マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

C4ヘッドランプ交換

2011年10月31日 | My C4
※言わずもがなですが、やる時は自己責任でどうぞ。

ヘッドランプが切れたので、自分で交換してみました。
ディーラーで交換すると高いという事もあるのですが、
引っ越しをして近くにディーラーが無くなってしまったので
ヘッドランプごときで長旅も嫌だなと思ったので。
交換方法を色々調べてみたのですが
あまり適切な解説が入っている情報が無かったので
作業手順を少し詳しく紹介してみます。
ちなみにうちの車はハロゲンタイプなので、
ディレクショナルヘッドランプタイプの方は
参考にならないと思うので、あしからす。


電球へのアクセスは、こんな感じになっています。
安全のためにコネクターを外して、
防水キャプを外したら、直ぐにアクセス出来ます。


ちなみにこの状態で電源を入れると、
ウインカーはこんな感じで点灯します。
まぁ、やらない方がいいです。


作業の邪魔になるので、
エアボックスと色々タンクが付いている部分の
カバーを外しておきます。
工具を色々と出していますが、
ヘッドランプ交換に工具は不要です。
工具は要らないですが、見辛い場所の作業なので
鏡ないし携帯電話があると便利です。
スマートフォンだとインカメラを使えば
大画面を見ながら作業が出来ます。


メンテナンスホールを覗くと、
ランプはこんな感じで付いています。
外す時の作業手順は
1.コネクターを静かに引っこ抜く
2.留め金を外す
3.バルブを抜く
以上です。


余談ですがヘッドランプユニットの
配線まわりは相変わらずvaleo製なんですが、
バッテリーのコネクターはオムロン製でした。
日本製と見ただけで救われる気持ちになります。


これがコネクターを外した状態。
ピンは爪に引っかかっているだけなので
作業自体は簡単。
注意すべきポイントは3つ、
1.(多分、事前に電球を買いに行くと思うので)
   エンジンに触れて火傷をしない様に注意。
2.鏡を見ながらの作業が有効ですが、
  左右逆に作業をするコツをつかまないといけない。
3.運転席側の交換は丁度邪魔なところに
  エアコンガスの配管があるので、壊さない様に注意。


バルブはフィリップス製の1A21という
物が付いているのですが、
ここで見るべきポイントはH7という数字。
これはバルブの規格番号で
合っていないとソケットに挿さりません。
また、バルブの金具は円にはなっていなくて
突起状になっているところがあります。
C4の場合は、これを上に向けて取り付けます。
車側の金具にも嵌めるための溝が切ってあります。
この際LEDランプに換えようかとも思ったのですが、
LEDヘッドランプは届け出が出ている車(レクサスLSとか)でないと
違法改造になってしまうそうです。


で、買ったのがこれです。
この作業、実は1ヶ月くらい前にやっているのですが、
問題無く(プラスチックも溶ける事なく)点いているので
これで大丈夫だと思います。
パッケージの宣伝文句通り、
元から付いている物よりも相当明るくなります。
フランス車はやっぱりランプが黄色くないとね
と思っている私には結構嬉しい。
ちなみにオートバックスは恐らく地域性でしょうが
欧州車用パーツが全く置いていない店、
矢鱈と品揃えが良い店があります。

はい。直りました。

外す作業の逆をやって作業完了ですが、
この作業で一番重要な注意点があります。
光軸の調節です。
ごく原始的に丁度良くなる様に
バルブを動かすだけですが、
ダメだと思ったら工賃は5,000円弱なので
ディーラーで調整して貰って下さい。
整備不良で罰金+減点よりは良いと思います。
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電気自動車の今のところ

2011年10月29日 | 車好き話
EVの嫌いなところ、キレイキレイなイメージ作り。

少し古い話ですが、電気自動車(EV)に対する
世界的な期待というレポートが発表されていました。
車サイトでも紹介されていたので、
車好きな方は目にされたかもしれません。
車サイトの記事は、こんな言葉から始まります。

環境対応車の切り札として注目されるEV。
しかし現状では、世界の自動車ユーザーでわずか4%しか、
EVに購入意欲を示していないという
衝撃の調査結果がまとまった。


世界といえば寧ろ人口が多い途上国も含まれるので、
まぁ、そんなもんかなと思いながら
ソースとなったレポートを読んでみたのですが、
(英語だった、、、)
中々興味深い事が書いてあります。
今回はその紹介です。

ごめん、ちょっと貸してくれ・・・

(Source: Unplugged:Electric vehicle realities versus consumer expectations )
一番面白かったのは、
実際に走らせる環境が整っている
先進国の方がEVに対する期待が薄くて
新興国の期待値が高かったという事です。
図にも良く現れているんですが、
別のグラフを見るとPotential first moversという人達は
中国では50%を超えるのに対して
欧州ではヒト桁で推移します。
つまり、日産や三菱は同じ苦労をすのであれば
リーフは中国やインドで売った方が
勝算がありそうだという事ですね。

次にそれらの因子別にレポートは進んでいきます。
・調査した国では(以下省略)、どんなタイプの車が売れているのか
・どのくらいの距離を走るのか
・許容出来る充電時間
・補助金制度と車の値段
・ガソリンの値段
・環境に対する法整備
この中で一番面白かったのが、車の値段。
少し調べてみたのですが、
カローラをエンジン交換する時の
エンジン代は56万円だそうです。(工賃と消費税が入らない部品代のみ)
それに対して一般的なEV用のバッテリーは
120万円強程度するそうで、
電池だけでは走れないのでモーター代を含めると
150万円程度でしょうか。
これはいわゆる原価なので
車になった時の値段は倍近くになります。(もっとか?)
少し前にリーフを試乗した時に
車代の殆どを電池代が占めていると
営業マンの方が言っていたのを思い出します。

まだ決定打的な車は無いですが(リーフは本当に酷かった)
電気自動車も軌道に乗れば
エンジン車は太刀打ち出来ないと
個人的には思っているのですが、
そのタイミングは思っている以上に
先なのかなぁと思うお話でした。
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相変わらずだった日本

2011年10月08日 | 車以外の話題

先日、こんな記事が出ていました。
レッドブル、日本にヨーロッパから食材を持ち込み(F1-Gate.com 4.Oct.2011)
ヤフーにも載ったので、
見かけた方も多かったと思います。
実は日本、この3週間くらいが国際社会に対して
震災があっても変わらず"ちゃんとした国"
である事をアピール出来大切な時期でした。

バイクレース、最近見てないなぁ・・・

具体的には栃木のツインリンクもてぎで行われた
インディ・ジャパン(アメリカのカーレース)、
先週同じくツインリンクもてぎで行われた
モトGP日本グランプリというバイクレース、
そして今週末に行われるF1日本グランプリです。
特にモトGPは元々4月上旬に開催される予定が
先週末に順延となったのですが、
関係者のほぼ全員が原発事故後の
安全確認が取れていない事を理由に
参戦ボイコット寸前の危ない状況、
実際は主催者からの圧力があったのか
全員参加となりましたが 、
あるライダーは日本滞在中に着た服を
全部捨てて帰る様な
極端な対応もあったそうです。
まぁ、除染という意味では常識的な対応ですが。

ヤルノは私が最も好きなレーシングドライバー
のうちの1人でもあったりします。(同い年だし)


もう少し理性的な話で言うと、
元トヨタF1チームのエースドライバーで
親日家で知られているヤルノ・トゥルーリ選手も
「この(日本に関する)質問に答える前に僕たちは誰が真実を言っているのか問うべきだ」

「専門家は危険はないことを保証しているけど、誰が正確にわかっている?
僕たちは自分しか信じられない世界に生きているので難しいね」
(F1-Gate.com 9.Sep.2011)

と、コメントしています。
日本政府がグダグダしているのは
世界に筒抜けという訳ですね。

ヘルメットのやんごとなさ加減に笑ってしまいましたが・・・
(プーチンって書いてあるし)


恐らくここまでの記事を読まれて、
レース好きには大イベントかもしれないが
一般には関係ないと思われる方が殆どでしょう。
ところが、世界という視点で見ると
そうも言えない一大事だったりします。
例えば2014年から開催されるF1ロシアグランプリは、
プーチン首相自らがPR大使を買って出る程に
国家を挙げての一大イベントになっています。
新興国にとっては世界規模のイベントを
開催出来るレベルの国である事をアピールするための
重要なツールという訳です。
日本人の一般的な主観に関係無くグランプリというのは、
全世界に対してそれだけの影響力があるという事です。
インディはアメリカ最大のレース、
モトGPもヨーロッパを中心に世界的にポピュラーなレースなので、
少なくとも 短期間の渡航は問題が無い事を
公式に声明していれば、
これらのモータースポーツイベントを通して
世界へ対して"未曾有の震災と大事故は起こったものの、
相変わらず統率が取れた模範的な国"
である事をアピール出来ていた筈なんですが、
実際は日本は何も言わないから信用出来ないと
ボイコットされる寸前だったのが現実です。

車好きにとっては、イベントが無事行われただけで
十分なんですけどね。


昨日開幕した日本グランプリは
F1開幕時と同じく日本を応援する
メッセージに溢れています。
震災は直接的なダメージを負った東北であったり、
未だ放射能漏れで酷い目に遭っている福島を
復興させる事も大事ですが、
日本という国自体が被災をしているという感覚が
どうも希薄な事に、私は違和感を感じます。
現地でボランティアは確かに素晴らしいですが、
それ以外に実はやらなければならない事が
直接被害を受けている訳ではない
その他大多数の日本人にはあるのではないかと。
日本は日本だけで完結しているのではない事を
日本人は真剣に考えるべきだと、
ただ何となく終わろうとしている3週間を見ながら
思ってしまうのです。
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