マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

F1は振り返っていない(その2)

2010年02月21日 | モータースポーツ
時代に逆行するベンツとシューマッハも注目です。

そもそも自動車メーカーは、何を目的にF1を走っていたのか、
宣伝になるから・・・というのは不正解です。
全くならない訳ではありませんが、とても非効率です。
ベンツがCクラスを売りたいのであれば、
CクラスのCMを流した方が遥かに売れます。
実際、レースの参戦資金が宣伝部持ちというメーカーは
聞いた事が無いですし、多分ありません。
理由は技術力の高さを世に示す為で
メーカーは勝つためにレースに参加しています。
ホンダやトヨタ、BMWが撤退をしたのは経済情勢や
他にやりたい事が出来たという理由は副次的なもので
勝てなかったから止めた。のが真相だと思います。
逆に勝てたベンツは今年からより深く足を突っ込んでいます。
そしてメーカー系チームがF1を止める時、
普通、撤退すると言います。
メーカー系とレースとの関わり方は参戦か、撤退です。

プライベーターの雄、ウイリアムズ

続いてプライベーターと呼ばれるチームです。
昨年チャンピオンを取ったブラウンGP、
ウイリアムズなどがそれに該当します。
レース屋と言い換える事が出来ると思いますが
彼らはレースに参加する事を生業としているので、
勝つ事ではなく、レースに参加する事で得られる
スポンサーフィーやら賞金で食っていく事が彼らの目的です。
なので彼らは利益を上げられる限りレースに参加します。
そして出来ない時は解散なり資産を売却して、
チームは無くなってしまいます。

写真は全てGP Updateからの転載です。
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F1は振り返っていない(その1)

2010年02月21日 | モータースポーツ
今年一番のトピックはシューマッハ・・・ではなくロータス復活な私

今回のお話は前振りっぱなしなWRCではなく、やはりF1です。
今、F1は一通りのチームが新車の発表を終わらせて
連日のテストで走り込んでいる状況です。
F1は開幕すると走行テストが出来なくなるルール、
つまり車が完成する2月頭から3月中旬の
1ヶ月半しかテストをする時間が無いので
本番までは手の内は見せずに走る事も出来ない様で
近年はテストで速かった車がシーズンも速かった
というパターンが多い様です。
という事で、小林君は期待出来そうな感じです。

非メーカー系の雄、レッドブルF1チーム

2010年シーズンの展望を雑誌などを見ていると
今年のF1は原点回帰の年だと言われています。
理由は自動車メーカー直営のチームがごっそりと抜けて
代わりに非自動車メーカーチームが主流になるからです。
普通、彼らはメーカーに対してプライベーターと呼ばれ、
そもそもF1は生粋のレース屋であるプライベーターの場であって、
メーカーはル・マンで凌ぎを削るものという
古風な考え方を照らし合わせるとF1は原点回帰した
という事になるそうなんですが、私の考え方は違います。
それはプライベーターと言うには規模が大きく、
レースをする為に存在しているとも言い切れない
F1チームやオーナーが増えてきているからです。
自動車メーカーのハイエンドな社交の場だった今までよりも
彼らはもっとビジネスライクにF1を活用しようと
考えているのではないかと思います。

写真は全てGP Updateからの転載です。
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エコカー減税の品格

2010年02月14日 | 車好き話

チーターがマラソンで勝てるCMです。(違います)
最近、”外車なのにエコカー減税対象バージョン”も流れてますね。
最初に見た時は突然どうしたんだとも思いましたが、
外車どころではない日本の自動車行政の中、
自力でエコカー減税対象の車を持って来た
ベンツとワーゲンは賞賛に値すると思います。
残念ながら欲しいと思える車がありませんが・・・

シトロエン車がエコカー購入補助金対象に
(2月5日webCG)
クライスラーとダッジ、2車種がエコカー補助金対象に
(2010年2月4日(木) 21時08分レスポンス)
「ルノー・トゥインゴ」など5モデルがエコカー補助金の対象に
(2月5日webCG)
え!という感じですが、PHPという制度が出来たそうです。
(詳しくはJAIAの解説ページでどうぞ)
外車殺しと言われていたエコカー減税が
ようやく外車にも適応になったという事ですが、
やっぱりリッター9キロ以下の車をエコカーと言われても
ちょっと違うんじゃないかなと思います。
まぁ、そもそもエコカーに対する減税という名目なのに、
多くの有り物が認定されるのは間違いだと思いますし、
1年2年で止める様な制度でもないと思うので
基準を大幅に見直して続ければいいのにと思いますが。

あんじゃん・・・

日本の欧州車乗りの殆どが売って欲しいと思っている
(と思われる)ディーゼルエンジン。
導入が見送られている理由は色々あるみたいですが、
このまま持ってくればいいじゃないかと思える物が
UK仕様にあったりすると残念な気持ちになります。
日本の新しい規制の施行とヨーロッパでの新しい規制
施行タイミングが違うので(日本は今年10月、EUは2014年)、
ニーズがあれど直近で動き辛い事情もある様ですが
こういう車が買える様であれば、
もう少し日本の車事情も面白くなると思います。

国の代表が変わってようやく日本も慣例に右へ倣えから
少しずつ変わって来ている気がするので、
インポーターも政府にも頑張って貰いたいです。
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