高血圧症には2つの種類があります。
- 「本態性高血圧」……原因不明のもの
- 「二次性高血圧」……腎臓病やホルモン系の疾患等によるもの
二次性高血圧は、高血圧の原因となっている病気を治療することが必要ですが、ほとんどの高血圧症は本態性高血圧 です。
『患者よガンと闘うな』で物議をかもしだした、慶応義塾大学医学部講師の近藤誠先生は
本態性高血圧は、年齢や性別、身長、体重などの条件や、塩分、たばこ、アルコールなどの量に応じて、一人ひとりの体が自然に調節した結果の血圧です。
これを降圧剤によって血圧を強引に下げることで、心臓血管系の病気の死亡率を下げることが、当にできるのかどうか、よく分からない というのが現実なのです。
なぜなら、日本では 降圧剤の有効性に関する疫学的な調査が行われていない からです
と言っています。
高血圧症の治療について、近藤さんは
高血圧症と診断されたら、まず 非薬物療法を試みることが重要 です。
つまり、お薬にたよらなこと
肥満の人は減量する、食事の塩分を制限する、禁煙する、アルコールを控えるなどのライフスタイルを変えることで、それらの状況に応じて体が自らの血圧を下げます。
とアドバイスしています。
フィンランドの調査によれば、80歳代で、最大血圧が180ミリHgを超えた人たちの生存率が最も高いという結果が出ました。
高齢者になって血圧が高いのは、元気だという証拠なのです。
高齢者の場合は、降圧剤を服用して血圧を下げると、早死にする可能性があると言っておられます。
「高血圧は薬で下げるな!」(角川書店)のなかで著者の浜六郎先生は、血圧が180/100まで治療はいらない といっています。
高齢者の自立度の調査では、調査開始時より14年後の自立者の割合は、全年齢において、降圧剤を服用しない方が自立率は高いようです。
血圧の話は医師ではないのでうまく伝えられませんが、いろいろ読んでいると、うしろでうごめく拝金主義者が気になってしょうがなくなります。
最近の治療中の話の中で、
魚に水が必要なように
教会に不幸な方が必要なように
病院や治療院に病人が必要です
というような事が話題に上がりました。 (うちに来る患者さんには面白い考えの方がとても多く、毎日考えさせられる事ばかりです。)
私も病人が必要な者の1人です。これで食べています。
私なんか甘いものです。上には上がいます。
本当はどこかに病人を作っているところがあるかもしれません。
………環境ホルモン、ダイオキシン、マーガリン………
ハイハイって聞いていると、いつのまにか実験ラットにされちゃっているかも……。
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