でも、夏は閉めないと暑いです。(体験談)
昨日、フェアをやっていた事もあってピカソの試乗に行ってきました。
C4を買う時に一度試乗しているのですが、当時は全くの野次馬だったので、
やっぱり大きいな、という印象しか残っていません。
新エンジンになったC4ピカソ、実力や如何に。
そんな殺生な・・・
ディーラーに着いてから、しばしご担当を待っていると、奥にSMが。
久々に事情含みで買おうとしている身としては
結婚式に憧れの女性が参列していたくらいに後ろ髪を引かれます。
幸いな事に車は乗り換える事が出来ますが。
置かれていたSMはディーラー車と思われる(丸4灯なので)ブルーメタ。
パーツの経年変化具合が均一ではないところからして、
恐らくはちょこちょこと整備に入りながらオーナー氏の生活に溶け込んでいる車なのでしょう。
ピカピカに手入れして乗るというのも、もちろん車の乗り方として正しいですが、
名車と生活を共にするというのはとても贅沢だなと勝手に想像してしまいました。
話はピカソに戻ります。
試乗をしたのは新型エンジン+6EGSの車で、色はブルーキャノスでした。
新カラーラインナップにはブルーグレー系が非常に多いのが特長だと思いますが、
確かに似合っているので買う人は選択に困るのではないでしょうか。
(EGSの)ピカソの発進はギアモードをAかMにしてアクセルを踏むだけなので
違和感は慣れの問題である事は言うまでもありませんが
極端な右利きを自負している私でも左半身を全く使わない動作には戸惑いがあります。
走り始めて思った事、先ずはターボ付きとはいえ1.6とは全く思えない豊かなトルク・・・
の前にギアモードのセレクトレバーがしっかりとした物になっていたという事、
そしてこんなにスムーズだったかと思い返してしまうEGSのギアチェンジです。
ワーゲンやボルボのツインクラッチと比べたら出来損ないもいいところなのですが、
オートモードでも常用出来るレベルにはあると思います。
とはいえそもそもがMTなので、EGSの真骨頂はマニュアルモードにあります。
ロボMTの変速作法を守ってシフトチェンジをしてあげると、
DSGなど足下にも及ばないギアチェンジをしてくれます。
シトロエンは本邦では趣味生の高い車と言い切ってしまって差し支えないので
技を身につけた者だけが体感出来る領域があるというのは、良い事だと思います。
例の1.6ターボエンジンは過不足両面で全く主張しない、
エンジンは付いていればいいくらいのレベルで扱われるフランス車のイメージに近い印象。
タービンの音が少しだけするのが、エンジンが付いている事を思い出させます。
とはいえ低速トルクが厚いエンジンなので、ふとアクセルを踏んだ時にも
即座に反応してモリモリと加速してくれるとても良いエンジンだと思いました。
今までこのエンジンは本家のMINI、308、新型C4と乗りましたが、
実はピカソに一番合っている気がします。
ミニバンの中では上位という評価を得ているらしいコーナリングでの身のこなしは、
やはりC4に比べれば大きな物を動かしている感は否めません。
それはセッティング云々の話ではなく空間が広かったり椅子に座る様なポジションだったり、
ミニバンである以上、車としての成り立ちの問題なので仕方ないのですが、
私にとっては仕方ないでは済まされないところでもあるので
ここに目くじらを立てなくても済む様に、目先を変える必要があるかもしれません。
何処に入れたのか分からなくなる程の、収納の数々。
今回乗ってみて一番感心した事はセカンドシートの乗り心地です。
1列目に乗っていると、どうしてもフラつくシーンというのがあるのですが、
セカンドシートはフラットライドそのもので
異論あるかもしれませんが、C5よりも良いのではないかと私は思いました。
運転しての違和感を踏まえ、目先を変えるとすればこれは十分な理由になりそうです。
試乗の後半、運転を代わって貰ってつぶさに観察をしていると
件のセレクターもそうですが、全体的に立付けが良くなった気がします。
私的にピカソの最大の”何とかしろポイント”だと思っていた液晶内で背景色が違う点は
(ほぼ)同色に設定も可能という事が分かり、安堵しました。
完全合理主義の色が濃いC4に比べて(私はそっちの方が居心地が良い)、
ピカソには至れり尽くせりな部分が多く感じられます。
構造的に運動性能ではC4の方に分があるので、そこを比べると厳しいものがありますし、
運転して楽しいミニバンというのは、きっと同乗したくないミニバンだと思うので
自分で運転するより乗せて貰った方が幸せな車だという感想は逆に良いと思います。
サードシートに座っていた子供の爛々としていた目の輝き具合や
DVDプレーヤーが無くても車自体がエンターテイメントであるという
ピカソ固有の魅力というのは十分に分かりました。
きっとピカソに乗っても十分に幸せでいられそうです。
とはいえ本質的に私が求めている物ではない事も間違いないので、
もう少し動向を見守ってみようかなと思います。
昨日、フェアをやっていた事もあってピカソの試乗に行ってきました。
C4を買う時に一度試乗しているのですが、当時は全くの野次馬だったので、
やっぱり大きいな、という印象しか残っていません。
新エンジンになったC4ピカソ、実力や如何に。
そんな殺生な・・・
ディーラーに着いてから、しばしご担当を待っていると、奥にSMが。
久々に事情含みで買おうとしている身としては
結婚式に憧れの女性が参列していたくらいに後ろ髪を引かれます。
幸いな事に車は乗り換える事が出来ますが。
置かれていたSMはディーラー車と思われる(丸4灯なので)ブルーメタ。
パーツの経年変化具合が均一ではないところからして、
恐らくはちょこちょこと整備に入りながらオーナー氏の生活に溶け込んでいる車なのでしょう。
ピカピカに手入れして乗るというのも、もちろん車の乗り方として正しいですが、
名車と生活を共にするというのはとても贅沢だなと勝手に想像してしまいました。
話はピカソに戻ります。
試乗をしたのは新型エンジン+6EGSの車で、色はブルーキャノスでした。
新カラーラインナップにはブルーグレー系が非常に多いのが特長だと思いますが、
確かに似合っているので買う人は選択に困るのではないでしょうか。
(EGSの)ピカソの発進はギアモードをAかMにしてアクセルを踏むだけなので
違和感は慣れの問題である事は言うまでもありませんが
極端な右利きを自負している私でも左半身を全く使わない動作には戸惑いがあります。
走り始めて思った事、先ずはターボ付きとはいえ1.6とは全く思えない豊かなトルク・・・
の前にギアモードのセレクトレバーがしっかりとした物になっていたという事、
そしてこんなにスムーズだったかと思い返してしまうEGSのギアチェンジです。
ワーゲンやボルボのツインクラッチと比べたら出来損ないもいいところなのですが、
オートモードでも常用出来るレベルにはあると思います。
とはいえそもそもがMTなので、EGSの真骨頂はマニュアルモードにあります。
ロボMTの変速作法を守ってシフトチェンジをしてあげると、
DSGなど足下にも及ばないギアチェンジをしてくれます。
シトロエンは本邦では趣味生の高い車と言い切ってしまって差し支えないので
技を身につけた者だけが体感出来る領域があるというのは、良い事だと思います。
例の1.6ターボエンジンは過不足両面で全く主張しない、
エンジンは付いていればいいくらいのレベルで扱われるフランス車のイメージに近い印象。
タービンの音が少しだけするのが、エンジンが付いている事を思い出させます。
とはいえ低速トルクが厚いエンジンなので、ふとアクセルを踏んだ時にも
即座に反応してモリモリと加速してくれるとても良いエンジンだと思いました。
今までこのエンジンは本家のMINI、308、新型C4と乗りましたが、
実はピカソに一番合っている気がします。
ミニバンの中では上位という評価を得ているらしいコーナリングでの身のこなしは、
やはりC4に比べれば大きな物を動かしている感は否めません。
それはセッティング云々の話ではなく空間が広かったり椅子に座る様なポジションだったり、
ミニバンである以上、車としての成り立ちの問題なので仕方ないのですが、
私にとっては仕方ないでは済まされないところでもあるので
ここに目くじらを立てなくても済む様に、目先を変える必要があるかもしれません。
何処に入れたのか分からなくなる程の、収納の数々。
今回乗ってみて一番感心した事はセカンドシートの乗り心地です。
1列目に乗っていると、どうしてもフラつくシーンというのがあるのですが、
セカンドシートはフラットライドそのもので
異論あるかもしれませんが、C5よりも良いのではないかと私は思いました。
運転しての違和感を踏まえ、目先を変えるとすればこれは十分な理由になりそうです。
試乗の後半、運転を代わって貰ってつぶさに観察をしていると
件のセレクターもそうですが、全体的に立付けが良くなった気がします。
私的にピカソの最大の”何とかしろポイント”だと思っていた液晶内で背景色が違う点は
(ほぼ)同色に設定も可能という事が分かり、安堵しました。
完全合理主義の色が濃いC4に比べて(私はそっちの方が居心地が良い)、
ピカソには至れり尽くせりな部分が多く感じられます。
構造的に運動性能ではC4の方に分があるので、そこを比べると厳しいものがありますし、
運転して楽しいミニバンというのは、きっと同乗したくないミニバンだと思うので
自分で運転するより乗せて貰った方が幸せな車だという感想は逆に良いと思います。
サードシートに座っていた子供の爛々としていた目の輝き具合や
DVDプレーヤーが無くても車自体がエンターテイメントであるという
ピカソ固有の魅力というのは十分に分かりました。
きっとピカソに乗っても十分に幸せでいられそうです。
とはいえ本質的に私が求めている物ではない事も間違いないので、
もう少し動向を見守ってみようかなと思います。