い主の降誕の地について,預言者ミカは次のように言っています。「しかしベツレヘム・エフラタよ,あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが,イスラエルを治める者があなたのうちからわたしのために出る。その出るのは昔から,いにしえの日からである。」(ミカ 5:2)
ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えています。「主が誕生の地として選ばれた場所は,エルサレム近郊のベツレヘムでした。では,なぜベ
ツレヘムだったのでしょうか。 ヘブライ語で『パンの家』という意味を表すベツレヘムという地名の中に,何か象徴的な意味がひそんでいるのでしょうか。大いなる主は,御自分のことを
指して『命のパン』と言われました (ヨハネ 6:48 参照)。
それを考えると,『命のパン』である主が『パンの家』でお生まれになったということは,いかにもふさわしいことではない
でしょうか。」1
「降誕」デビッド・クーク画、 ALL RIGHTS RESERVED 2022 / BRIDGEMAN IMAGE
「いつも主を覚え」の一部、ロバート・T・バレット画
注
1.ラッセル・M・ネルソン「この聖地にて」『聖徒の道』1991 年 2 月号
2022年12月号からご紹介しました。