マタイ8:23それから、イエスが舟に乗り込まれると、弟子たちも従った。
8:24すると突然、海上に激しい暴風が起って、舟は波にのまれそうになった。ところが、イエスは眠っておられた。
8:25そこで弟子たちはみそばに寄ってきてイエスを起し、「主よ、お助けください、わたしたちは死にそうです」と言った。
8:26するとイエスは彼らに言われた、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」。それから起きあがって、風と海とをおしかりになると、大なぎになった。
8:27彼らは驚いて言った、「このかたはどういう人なのだろう。風も海も従わせるとは」
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嵐からの避け所
暴風雨の中で避難所に身を寄せたことがありますか。降り注ぐ雨が屋根に 激しくたたきつけ,ほかの音をかき消します。嵐の中でぬれずにいるためには, どうすればよいのでしょうか。救い主の力と臨在は,そうした避け所のような ものです。
『リアホナ』の今月号は,イエス・キリストが人生の嵐の中でどのように平安 をもたらしてくださるかに焦点を当てています。試練や困難は否応なしにやっ て来ます。しかし,雨の中でも避難所にいればぬれずに済むように,わたした ちがイエス・キリストを招いて人生の旅に同行していただくなら,主は嵐の中 で平安を見いだすのを助けてくださいます。ディーター・F・ウークトドルフ長 老による記事「わたしの平安をあなたがたに与える」(4 ページ)をぜひ読ん でください。ウークトドルフ長老は次のように教えています。「自然の力を制御しておられるイエス・キリストは,わたしたちの重荷を軽くすることもおでき になります。」また,「たとえわたしたちが苦しみ,悲しみ,主を待たなければな らないとしても,わたしたちの心から平安が取り去られなければならないとい うことはありません。」
わたしも人生の中で「嵐」を経験してきました。それらの試練はわたしに,イ エス・キリストは確かに唯一の永続する助けと平安の源であられることを教え てくれました。わたしが記事「起き上がらせる力」(40 ページ)で分かち合っ ているように,救い主はわたしたちの家路をともに歩んでくださり,しかも喜ん でそうしてくださいます。わたしたちが約束された祝福を待つ間,主はともに いてくださいます。そして,主に引き上げていただくのに遅すぎることは決して ありません。主はあなたを愛しておられます。どんなことに直面しているとしても,あなたが主に自分の避け所,安全な場所となっていただくように祈ってい ます。
愛を込めて,
ボニー・H・コードン 中央若い女性会長
( リアホナ 2023年3月号からご紹介しました。)