またまた「新しい創傷治療」からのネタです。
消毒しなけりゃバイ菌はどうするの??っていう質問があったからです。
鍼灸師の手には負えないので、上記のサイトからまたまた抜粋させていただきます。
夏井先生ありがとうございます。
とりあえず、なぜ消毒するのか……??
実は医師も分かっていない方が多いみたいです。
以下は上記のホームページに書いてあります。
例えば大腸癌の術後、毎日、回診のたびに腹部の縫合創を消毒するということですが、
化膿されて怖いのは、お腹を縫った傷ではなく 手術した大腸そのもの ですよね。
夏井先生がまだ医師になって間もないころの話として
「消毒が傷の化膿にそれほど重要であり、化膿防止に必要であれば、なぜ大腸の手術したところを毎日消毒しないのだろうか?」
と疑問に思ったそうです。
消毒が本当に大切だというのなら、おなかの中を消毒すべきですよね。
だってウンコという大腸菌の塊が通り抜けていくわけですから……。
ここは「消毒できない上に大量の細菌が必ずいる」という「化膿」にとっては最悪の状態にあるのに、消毒しないのはなぜなのか……。
先生の眼のつけどころ……違いますね。
通常、おなかの中の大腸をつないだところ(大腸吻合部と言います)が化膿して縫合不全を起こすことは、稀だそうです。
夏井先生によると
例えば
「頬から口の中」 までの長大な傷を負った患者
頬の傷、唇の傷は消毒できても、それがもっと奥(それこそ喉の奥まで)まで連続している場合
「頬は消毒できるが,口の中の奥にある傷は消毒できないという理由で、前者は消毒し後者は消毒しないというのは論理的に不合理だ。」
と言っておられます。
確かに術後の傷は消毒しても、しなくても同じように治りますよね。
しなくていいなら止めてしまったほうがいい。
そっちの方が合理的で科学的だ。
10年以上も前から欧米の外科の教科書には
「創内に消毒薬をいれてはいけない。目に入れて安全なものしか傷の中に入れてはいけない」
と明記されているようです。
「創面(傷)を消毒しない」というのは世界の常識 のようです。
「赤信号・みんなで渡れば・怖くない」
今の世の中、こんな感じかな……
自分の感性に耳を傾けて、常識は先ず疑うことから始めたほうがよいのかもしれません。
特に今の日本の場合……。
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