調査終了。やっと落ち着けそう。でも・・・

私の勤める会社では、何も悪いことをしていませんが、
定期的に、国税が入ります。

営業利益はもちろん、経常利益段階でも黒字経営で、
毎年数億円の法人税をちゃんとお国にお支払いしている、
過去に赤字経営で税金を払わなかったことがない、
中小企業でも優良企業です。
（このような会社ですので、地元で働くなら入社した
かったわけです）

地元の税務署から来るのではなく、「国」「国税局」
から調査に来ます。

まぁ、顧問税理士も数名いて、顧問弁護士もいます
ので、それほど大げさなことではないのですが、とにかく
「この会社からの請求書を見せてください」
「基本契約書、委託契約書を見せてください」
などと、あれこれ言ってきます。

その資料をゴソゴソと探しては出すというのに手が
取られるので、面倒なことです。

大体、どこを見て、何を思い何を考えているのかは、
想像がつきます。
経費で落としているものなどは、特に。

「こっちは、中小企業なのに、そこらの中小企業と
違って、法人税だってたくさん払ってるんだぞ！」
「大手でも赤字で法人税払っていない会社だってある
んだから、そういう大手企業の損金をチェックしに
行け！」と思います。

しかし、そう言えば、昨年は印紙税の調査というのが
ありました。

数億円の注文請書に、数十万円の収入印紙を貼った
りします。

収入印紙は、何も不動産等の売買契約時の契約書に貼
たり、基本契約書、委託契約に貼ったりと、ただその
書面一回限り貼ったらお終いというものばかりでは
ありません、

１つの仕事を請け負うのに、その請書ごとに２千円、
４千円、６千円・・・そして数十万円の印紙を貼る
んです。

5/1△△社硫酸タンク洗浄工事　5,000,000円
5/2□□社○○発電所内設備工事20,000,000円

と、年間の委託契約以外で、日々、新たに取った仕事に
対して、請負金額に合わせて、収入印紙が必要でして
相当な金額の印紙税も納めています。

お国は、上手い具合に税金を徴収するような仕組みを
作っているんですいね。

そういう中小企業に、ここは黒字（儲けているよう）
だからと、イチイチ国税調査に入ってくるな！と言い
たいです。

もっと、もっと大きな大手企業をガサ入れすべき
です。

・・・

国税の調査官に言いたいですね。
「ここの会社は、見ての通り中小企業で、経理などは
間接部門だから１支店経理社員は３名程度。日々の
業務の中で、数字のごまかしをするような余裕もないし、
ごまかせと上司が言ってきたら、すぐに労基へ駆け
込んで、大騒ぎするヒラ社員ばかりだから安心して
ください」と。

実際、勤めている誰かが、数ヶ月に一度、労基に
「タダで働かされた」とか「過重労働だ」とか、匿名
で電話する者がいます。

しかし、実際には、何もなく、労働基準監督署には
お気の毒な会社だと思われています。

会社側は、雇用助成金等が欲しいので、無茶なことは
しないというか出来ないんです。

ほぼ一日中、ぶらぶらしているドライバーもいます。
出勤していれば＝出勤しているのだからカネをくれ
です。

逆にそういう社員がいるほうが、真面目に働いている
社員から見ると、「会社は、ああいう社員に対して
何も言えないのか、情けない」と思っているくらいです。

まぁ、外から見ただけでは分からないでしょうから、
国税局も、労働基準監督署も来るのでしょうけど、

転職を重ねて、この会社に来た社員は、皆、
「この会社で慣れたら、他では働けないな」
と言っています。

怒鳴られることもなく、詰められこともなく、部長も
課長もヒラ社員も隔てもなく、社内いじめのような
ものもなく、あればすぐにコンプライアンス委員会
に申し立てれば、会社も動くし。

残念なことと言えば、給料が安いことくらいです。
しかし、正社員登用後、初年度の夏の賞与は寸志程度
ですが、初めての冬の賞与で２２万円は出しています。
田舎の中小企業で。

まだマシと言えばマシですよね。

特に田舎の企業は賞与自体何年も出ていない会社も多い
ですし。

・・・

まぁ、月末までは、ゆったり過ごそうと思います。