goo blog サービス終了のお知らせ 

まめ家

はたけのこと、いえのこと、じぶんのこと。

1年ぶりに。

2015-03-10 17:30:44 | バゲ修行
今年のお雛様滞在時間は、5日、120時間でした。
来年はもう少し長く滞在していただこう。。と毎年思うのでした。。

*****

昨日の夕方になって、「肉まん食べたいなぁ。」と。
その時間からHB動かして、発酵開始しました。
粉は、プレミアム粉とドルチェ(これしか薄力粉なかったの。。)を半々で、400gです。
うちのHBの限界量です。
ちなみに息子が温泉に行っていなかったので、3人で400g。大食いです。
分割してベンチタイムもしっかりとったので、とってもふんわり、かっこいいのが蒸し上がりました。
・・・が、写真撮らずでした。。
肉まんて、すぐ食べないと!!と思うから、いつも写真なしです。ざんねん。

「肉まん食べたいなぁ。」と並行して「バゲット食べたいなぁ。」の波がやってきました。
この時間から作ったら、夜中だよ。って思ったのですが、どうしても食べたいな。と。

微サフにして、オーバーナイトにしようかな、でも、できるかな?
できなかったら、また作ればいいや。やってみたい気持ちを今回は優先してあげよう。

バゲ修行で作っていたのは、加水75%、リスドォル65g、サフ1gのバゲ。
ジャンキー本を見ると、加水68%、粉130g、サフ0.1g になってます。

バゲ修行で、加水75%のバゲが、自分なりにおいしくできていたので、
加水75%(コントレックス:蒸留水=1:1)、リスドォル130g、サフ0.1g で仕込みました。
焼くのはバゲ修行でやっていた粉量65g(半量ずつ)、時間差で2本焼くことにしました。

18時仕込み開始、23時から玄関(南風が吹く日、比較的冷え込みが緩い予想)
翌朝6時、まだ表面にポコポコとした大きな気泡は見えない。そのまま様子をうかがう。
8時、表面に大きな気泡がポコポコ見えてる。
生地の感じが、バゲ修行の後半の気泡が入ったバゲの感じに似ているが、それよりも表面の荒れが少なく、きれいな生地。
生地を2分割にして、半分はもう一度ボウルに入ってもらって、今度は野菜室で休んでいてもらう。
10cm×10cmほどに伸ばし、3つ折りにして、濡れ布巾をかけて15分ベンチタイムをとった。
(その間に掃除機をかける。)

成形に入ると思ったら、あら、生地がすっかり緩んでいて、成形しづらい。
ここは、15分冷蔵庫のち、成形が作業しやすいな。
ゆるい生地に、粉を振りながら、払いながらの成型作業。
久しぶりなので、事前にジャンキー本を何度も見て、確認。
生地を触る手が、成型作業を覚えていた。

ホイロは、発泡スチロールの蓋の上で。その方が温度の変化がないから良さそう。
今日は室温が20℃ほどあったので、風除け程度に箱をかぶせて、40分。
(ホイロを長めにとって、しっかり発酵した方が底割れ、横割れしづらかったので。)

残り20分から、オーブンの余熱。
ピザストーンを下段に置き、コンベクション使って、250℃。10分後に余熱完了だけど、さらに10分そのまま余熱。

残り10分で濡れ布巾をとって、クープを入れる準備。
ライ麦粉を振って、さ、クープ入れるよ。
あらら、表面が柔らかいからか、クープが引きつっちゃう。
しっかり霧を吹いて、焼きます。

コンベクション切って、生地を入れたら、スイッチも切って2分。
250℃スイッチ入れて、5分×2回。230℃ 3分×2回。コンベクション入れて、1分。



持った感じはとても軽く、パチパチと囁いてくれてます。
ふふ、やっぱり2番目のクープが開きづらいっていう癖が出てる。
そんなことも、なんだか嬉しい。

中は、こんな感じ。

パックリ割っちゃってるけど、ちょっとくっついてて。

断面は、



わー、結構ボコボコしてる。微サフでこんなになるなんて、思ってもいなかった。
クラストがバリバリで、クラムはふっくら。美味しい。

お昼にバインミー風に食べました。


大葉、大根と人参のなます(アンチョビ入り)、スモークチキン、ドライトマト。)
そうそう、大葉を買ったから、バゲを食べたいって思ったんだっけ。
バリッバリのバゲサンドを、食べながら、大満足のお昼でした。

残りの生地は、2時半まで野菜室に居残りしてもらってました。
出してすぐに伸ばして三つ折り。その後15分ベンチタイム。
今回は、成形しやすい。
同じように作業して、ホイロもとって、焼成も音同じ。
長めに野菜室でおやすみしていてくれたので、どんな風に焼けるのか、ちょっと楽しみ。

こちらです。


またもや棒っぽいバゲですが、少し改善できたような気がします。


先っぽに詰まりはあって、メリハリのないクープですが、クラムはさっきのバゲよりもふわふわで、こっちの食感も好きです。

焼き終わって片付けているときに、あぁ!クープを入れる時の刃の向きが違った!!って思い出して、
間違うところは変わらないな、、なんて笑えたり。

1年ぶりのバゲは、もっともっと変な、そして、おいしくないのができると思っていたから、
まっすぐなバゲットで、サクッと軽いバゲが焼けて、ほんとにうれしい。
微サフのバゲが焼けたのも、初めてだった。(o^^o)

そうだ、ちっちゃな成功が、楽しいんだったね。


5ーさん、記録がとっても役に立ちました。ありがとう。








ようやっと 5

2015-02-11 22:52:20 | バゲ修行
冷え込んでいたと思ったら、暖かかったり。
あまり雪や寒さに慣れていらっしゃらない、南の皆様方、大丈夫でしたか?
おうちに引きこもって、バク焼きしていたのかな?

こちら鷹栖町でも「大雪が降るのでは?」と心配していましたが、風だけで雪は降らずにすみました。
この冬は、冷え込みも少なく、雪も少なく、変な冬です。
冬まつりの氷の彫刻も5℃❗️という暖かさで(2日前は最低気温➖20℃以下だったのに)
完成したその日、moekoが見たときには、細かな羽根の部分などが溶けて、落ちていたそうです。
とても残念。。
選手の皆様、ホントに、ホントに、お疲れ様でした。


***
バゲ修行の総括のラストになります。
もう少し、お付き合いください。

***
らでぃか粉封印バゲット 15

焦りながら焼いていた、らでぃか粉入りのバゲット。
その焦りを指摘され、少し落ち込みながらも、なんだろ、どこか、ホッとした気持ちがあった。

「もう一度、やろう。」って、素直に思ったのは、やっぱり5ーさんだったから。
不思議だね。顔も、声も知らないのに、ね。

酵母は生き物。赤ちゃんと同じで、大人より2割り増しぐらいで、暑さ寒さを感じると思うよ。
顕微鏡で、いろいろ見てきたのに、すっかり忘れてた。

1次発酵の30℃は高すぎだと思う。高くしたり、冷やしすぎたり、生地が疲れます。
自分だって、夏にビニールハウス出たり入ったりで、気温差でヘバることあるのに。
同じなんだよね。

<改善した点>
1、パンチは、発泡スチロールの中(22℃ぐらい)で。
2、1次発酵 25℃ 2時間

1次発酵終了後の生地
今までより、生地表面がボコボコしていない。全体的にふっくらした感じ。



焼きあがったバゲットが、軽い。
今までで一番香ばしい香り。
クラストが、カリッとして、クラムはふんわり。
塩味が、程よくまとまっていた。(分量は同じ)

丁寧に、自分とパン生地だけを、しっかり見つめる。。。のだね。
パンは、正直だなぁ。

ううん、きっと、パンだけじゃないね。
生活していく上で、すべてのことに当てはまるんだね。

***
↑の15番目のバゲットをupしたら、
とても、おいしそうに、軽そうに焼けてるね~
すごい、すごい!
って、5ーさんがメールをくれた。
ちゃんと見ててくれて、一緒に喜んでくれて。
ほんと、今読み返しても、ありがたくて、じんわりくる。

2次発酵のとき、オーブンを予熱しているときだけど、もし、部屋が暖かいならば濡れ布巾をかけてますか?

15のバゲットの表面を見て「乾燥気味かなーと思った。」と。
この言葉に、5ーさんは、今までどれだけ焼いてきたのだろう。と、改めて思った。

ハードパンて、本当に、スチームと乾燥の微調整だから、乾燥しているときは、濡れ布巾
。。。と言っても台布巾ではなく。さらし。。。麻布の湿らせたものをかけてあげて、発酵させる。
それだけで、クープの開きも変わってくるから。

布巾は、かけていた。
でも、生地自体が扱いやすかったということは、加水を心持ち高くしないといけないかな。

クープの長さを、もう少し短くというアドバイスも頂く。

らでぃか粉封印バゲット 16、17

らでぃか粉封印バゲット 16
<改善した点>
1、加水 75%→77%(50.0g)に。
2、クープの長さを 7cm→6cmに。
3、予熱からココット皿+お湯を入れておく方法、を止めて、生地に霧吹き(いつもやっていた)+庫内に霧吹き方法に変更
(検索したら、スチームが多過ぎるとエッジが立たないとあったから。)
4、クープの入れ方を変える(生地を横に置き、左斜め下~右斜め上にかけて、気持ち⤴︎ こんな感じで。)




クープのエッジが立ったところと、立たないところ、はっきりと別れたバゲット。
均一に伸ばせていないので、気泡の分散ができていないのか?


らでぃか粉封印バゲット 17
<改善した点>
1、YouTubeで見たように、生地に打ち粉を直接振って、成形( →成形のスピード上がり、生地が痛まなかった。)
2、成形後、生地を伸ばす時、真ん中が細くならないように、気をつけて伸ばす。
(→成形のスピードが早くなったからか、扱いやすかったからか、伸ばしすぎて30cmになった。)




今までて一番まっすぐなバゲット、太さも前より均一。
クラムはパンぽい。が、味、食感は、バゲット。
サクサクと切りやすかった。

***
らでぃか粉封印バゲット 18

曲がってしまったり、真ん中が細くなってしまうバゲット。
力を均一にしないと、思いながらやっていたとき、
利き手はどっち?利き手の方を、意識して、若干力を弱めるのよ。
とメールをいただいた。

以前にも利き手は?と聞かれ、同じようにアドバイスを受けていたが、
その時は『どうして利き手を聞くのか?』と不思議に思い、そのままにしていた。

なぜ、以前も『利き手はどっち?』 って5ーさんは聞いたのか、やっと、自分の中で、疑問が解消した。

利き手は、意識せずとも、力が入るんです。だから、普通は、バゲットの右側が、細くなりがちになる。

私のは、真ん中が細くなっているから、最初に生地を伸ばす時に真ん中が薄くなっていて、さらに、
成形のあと、伸ばしながら、「力を抜かないと。」と思って、両端の方に行くにしたがって、力を抜いていくから、余計に真ん中が細くなる。
ねじれているのは、同じ速度で伸ばせていない。右手が早いのだな。

<改善した点>
1、発泡スチロールの中のペットボトルを、2本から4本にふやした。(1次発酵の温度を25℃にキープするため)
2、生地を均一に伸ばすとき、端っこの方を少し薄くする。
3、利き手を意識して、弱めながら伸ばす。


***
らでぃか粉封印バゲット 19、20




よくなってきたと思ったら、今度はこんな帯裂バゲットばかりを焼いていた。
オーブンの中を覗き込んでは、がっくりと肩を落とす。

<帯切れの原因 検索結果>
1、発酵が未熟。保色が短すぎ。
2、生地を締めすぎている。
3、生地が乾燥している。
4、クープの重なりが短すぎ。

<改善した点>
1、ホイロを30分→40分に伸ばした。
2、締めすぎない。
3、ホイロの時の布を、麻に変える。手粉を少く。
4、クープの重なりを1.5cm→2.0cmに変える。

改善して焼いては見たものの、帯裂バゲットばかりが出てくる。

この時が、本当に辛かった。
今までは、一つ改善すれば、結果がついてきたのに、今回は、何も改善されない。
味が美味しかったら、まだいいのだけれど、、イースト臭のバゲット。

イースト臭がするということは、発酵が未熟。
1次発酵の、温度も時間も同じなのに、発酵が未熟。→サフの発酵力の低下?

<さらに改善した点>
1、新しいサフに変える。
2、ベンチタイムを5分とる。
3、ホイロ前に発泡スチロールの中を30℃に暖めておく。(温度が下がることを考慮して。)
4、麻のふきん→8つ折り手ぬぐいに変える。(より目の詰まった布にして、乾燥防止)
5、クープ 27cmバゲットに、6.5cmで4本、重なりを2cm、
6、オーブン下段にピザストーンを置いて、下火強化。





帯切れせず、クープもほぼ均一に開き、ころっと腰高に焼けた。
焼き上がりも軽く、うれしかった。


***
この後、少しバゲットを焼いたのを最後に、バゲット、焼かなくなった。

息を詰めて、オーブンを覗くのが楽しかった。
だけど、「先に、ちゃんとまとめなくちゃ。」って思ってたから、(変なところ、カタイのです。)
粉を触るのが、悪いような気がして、、、

でも、書けなくて。
(自分が)いい人のフリをした、上っ面だけのことを書くのだったら、書けたかもしれない。
うれしかったり、ぐちゃぐちゃだったり、そんな気持ちを書くのは、コワくて。

そのうち、畑が始まり。
おやつのパンを焼くのも、後ろめたい気がしてた。
ブログにパンを載せるのをためらうようになって、時間ばっかり過ぎて。
ブログも、まとめがちゃんと終わらせてないのに、他のことを書いちゃいけない気がしてた。

ほんと、自分で縛ってばっかり。

でも、5ーさんは、待っていてくれた。
時々くれる、さりげない「待ってるで~。」の一言がうれしかった。

書き始めるのに、頂いたメールを読み返したら、リアルタイムでは読み取れなかったことが、たくさんあった。
5ーさんのメールは、直球で、ズバッときて、その時の私の気持ちの浮き沈みは、激しかった。
けれど、本当は、直球だと思っていたアドバイスの中に、5ーさんの優しい気持ちがたくさん入っていたり、
アドバイスの何倍も何倍も、励ましの言葉あったり。

今、読み返せてよかった。

自分が焼いたバゲットも、久しぶりに見たら、結構美味しそう、なのも焼いてたのね。
忘れてた。
失敗したものばかりが頭に残っていたもんだから、動けなくなってた。

思い出させてくれて、ありがとう。


ホント、手取り足取り、時には背中をドーン❗️って押さなくっちゃなんなかったし、大変だったね。
ごめんね。

パンの腕は、まだまだだけど、少しだけ、心がけが変わったと思う。
呼吸が深くなった感じというか、、。

これからは、パンと、もっとしっかり向き合えると思う。


(デロンギみたいなちっちゃなオーブンで)バゲット焼くのは、どうせムリ。って思ってた私に、
「こうしてみたら?次はこうしてみたら?」って言ってくれて、ありがとう。

頑張らせてくれて、ありがとう。

でも、まだ、始まったばかり、なんだよね。










ようやっと 4

2015-02-07 23:01:26 | バゲ修行
昨日までの3日間、こちらは➖25℃ぐらいまで冷え込んで、
朝、ゴミ出しに行ったら、久しぶりに鼻の穴がくっついて、冬を実感。
なんでだろ?➖20℃を下回ると、「よっしゃあ!!」ってうれしく(?)なる。
(今日は、少し冷え込みが緩みました。ちょっと残念。。)

どれだけ冷えてるかというと、

外の冷気がドライアイスの煙みたいに、ビュワーー!って入ってきてるの、見えますか?
(うちは、冬でも、掃除機をかける時に、窓を開けます。)

夜のヒットスタジオ(古っ)みたい。

でも、そんな冷えた日は、とっても天気がいい。
冷え込んだ立春の日は、神社にお参り行って、大好きな狛犬さまにも、ごあいさつ。

清々しい青空。

旭川冬祭りもはじまって、お子ちゃんたちが、しっかりスキーウエアー着込んで楽しそうに会場に向かって歩いてた。
今年の大雪像は、ウルトラマンだって。
今日は、氷の彫刻を作ってるところを、初めて見た。
チェーンソーで切るのね。
カッコよかったよ。


***
『ようやっと』シリーズは、約1年前のバゲット修行を振り返っています。
現在焼いているパンではございませんので、あしからず m(_ _)m


らでぃか粉封印バゲット 14




<改善した点>
1、1次発酵を少し長くとる(ネットの情報から・・・発酵不足が帯切れの原因)
2、ココット皿のお湯を減らす(クープが開き終わったらお湯がなくなるように)
3、ココット皿の置き場所を一番下の熱源の間に置く


帯切れは改善が見られた。
クープのバランスが悪い(6.5cmから6.0cmに変える)
真ん中が細い姿(生地をボウルから出して伸ばす時に、均一にできていない)
ココット皿を下に置いたために、熱が十分にお湯に伝わらず、蒸気が出てない

自分で全部考えてバゲットを焼いてたね。
どこを改善したいのか、どんな風にすれば改善できるのか、実験しよう!っていうのが、
ノートからも伝わっている。
たのしそう。

***
らでぃか粉封印バゲット 15 らでぃか粉解禁バゲット 1 2

らでぃか粉封印バゲット 15




<改善した点>
1、焼成途中でトンネルをかぶせるのをやめ
2、真ん中の2本のクープが開きづらいので、焼成途中でバゲットの向きをかえる
3、成形のとき少し緩め、ベンチタイムをとった


年末年始、バゲットから離れていて、本当に久しぶりのバゲット。

・焼き色がちょうどよく、気泡が少しずつ均一になってきた。
・芯のところがまだ詰まっている。
・クープをもっと深めに入れる。
・1次発酵をもう少し短く。

ノートにこのバゲットの感想が書いてあった。

そこを改善してから、らでぃか粉解禁しなくちゃいけなかったのに、
帯切れてて、なんだかのっぺりしてるバゲなのに、おいしかったからって、
解禁のGOサイン出してしまった。

今読み直すと、バタバタした感じが伝わってくる。
もう一本きちんと焼いてみる余裕がなかったね。

だから、こんな失敗するんだよ。(自分にダメ出し)

***
らでぃか粉解禁バゲット1

塩入れすぎ。
今、改めて見ると、らでぃか粉封印バゲットに本当に満足してないのに、Go!サイン出した
という見切り発進の、焦りが出ている。

そして、次の日は、仕込んだ生地をダメにした。

***
らでぃか粉解禁バゲット 2


前回、前々回のミスをしないように。
それから、きちんとクープが開いて焼き色も均等につくように、焼成方法を少し変えた。

焼き色はきれいなかんじ。
やはり、らでぃか粉を入れると、少し平べったい感じで焼き上がる。


ここでも、もっとエッジの効いたクープにしたい!とか、発酵を少しだけ早めに切り上げるか。とか、
いろいろ改善したい点が浮かんできたのに、、

また私の『ちゃんと終わらさず、他のことに手を出す。』という、イチバン悪い癖が出た。

***
らでぃか粉解禁バゲット 3




これは、ホント、自分の悪いところが全部入ってるバゲット。
あれもこれも、直したいところ、やってみたいこと、全部一気にやって、
何一つ検証できない。悪くなった原因が、何一つわからない。。
何、実験にならないことしてんのな。。

らでぃか粉を作っている自分が、早く、らでぃか粉入れてバゲットを焼けるようにしないと。
焦ってたのは、この思いが強かったから。

私の焦りを、5ーさんは敏感に感じ取ってくれていた。

なにをそんなに、焦っているの?

ドキッーーー!っと胸に突き刺さった。

すぐに役に立つこと、成功すること(成功したようにみえること)は
すぐに役に立たなくなるし、失敗続きになる。

初心にかえってみて。


この言葉で、すこし冷静になって、もういっかい、始めよう。って、思えた。
もう少しで、自分が嫌になって、投げ出すところだった。

そして、私が落ち込んで、返信したメールに、
「あの寸足らずだったので、おっちゃいました~の頃と比べたら、数段、立派だよ、立派になったよ~そう思わない?」
って、励ましてくれて、ありがとう。
悪いところばっかりに目がいって、めり込んでしまうところだった。

がさつにならない。
丁寧に。
人をライバルにしない。


今も、ときどき、つぶやいてる。

















ようやっと 3

2015-02-03 11:58:44 | バゲ修行
今日は節分。
そして、明日が立春。
また、始まるね。

その前に、まとめ、、まとめ。

***
らでぃか粉封印バゲット 10、11

<改善した点>
1、サフを1gにふやした
2、冷蔵庫で冷やす時間を1.5時間にした(冷蔵庫に物が多く入っていたから)
3、オーブンに入れたら、クープが開くまで5分待つ
4、焼成の最後にコンベンションを使い、水分を飛ばす

10番のバゲットは、あまりにショックな出来だったらしく、写真がない。
そういう時こそ、ちゃんと撮らなきゃいけないのに。ヨワカスめ!

11番目のバゲット



1次発酵 27℃、3時間。
冷蔵庫で生地を冷やす 1.5時間

モリッとならず。
今までで一番気泡が見られた。でも、味がしないバゲット。

生地が過発酵なのか、それともいいのか。全く分からず。
それよりも、味がないことにショックを受けた。
ちょっと…焼くのが嫌になった。

それでも、5ーさんが見ていてくれる!ってなんとか頑張れたよ。
(ダイエットの停滞期を応援してくれる、指導員さんみたいだね。)

***
らでぃか粉封印バゲット 12



リスドォル 65g
塩 1.2g
サフ 1.0g
水 48.7g(75%)

<改善した点>
1、1次発酵 30℃、2時間
2、冷蔵庫 1時間
3、成形の時の3つ折りを正確に(くびれ防止)
4、ピザストーンにしっかり熱を蓄えるために、250℃余熱完了後、さらに10分
5、オーブンに入れてスイッチを切る時間を、前回の5分→2分 にした。

11番目のバゲットよりも、腰高のバゲットが焼けた。
そのちょっとした変化が嬉しい。
あと欲しいのは、クープの中から出てくる、もこっとした膨らみ。
欲張る気持ちが出てきた。これも、成長。かな。

どうしたら、出来るんだろう…って悩んでいたら、

生地を冷蔵庫に入れて冷やすのは、生地を成形しやすくするため。生地の芯まで冷やすとクープは開きにくくなります。
1時間は冷やしすぎだと思っていたから、1.5時間は、もってのほか。


そうか、芯まで冷えたら、いくら余熱のしっかりしたオーブンに入れても、中の空気が温まるまで、長い時間がかかってしまう。
その前にクラストが熱で固まってしまったら、膨らまないのは当たり前。
理科レベルのこと。頭が硬くなってる。
前のメールに、「1時間は冷やしすぎ」と書いてくれているのに、「1.5時間は冷やしすぎ。」だと解釈間違いして、思い込んでいた。
メールを何度も読んでいるのに、なぜだ。

今思うと、メールが来るのがうれしくて、おだっていて、読み込めていなかったのだと思う。
注)おだつ ・・・はしゃぐ、調子にのる (北海道の方言)


今回は、冷蔵庫で冷やす時間を、1.5時間→1時間に戻しただけ。
それで、前回よりも少し腰高にはなったけど、もっこりには程遠い。

ちゃんと間違いを指定してくれるから、気づけたけれど、1人だったら間違いなくここで堂々巡りになっていた。
きっと、5ーさん、もどかしかったろうな。
ありがとうね。

***
らでぃか粉封印バゲット 13



<改善点>
1、1次発酵後に冷蔵庫に入れて冷やすのは、15分

久しぶりにこの写真を見たら、おいしそうなの焼いてたね。ちょっと忘れてた。
5ーさんのアドバイスを受けながら、自分で色々考えて改善していけるようになってきたところだったね。

上手になってきたと思う。なにより、まめ好きさんが変化に敏感になってきたと思う。
・・・(中略)まめ好きさん、楽しくなってきたでしょう?そうなってほしかったの。


うん、楽しくなってたよ。写真にもちゃんと現れてる。


少し更新の間が空いたのは、ラッピングのアルバイトを始めたからだったね。(今季は2年目でした。)

ちょっと前まで、「見た目は気にしていません」なんて言ってたのに、ラッピングは、100%見た目勝負 ww
バゲ修行に通じることがたくさんあった。

先輩から教えていただく事務的なことをきちんとメモすること、同じことを何回も聞かないこと、
上手な方の手元をよく見て、自分との違いに気づくこと、お客様のよく見て接すること、etc…。

全部、このひと月の間に、5ーさんからバゲットを通じて教えていただいたこと。
予習のようにやっていたのだね。


「バイトするよ。」とメールしたときに、送ってくれたメール。
バイトもbaguetteつくりも、同じだよ。
何回もおなじこのを聞かないで、メモを取って、評判のいいバイトさんになって下さい。
すべて、繋がっている。
こちらから、無事にバイトができるよう、祈っています。


休憩中に何回も読んだよ。心がポッとあったかくなって、「頑張る。」って思った。

バイトが始まってすぐ、自分では楽しいなって思って仕事をしていたとき、休憩が一緒になった先輩から、
「仕事、たのしい?」って聞かれた。
「はい、楽しいです。」って、本当に楽しくなってきてたから、答えた。
「そうは、見えないなぁ。。」って言われた。

びっくりしたけど、
『あぁ、自分で楽しいって思っているだけじゃダメなんだ。楽しい♪ って気持ちを外に出さないといけないんだ。見た目が大事って、そういう意味もあるんだな。』
って、腑に落ちた。
黙々と仕事をするのが楽しくていたけど、周りから見たら、無言でつまらなそうにやっていると見えたのかも。

この言葉をもらってから、楽しいよ~♪ っていう気持ちを外に出すように頑張ってみた。(硬派なので)
そしたら、さらに楽しくなって、仕事も上手にできるようになった。

ほんと、つながってるね。





ようやっと 2

2015-01-31 01:20:46 | バゲ修行
これまで作ってきたバゲットを見返しています。
毎日、息を詰めてオーブンのぞき込んでたな。

***
らでぃか粉封印バゲット 6

<改善した点>
1、加水 75% (気泡をねらう)
2、自分のバゲットのサイズに合わせたクープ
竹串と段ボールスリップピールに目安を書く
3、カミソリの刃にもライ麦粉を振る (クープを入れやすくする為)
4、下火に熱伝導をよくするために、ピザストーンをアルミホイルでくるむ
のちに、アルミホイルでくるむことによって、逆に熱伝導率が悪くなったことがわかった







***
らでぃか粉封印バゲット 7

<改善した点>
1、道具をきちんと準備してから取り掛かる
2、成形の時に芯をきちんと作る
3、簡易発酵器を使って1時発酵をとる(室温1時間のち30℃30分)




とにかく、ぱん、菓子作りするときは、全部、道具を揃えてから、取り掛かること
わさわさ、動き回ってないですか?そのロスは、大きい。しまいには、はしょっちゃって…。
一番身近にいるじゃない?すばらしいお手本が。ご主人は、いつも、考えているはず。


どこから見ているんだろう??って、思わず振り返ってしまうほどの、ご指摘。
仕事中に「ちゃんと考えろ。」って言われること、よくあるし、段取りがうまくいかないと、仕事が運ばないのも経験している。
でも、段取りしてもらってやっていただけ。

考えないとだめだよ。
パン作りだけじゃなくて、日々、所作を丁寧にしてみて。身についてくるから。


大事な言葉をありがとう。
一年かけて、少しずつだけど、身についてきているよ。 茶碗、丁寧に拭いてます。

***
らでぃか粉封印バゲット 8

<改善した点>
1、1次発酵を簡易発酵器で行う(30℃)
2、ピザストーンのアルミホイルとはずす



成形後の生地を落下させる失敗。。せっかく、まっすぐに成形できたのに。

クープの長さ、成形の仕方、発酵の見極め、気温とオーブンの余熱時間。
たくさんのアドバイス。
その中に、
いつまでも、まめちちさんが一緒とは限らない。一人で仕事をしなければならない時がくるかもしれない。そのとき…戸惑いが少ないように、まめちちさんの行動に気をつける、気を配る…パン作りにも通じることが、たくさん、あるはずです。

いつも、言われてたこと。「オレいなくなっても(外出 or 死亡 )仕事できるようになって。」

ちゃんと向き合わずにきた事を、ズバッと、それも、会ったことも、声を聞いたこともない方に指摘されて、PCの向こう側に、どれだけ自分の甘えたところを垂れ流してきたんだろう…と落ち込み、おっかなくなった。

それでも、教えてくださったから、改善していけること。
知ることができて、よかった。

***
らでぃか粉封印バゲット 9

<改善>
1、クープの長さと本数を変える (7cm×4本)
2、しっかり芯を作る
3、1次発酵を長めにとって、生地がデローンとなるまで(ジャンキー本の写真をよく見て。)





この時、5ーさんが私のことを年上と思っていたことが判明。(私が「ちゃん」付けで呼んでいたから。)
これも、私の甘さが原因。
親しき中にも礼儀あり。なのにね。

まめ好きさんには、覚悟が足りないなーと思ったんです。
上手に焼いてやるぞーという覚悟。
今度こそは、きちんと焼こうという覚悟。
ネットに。。。世界の人の目にさらしているんだーという覚悟。


これも、常々、まめちちが私に対して思っていただろうこと。

親である自分が、ちゃらんぽらんなのに、その子が、どんな素晴らしい大人になると思う??
みな、つながっている。すべてがね。

これは、一般論として言ってくれた言葉。

だけど、私宛の言葉に思えて、
「自分の馬鹿さが、子供たちをもひっくるめて見られた。
自分を育ててくれた両親の事も、ちゃらんぽらんな親と思われてしまった。」
そう思ったら、親にも、子供にも、申し訳なくて、情けなくて、涙が出た。

ちょっと落ち着いて、そして、自立するように。
そのとき、初めて、成功すると思う。


5ーさん、40過ぎの(外見だけ)いい大人の私に、自立を促すなんて…。
やな事言わせちゃったね。本当に、ごめんなさい。
でも、言ってくれて、ありがとう。
この時に聞けてよかった、って思ってる。