「おおしたさん」のブログです

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帝王切開と早生まれ、4月上旬予定日の逆子ちゃん

2023年01月26日 | 安産・逆子
イルカは頭から生まれることを逆子と言います(^◇^;)


4月20日が出産予定日だと、本日(26日(木))でちょうど28週0日になります。

逆子で予定帝王切開がされるとすると、4月2日で37週3日ですので、多分4月2日以降の出産になり、早生まれにはなりません。

でも本日30週0日(4月6日が予定日)だと、4月2日で39週3日になるので早生まれになると思います。


ということで、早生まれを回避したい人が鍼灸院に多く訪れる時期にはいりました。来院が増えるのはひとえに早生まれの子はデメリットだと思っておられる方が多いという事と、仕事復帰の諸々に問題が生じやすいと思っている方が多いからだと思います。

逆子のお灸はとても効果があります。でも32週過ぎるとか、推定児体重2,000gを超えたりすると途端に動かなくなります。できたらその前にお灸を試していただき、自宅でのセルフケアに勤しんでもらいたいと思うのですが、最近の病院は逆子を放置するので、逆子対策の時期が遅すぎる傾向にあります。

ほんと、逆子体操を教えない病院が多くなりました。それどころか体操はエビデンスが無いとか、切迫早産になる可能性を指摘する医師もいたりするので、隔世の感を感じてたりしています。

実際、切迫のエビデンスがどこにあるのか教えてもらいたいほどなのですが、ここ10年で病院の逆子に対するスタンスは180度変わりました。

ましてやお灸です。医師はエビデンス云々無ければ眼中にあらず、です。とにかく回る子は回るし回らない子は回らないから、といった説明で妊婦の不安に向き合うことを拒否した感じ、なんだか心配になってしまいます。

この背景には、帝王切開が世間のコンセンサスを得られていると誤解している医師が多いのもその一因かもしれません。

帝王切開率は現在20%くらいです。5人に1人は帝王切開で生まれています。首都圏では3人に1人は帝王切開になってしまう高齢初産の割合が増えているので、医師は帝王切開率の高さに、逆子の心配に気を配れなくなっているかもしれません。

これは全くの私見なので間違えていたらすみません。
  • 帝王切開が増えれば病院への実入りも増えます。
  • 帝王切開は安全性を求める最終手段でもあるので問題が起きても訴訟は回避できます。
  • それ以上に予定が立つ帝王切開となるので、いつ生まれるかわからない子どもを取り上げるよりも安全に手術にのぞむことができます。
  • その時間をハイリスクの妊婦に充てることができます。
こう考えると、予定が立つ帝王切開は病院側からしてウィンウィンでしか無いように思うのです。だから逆子について何も言わない、ダンマリを決め込む病院が増えているのは仕方のないことかもしれません。

28週で逆子とわかり、その時点でお灸や体操を始める。お灸をしたグループとしなかったグループに果たして優位差が生まれるのか、そんな研究がしてみたいな、って思うのですが、なかなか難しいです。

そりゃそうですよね、逆子で生まれる割合は3~4%、年間1000人の赤ちゃんが生まれる産院でも3,40人くらいしか年間逆子が誕生しません。できたとしてもその人数での検証なので、ちょっと少ないかなって。

とりあえず、お灸を始めて体が楽になったという妊婦さんは多いです。体が楽になれば緊張も少なくなりますよね。お灸で緊張がとれるだけでも空間は生まれるというもの。推定児体重1,500gくらいまでなら、それだけでも自力で頭を下にしようとするのかな、って思ってみたり。

とにかく28週〜30週くらいにお灸を開始すれば、逆子の矯正率は優位的に上がるのではないかと思いますのでやってみる価値は大いにありますよ。

まぁ、逆子に対して何週であろうが「できることがありますよ!」というスタンスで治療しているので、逆子で悩む妊婦さんの福音にはなっているみたいなのです。

もうちょいがんばります!




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