マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

Au revoir 2010 (前編)

2010年12月31日 | 車以外の話題
年末の東京は人出が少なく、撮影には最適です。

まもなく2010年もお終いです。
今年は結構色んな所へ遊びに行けた前半と、
家事もままならなかった後半と両極端な1年でした。
殆どの思い出が前半に集中するのですが
車中心で今年を振り返ってみようかと思います。

1月:同僚との親睦が深まった1年でした。

1月は寝正月にかまけて同僚と富士吉田→山中湖へ
軽くドライブから始まりました。(記事はこちら
今年はこの会で味をしめて、同僚と緩いドライブ同好会
を作って出かける事があったのですが、
本来シトロエンが得意としている高速巡航の度に
買って良かったなと思う機会が多かった1年でした。

2月:フランス被れが加速した年でもありました。

タイミングを逸して記事化はしていないんですが、
旧フランス大使館で行われていたNo man's land
にも行ってきました。
ちゃんとした物に触れさせて子供の情操教育になるかな
という思いもあって買ったC4なのですが、
一番影響されているのは、やっぱり私の様です。

3月:新しい車の足音が、しっかりと聞こえてきた年でもありました。

私は本命だと思っている燃料電池車はまだ先の様ですが、
プリウスが桁違いの販売台数を記録したり、
ベンツ、BMWもHVの販売を始めたり、
私が初めて欲しいなと思ったHV、CR-Zが発売されたり、
テスラが日本でも正規輸入されたりLEAFが発売されたり、
新時代の車が存在感を強くした年でもあったと思います。
その殆どがエコエコで終わってしまった感じがするのが
HVやEVの秘めた力を信じている私としては
かなり残念な気はしますが。
(まぁ、今の日本は偏ったエコブームだから仕方ないですね。)

4月:今年最も慧眼した車、アウディ・クワトロ

今年も色んな車を試乗したり乗せてもらったりしたのですが、
一番驚いたのはアウディのクワトロでした。
かつて購入検討をしていてA4のFFに乗った時、
アウディってこんなもんなんだという感想だったのですが、
同じA4でもクワトロは全く違う車でした。
別の機会で乗ったTTもA5スポーツバックも同じく。
平行移動する様な加速をするクワトロシステム、
きっと工場の食堂のフォークまで品質管理してるんだろうな
と思える、大吟醸酒を連想する圧倒的な品質感。
演出が過ぎるアクティブステアリングと
相変わらず微速度でグズるDSG(Sマチック)以外は
完璧な車でした。
とはいえ至らぬ所があっても味があるC5の方が
私は好きなんですが。

5月:知らない方が幸せだった領域に手を染めた年でした。

子供の思い出を、こんな薄っぺらい写真で残したくない
という親馬鹿な発想で買ったデジタル一眼カメラ。
(なのでファミリー向けに売っているカメラを買った訳で)
もちろん子供の写真もバシャバシャ撮っているのですが、
仕事柄、プロカメラマンと話す機会も多い事から
あっという間に写真が趣味へ昇華したのも今年のトピック。
ここまでハマるんなら、もう少し良いカメラを
買えば良かったかなとも思わなくもないのですが、
有り余る高性能具合と何より小さく軽いという点が重宝して
EOS Kiss X4はかなり良いカメラだと思います。
(5DとかD7000が欲しいとか言っている人は兎も角として)

6月:車検を前に若干揺らいだ年でもありました。

私の趣味の1つである車の試乗、
(お店の方、今年も買う気全く無いのに乗せてくれて有難うございました。)
今年はC4の車検もあったので、少しだけ本気で乗った車もありました。
プジョー3008(記事はこちらこちら、ボルボXC60、
アウディA4アバント・クワトロ、ヒュンダイ・グレンジャー、
C5ツアラー(真剣に悩んだ)といったところ。
外車に偏っているのは、今の日本車はどの外国車に対しても
競争力が無くなっていると感じているからです。
例えばマークXにも乗ったんですが、
正直、グレンジャーの方が全然良い車です。
”何で外車乗ってるの?”という問いに対して
車好きじゃなくても乗ったら分かるくらいに違う
(しかも値段がそんなに変らない)と答えるのは、
日本人として悲しい気分にもなります。
”性能だけなら国産でいいんだけど、味が・・・”
と、全うな外車乗り回答をさせてもらうためにも
日本車には頑張って欲しいところです。

(確実に年を越しつつ後半へつづく)
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車のサステナビリティとは(その1の3)

2010年12月14日 | イベント
エコロジー展示の併設もぬかりなく。

都合3時間弱の講義と体験を通じて思った事が2つあります。
1つはベンツが伊達に高い訳ではないのが分かった事。
私が最終的にC4を選んだ理由の1つは安全性だった結構安全フェチな私が
(当時C4は結構先進的な安全性を持った車だったのです)
例え見た目がオッサン臭かろうと買うに現実的ではない値段だろうと
俄然魅力的に見えてきたのは白状しなければなりません。

車の本質もぬかりなく。勘弁して欲しいほどの抜かり無さ加減。

もう1つはベンツの安全への姿勢です。
それはこのイベントで使われているアトラクションの
尋常ではない規模とクオリティで良く分かりましたが、
私の様に運が良かった人ではなくてもベンツの安全は体験出来ます。
車メーカーのHPにはセーフティーのページが普通あると思いますが、
ベンツのHPには他にはあまり無い特徴があります。
それはセーフティーというページが車ごとではなく
ブランドに紐付いているという点です。
大袈裟な事を言うと、ベンツにとって安全は車個々で述べるのではなく
企業全体で取り組むべき事だと考えているという事ですね。
最近、企業の流行言葉にサステナビリティというのがあります。
大抵は環境を謳う時の枕にされる言葉ですが、
もしベンツのオーナーが事故に遭って九死に一生を得た時、
それが呆れるほどの安全装備に支えられていたとしたら
恐らくその人は一生ベンツに乗ると思います。
あまり良い例えではないのかもしれませんが、
これこそ究極のサステナビリティなのではないかと思います。
そういう計算があるのかどうか分かりませんが、
ベンツはやはり凄い会社だという事が良く分かったイベントでした。

(その1終わり)
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車のサステナビリティとは(その1の2)

2010年12月13日 | イベント
大分放置してしまいましたがTecDaysの続きです。

後半は3つの体験型のアトラクションです。
このイベントの凄いところはただの展示ではなくて
前途のアクティブボンネットも実際にポップアップしたり、
エアバッグも実際に膨らんだりする様を見せる事で、
安全への取り組みの真剣さと何事にも完璧を求める
如何にもな姿勢が肌で感じられる事です。
1つ1つの技術も凄いんでしょうが、
見終わった後に”ベンツすげぇ~”という印象を
見ている人に残す。
流石の高等テクニックを使ってきます。

ある意味ベンツのフラッグシップ

そんな”すげぇ~”の幕の内弁当の様な車が、EFS2009というこの車です。
今まで紹介した物も含めて最新鋭の安全テクノロジーを
全て詰め込んだ車だそうで、その数27。
このテクノロジーとリアリティのかたまりを見ると、
どう考えても売る気が無さそうなエコカーコンセプトばかり作っている
(ベンツもフグみたいな車とか作っていますが)
他のメーカーが急に幼稚に思えてきました。
27のうちの幾つかをご紹介。


おびただしい数のカメラとセンサーの類い。
(ヘッドランプの下に列んでいる黄色いのは、センサーではなくてLEDのポジションランプです。ちなみに)
最新のEクラスに安全オプションを全部載せすると、
カメラは6つ付くそうです。
ヘッドランプはセンサーが対向車や歩行者を感知して
ハイローを自動で切り替えるんだそうです。
ハイブリッド用のバッテリーも安全を考えて
この位置(ボンネットの付け根)に置いてあるんだとか。


側突すると樹脂が発泡して強度が増すドアビーム。
ちなみに銀色のシールがペタペタ貼ってあるのが
最新安全技術をポイントしています。


エアバッグが仕込まれたシートベルト。
最近、日本でも自動車部品メーカーが開発したニュースが出ていましたね。


開発中の専用チャイルドシートだそうです。
詳細は分からず。

(その1の3につづく)
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