【二木啓孝】 金正男が暗◯された裏事情 くにまるジャパン 極 2017年2月15日
今日の産経新聞一面トップ見出しは、【金正男氏暗殺】【北工作員?毒針刺す】【マレーシアの空港、女二人組】、三面では【無慈悲な処刑 北の歴史】【中国での行動、逆鱗触れる?】
金正恩と言う北朝鮮のボスには、日本のメディアはどんな仇名を付けてきたでしょうか。昔『暴君ネロ』と言う映画がありましたが、当時の時代背景の中でも、反逆者に対する処刑が少し多く目立ったという位のものでした。
トランプ大統領も立候補した当時は「暴言王」と必ず頭に載せました。国防長官も「狂犬」と言うあだ名があります。日本のメディアは、どういう訳かチャイナや朝鮮半島には優しい傾向があります
金正男氏と言う、儒教学的に言えば一番後継者に近い長男でしたが、チェチェ思想と言う独自の思想体系を生み出した、北朝鮮では、ロシアやチャイナの言いなりには成らないという思想戦争で、自分たちの言い分我儘を押し通すことに成功しました。
共産主義国では、一家族の世襲制など許されないはずですが、昔の封建王族のように、当然のように金日成以来、その家族が後を継ぐのが当然のような空気を作り、世界のメディアも目をつぶって、見ないふりをし続けてきました。
日本のメディアや政治家の一部も、その体制を疑わず、呼ばれるといそいそと得意げに訪問して、ツーショット写真を披露します。その金正男氏が、マレーシアで不審な死を遂げました。45歳でした。
このニュースは韓国経由で日本に入ってきましたが、北朝鮮では、何の反応もなく、弾道ミサイル成功祝賀大会で、このニュースをまだ報道していないようだと昼のテレビニュースは伝え、女性工作人(スパイ)二人に毒針で暗殺されたと韓国では報じています。
金正男氏は儒教的教養で行くと日本で言えば皇太子に準じるものですが、魑魅魍魎な共産党政治の中では、何が起こっても不思議ではありません。金正男氏は北朝鮮に何かあったとき、北朝鮮を吸収したときの傀儡的主席に置く危険性を秘めていました。
金正恩書記長はその危険を察知して、2010年に抹殺することを決め、2012年に暗殺員を派遣したと韓国は伝えています。実に5年がかりの、気の長い作戦でしたが、チャイナがどういう反応を示すか興味深いところです。
新聞によると★・・金正男氏をめぐっては金正恩政権が発足した2012年から「場所、手段を選ばず、正男氏を除去せよ」との指令が出されていたとされる。
世界一報道規制の厳しい北朝鮮では、いまどんなことが起こっているか、人口はどのくらい減っているのか、よくミサイルを飛ばす資金があるのか、相変わらず日本からの資金がわたっているのかさっぱりわかりません。
日本のメディアの中には北の工作人が多く入り込んでいると言われています。この日本でさえ北と南は別々で、本来であれば在日が両国の仲介をすべき立場なのにそれどころの話ではありません。日本の中でも北と南に分かれて争っています。
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産経ニュース・平成29年2月15日より
【金正男氏殺害】(平成29年2月15日 付)
親族であっても無慈悲に処断する…金正恩政権「粛清」の歴史
【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(ジョンナム)氏(45)がマレーシアで殺害されたとの情報にからみ、北朝鮮の工作員の犯行の可能性が浮上しているが、金正恩政権の北朝鮮では十分にあり得ることだ。
北朝鮮では2013年12月に金委員長の叔父、張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長(当時)を突然、全職務から解任、党から除名し、処刑した。
当時、朝鮮労働党の政治局拡大会議では、「党内に潜んでいた偶然分子、異色分子が分派活動により自ら勢力を拡張し、党に挑戦する事件が起きた」ことに関連し、「張成沢が行った反党・反革命的宗派行為、反動性が暴露された」とした。
張氏が「金委員長の命令に従わないという反革命的な行為を行った」ことが処刑の理由だった。
張氏は金正日総書記の妹、金敬姫(ギョンヒ)氏の夫で、党を中心に活動。中国や韓国を訪問したこともあり、北朝鮮では数少ない「外部を知る人物」であった。11年12月の金総書記の死後は敬姫氏とともに、金委員長への権力移行に努めてきた。
親族で後見人であった張氏を処刑した金委員長の手法を、韓国政府は朴槿恵(パク・クネ)大統領自らが「恐怖政治」と呼び非難していた。
しかし、金委員長にとっては自らに意見する者、逆らう者は親族であろうが冷酷なまでに消し去るべき存在なのだ。その後も側近幹部の粛清や更迭の情報は当然のように続いた。
異母兄に当たる金正男氏は、張氏とは親密な関係だったとされる。日本など海外メディアにもインタビューなどで、金委員長の世襲にも言及していた。
さらに、北朝鮮との関係が悪化する中国が長らく金正男氏の背後におり、中国国内で半ば“自由”に行動していたことが、金委員長の逆鱗に触れた可能性がある。
北朝鮮当局の関与、金委員長の“暗殺指令”があったのであれば金委員長は金正男氏を囲い続けてきた中国の反発を見越した上で、兄の処断を実行したことになる。金正恩政権の維持のための“金正恩恐怖統治”の歴史は進行途中であり、今後も続きそうだ。
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金正恩恐怖政治を、昔ならいざ知らず現在の世界は許し続け、無視し続けるのでしょうか。アメリカは最近「首狩り作戦」と称して、金正恩氏の暗殺計画があると聞きます。
日本も拉致家族救出のための特別部隊出動の計画さえあると聞きます。チャイナは今北朝鮮に関わっている暇はないほど経済が危険な状態に陥っていますが、それでも北朝鮮の面倒を見てきたのは、何かの場合役に立つと踏んでいるに違いありません。
しかし、スパイ映画のような暗殺が、起こっていても不思議ではありませんが、大韓空港事件でも、拉致事件でも、今回の殺害事件でも、北朝鮮は女性を使うというのは伝統的な何かがあるのでしょうか。テレビでは「辺真一氏」の出番がまた目立ち始めました。
しかし金正男氏の死を一番喜んでいるのは北朝鮮だけで、他の国にはほとんど影響のない事柄でしょう。韓国はどんな考えを持っているのかどうでも良いですが、金正男氏には子供がいると言われていますが、彼らが敵討ちをすることが出来るでしょうか。
チャイナの切り札が消えてしまった。これから大変な事態に進展する予兆がします
【速報】 金正男 暗◯される(゚д゚)! 2017年2月14日