「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

ハリって痛いの?(2)

2005年08月12日 | 東洋医学、東洋思想

 

ということで……どういうことだ~っ!!

……前回(1)からの続きです

 

 日本で使われているハリは細い!!

   ……って事を理解していただけたでしょうか??

 

 

だけど、生きている人間に鍼を刺すのですから、まったく痛くないということはありません。

刺す場所によっても感じ方が違うのでそこら辺は鍼灸師の腕の見せ所です。

だいたい手足の先っちょ…つまり指先は刺し方によって痛く感じる場合があります

だけどほとんどのところは 「蚊が刺す程度」 と考えてもらえれば結構だと思います。 

 

このハリをツボにそおっと近づけます。

 

このとき皮膚に当たっただけで症状が改善される場合があります。

ツボによって、その人によって必要なハリの深さがあるのですが、基本的には4㎜以上刺入すると効果が出ない場合が多いです。

特に内科的な疾患や、急性の腰痛等の場合、治療すると深く刺すと悪くなるか、悪くはならないけれどよくもならない場合が多い感じがします。

 

 

私は臆病で、慎重に事をすすめるタイプなので、テレビなどにも出るような「痛いところをハリでぐりぐりと刺激する激しい鍼灸治療はできませ~ん。

恐ろしくて考えただけでも背筋がぞくっとしてしまいます。

 

そういえば、先日友人にホームページの中の 「はり」と「ハリ」、「鍼」、「針」の区別がついていない と指摘されてしまいました。

漢字字典で調べてみると区別はないみたいだったので他の方に聞いてみると、東洋医学の世界では鍼は医療用・治療用のハリを表すようです。

鍼はカネヘンに感じるという意味で 「金属で強く刺激し病を封じる」 という意味を含んでいるようです。

とすると、鍼治療は元々痛かったのかも…。

 

 

私の鍼は痛くないですが(はずです)、日本人の中にも”ぶっ太い鍼”をブスブス治療が好きで、そういった治療じゃないと効かない人も”ちゃん”といます。

でもほとんどの鍼灸院は細い鍼を使っていると思います

 

まぁ…メディア的には派手な方が喜ばれるので「鍼灸は痛いもんだ!!」という悲しいレッテルが貼られることになってしまいましたが……本当はそうじゃないんですよぉ。

 

近年は、鍼について科学的に分析しようとする実験が多く行われています(詳しくはポリシーの中の「経絡治療を科学的に考えると……」読んでください)。

副交感神経を優位にする鍼治療の事を書いています。 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なかなか (キンブゥ)
2005-08-16 08:10:15
はじめまして、こんにちは



いつも面白い話、興味深く拝見させてもらってます。



興味はあるけど鍼はした事がありません。



私はちょっと遠いので行けないけど、東京の友達に行ってもらおうかな?
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ありがとう ( soy yo)
2005-08-16 09:19:18
コメントありがとう



性格で…あっちこっちに話が飛びますが、ご愛嬌と思ってくださいね。



お友達、是非誘ってください!!
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