歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

日本は混乱の中に光を見出せるか。

2016-04-16 11:03:56 | 産経新聞の記事から抜粋

 

 


 心が痛む災害がたびたび日本に訪れます。災害に遭われたことは本当にお気の毒で、心からお見舞い申し上げます。しかし日本の本当の底力は決してそういう人々を見捨てない伝統があります。

   地震被害を受けた熊本県南阿蘇村で、屋外に避難した人たち=16日午前6時37分(共同通信社ヘリから)

 熊本で大地震が起こりました。震度7だと言うことで、東北大震災の再来かと思われましたが、内陸型地震で津波の恐れはなさそうです。しかしテレビの実況がどの局見ても型通りで、だらだらと長すぎます。

 しかも特色が無く、無表情で読む、NHKは同じ原稿を繰り返し、まるでロボットのように振る舞って、それがスタイルといえば、何も言えませんが、まったく相変わらず代わり映えしないお役所仕事です。

  

 しかし変わった点は、自衛隊の露出度が昔と比べて圧倒的に多いと言うことです。相変わらず真っ先に乗り込んで、炊き出しやk¥廃墟のかたずけを始めています。しかし思ったより被害が出ないことに、驚いています。喜ばしい事と言えるでしょう。

 火災による被害が少なかったのは夜の9時という時間帯と、電化による生活基盤が多くなったためでしょうか。しかし地震だけがニュースではありません。テレビで流すニュースには尻尾があると青山繁晴氏が言うように、田母神俊雄氏の逮捕にも何か思惑があるように見えます。

  

 都知事の韓国に対する強い思い入れにも呆れかつ怒っています。せっかく特亜に対する外交変更を日本が取り出している最中、それに逆らうように、自虐史観丸出しのおべっか外交にはがっかりです。いったい舛添氏と韓国とのただならない関係でもるのでしょうか。

  

 権力を握ったら、まるで独裁者のように贅沢の限りを尽くすその態度に、まったく日本的価値観の一かけらも持ち合わせていないのでしょうか。態度のでかさに自分のしでかした贅沢に対する反省どころか、都知事としては当然だと開き直っています。

 よく都議会議員が大人しくしているもんだと驚いていますし、テレビのニュースショウでも全くと言っていいほど取り上げ非難などしません。おかしな事態だとは思っていないのでしょうか。

 日本の持っている価値観の一端ともいえる今日の『産経抄』をここに載せます。昔からこういう行動が一番軽蔑され、嫌われた行動だったのです。相手に対する思いやり日本はそういう国でした。国際的には損をしたことの方が多かったでしょうが、それが日本です。

 損をしているようで、長い目で見るとそれが日本の価値であり、強みでもありましたが、そこには大きな核がありました。舛添氏のやって居る事は、日本よりも韓国の立場で考えるどこか可笑しい、誰からも支持されない無理なことを強引に推し進めているにすぎません。

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【産経抄】 2016年 4月15日

聖徳太子の外交力 PR

 「和をもって貴(とうと)しとなす」。7世紀の初めに制定された「十七条の憲法」の第一条の冒頭にある。聖徳太子が国家運営の基本を示した言葉として、あまりにも有名である。

 ▼ただし、続きがあった。「人皆党(たむら)有り。亦(また)達(さと)る者少(すくな)し」。人間はとかく徒党を組みたがり、物事の道理をわきまえた人物は少ない。当時、豪族たちは派閥抗争に明け暮れていた。太子はそんな政治のありさまを憂えていたようだ。

 ▼韓国の朴槿恵大統領が置かれた状況は、さらに危機的である。13日に行われた総選挙で、与党のセヌリ党は、過半数に達しないどころか、第一党の座さえも最大野党「共に民主党」に奪われた。

  

 ▼党の公認候補選びをめぐって、大統領に近い「親朴派」と距離を置く「非朴派」の内紛が続いたのが、最大の敗因である。経済の悪化になすすべもない、朴氏に対する国民の不満も高まっていた。厳しい就職状況に絶望した若者たちは、自国を「ヘル・コリア」(地獄韓国)と呼ぶほどだという。

 ▼「レームダック」(死に体)化は免れない大統領のもとで、韓国の迷走は続くだろう。左派系の野党は、慰安婦問題をめぐる日韓合意に批判的で、米国への反発も強い。中国と北朝鮮が、このチャンスを逃すはずがない。日米韓の連携を崩そうと、あらゆる手段に訴えてくる。

 ▼聖徳太子は、憲法を制定してまもなく、大陸の巨大帝国、隋に小野妹子を派遣する。「日出(いづ)る処(ところ)の天子、書を日没する処の天子に致す。恙(つつが)なきや」。煬帝(ようだい)にあてた国書で、「対等な関係」を宣言する。

  

煬帝は怒ったというが、朝鮮半島の高句麗と抗争中だった隋に、日本を攻める余裕などなかった。東アジアの国際情勢を読み切っていた太子の外交力を今こそ、見習いたい。

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 安倍晋三政権も、マスメディアだけの報道から見ていると、あらゆる反対記事が満載です。ジャーナリストの本文は、現政権に対する監視役だと言いたいつもりでしょうが、そこには日本に対する敵愾心までもが垣間見えますが、どうなっているのでしょう。

 安倍潰しのためならメディアは何でも利用しようと虎視眈々です。反ってサイレントマジョリティは、しっかりとそれらを見届けているでしょう。そう願ってます。