ズィクルの利点 その５

この記事は２０１９年９月に私のメルマガに書いたものです。
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ズィクルの利点を何回かに分けて書いています。
今回はその５回目です。

こんにちは　ファーティマ松本です。

今までズィクル（神様の事を想うこと）の利点を
４回ほど書いてきました。
ちょっと復習をしてみましょう。

悪魔を遠ざける。
神様に喜んでもらえる。
心に平安が訪れる。
神様にも思ってもらえる。
罪が許される。
と、こんな感じでした。

さて、さて
今週の利点は、個人的にとても興味深いものであります。


昔、昔、イブンカイイムという学者さんが、ズィクルの利点について本を書きました。
その本の中には１００以上ものズィクルの利点が書かれてあるそうです。
（スゴイですよね！）
今回は、その中の一つをご紹介したいと思います。

イブンカイイムさんによりますと
「ズィクルをしない心は曇っているので、何が正しくて何が悪いかを理解できない」らしいです。
そして反対に
「ズィクルをする心は、曇りなどなくキレイなので、何が正しく、何がよろしくないかがわかる」そうです。

私たちの心というのは、
何か悪いことをする度に、黒く染まってしまうという事をご存知でしょうか。
イメージとしては、キレイな水の中にインクを落としたような感じでしょうかね。
一滴くらいなら、まだまだ水も透明に近い色をしていますが、
黒インクがしょっちゅう落ちてきたら、水もかなり真っ黒になってしまいます。
放っておいたら、元が水であったなんて分からないくらい黒くなってしまう事でしょう。
それと同様に、私たちの心も罪を犯す度に、ちょっとづつちょっとづつ濁っていってしまうのだそうです。


そのような濁った心では、正しい判断ができないっていうの、、分かりますよね。
そのような心は、周りの価値観で動いたり、自分の欲求に従った行動をとってしまうそうです。

クルアーンにもこう書かれてあります。　　

「我を念ずることに怠慢な者に従ってはならない。
　その者は自分の欲求に従う者であり、混乱（物事の識別ができない）した者である。」
　（クルアーン　１８：２８）


神様のことを念じない、つまりズィクルしない人の心というのは、混乱している。
何が正しく、何が悪く、そして　まず何をするべきか、といったことが分からなくなっている心。
世界中を見渡すと、そんな心ばっかりですよね。
私もそんな一人かもしれませんが（汗）、
もし、もっと多くの人が濁った心ではなく綺麗な澄んだ心を持つことができたら、
この世も随分と素敵な場所になることと思います。



今年の夏休み、サウジを出てチラッと非イスラムのお国へ行ってきました。
その間、
どうも心が落ち着かない、
どうも周りの価値観に惑わされている感、が正直ありました。
あの時は、イスラム教というメガネまたはフィルターを外していたのではないかと
以前このメルマガで書きましたが、、、
メガネだの、フィルターだの、そんなもんじゃあなかったのです。
心がヤバかった訳であります。
心が濁りきっていたのです！（ガーン）

神様のことをあまり思っていなかった、つまりズィクルをしていなかったせいなのでしょう。
そういえば、今思い返せば、、、していなかったなあ、忙しすぎて（汗）
ただズィクルっていうのは、
どんなに忙しくってもできるものなんですけどね。

では、私のように心が濁ってしまった人はどうしたらいいのでしょうか？
そのまま一生濁りっぱなしの心で、世の中に巻き込まれていないといけないのでしょうか。

答えは、、、
そうです、ズィクルです。
ズィクルすれば、心がまたピカピカになります。
（それと同時に、神様に悪かった！と謝ることも大切ですが、）
神様を想う心っていうのは、”綺麗”なんです。

：今週のズィクルの利点：
心が綺麗になって、善悪の判断がしっかりできるようになる！でした。

来週に続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように！
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ズィクルの利点 その４

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神様の事を想い、念ずることにより心に平安が訪れる、
ということを前回は書いてみました。


こんにちは　ファーティマ松本です。

神様をズィクルすることによって、心に平安がやってくるということでしたが、
前回まではあくまでも個人で行うズィクルについてでした。
今回は、
みーんなでやるズィクルについてちょっと考えてみたいと思います。

一人で神様のことを想い、唱念するのはもちろん良いことですが、
大勢の人と集まってズィクルをするというのも
これはこれでとても素晴らしいものなんです。
なぜなら、
グループでズィクルをしている所には、”必ず天使がやってくる”からなんですね。

天使達って、常に「誰か何か良いことをしていないかなあ」と
空を巡回しているんだそうです。
そしてそんな天使の一人が、ズィクルをしている人達を見つけると
「おーい、みんなこっちだぞお」と他の天使達を呼び集めます。
そして、天使の群団があちらからもこちらからもズィクルをしている人たちを取り囲みます。
天使に取り囲まれると、、どうなると思いますか？
「なんか知んないけど、いゃ〜な気分になる、、、、」
わけないですよねえ。
なんてったて天使に囲まれているんですから。
そう！人々は、平安に満たされるそうです！！

ですから、、、、

もし、、
自分の家が普段、口喧嘩やら取っ組み合いの喧嘩やら
とにかく平和に欠けてるなあ、と思うところがあったら
”ズィクル”を家の中で行うことをお勧めします。
特に、家族全員で集まって神様のことを話すのは良いことだと思います。
と言っても、、、それがなかなか難しいことなんですけどもね。
でも、
もしやれるのであれば、
可能な限りズィクルを家の中で、家族のみんなと一緒にやると
家の中が神様のご慈悲と平安に満たされること確実です。
喧嘩もメキメキ減ってくることでしょう。

さて、さて、
天使の群団に囲まれた人々に平安が訪れたその後、、
何が起きると思いますか。
そうです！
神様は彼ら全員を”お許し”になられるそうです！！

この罪が許されるという点、
あまりぴーんとこないっていう人も多いのではないかなあ？と思うので、
罪とは一体何なのか？についていつか書いてみたいと思いますが
今日は、チラッと、サラッと、なでるように書いてみようかと思います。


まあ、生きていると困難っていろいろありますよね。
経済的なこと、健康の事、人間関係、等々
もう嫌になっちゃう事ってたっくさんあります。
でも、そういった困難って、
死んだらもう、、それで終わりなんですよね。

墓場にまで、経済的問題を持って行く人がいますか？
お墓の中では、買うものなんて一つもありませんし。
ストレスが溜まる嫌な上司だって、お墓にまではさすがにやって来ないでしょう。
しかし、、
自分が犯した罪っていうのは、
追って来ちゃうんですね、どこまでも。
墓場だろうが、最後の審判の日だろうが、来世だろうが、離れられないんです。
その罪のおかげで、死んでからものすご〜く辛い思いをしなければならなくなります。
もちろん、生きている間だって、楽しく心穏やかに生きて行く事は出来ません。
だって、
人に嫌なことをすれば、その人に恨まれることになるでしょうし、
犯罪を犯したら、いつ捕まるかと常に不安になるでしょう。
不道徳なことをしたら、誰かに知られやしないかと心配でしょうがないでしょう。
だから、
やはりこの世で幸せに暮らすには、罪は少なければ少ないほどいい、と思います。

ただ、「やってしまったことはどうしたらいいいんだ？」と思うかもしれません。
ご安心ください。

神様はアルガフール（罪をお許しになられるお方）であります。

ズィクルをすることによって、罪を赦してもらえるのだそうです。

神様は天使達を前にしてこうおっしゃったそうです。、
「我は全員を許すであろう」と
誰を？
そう！みんなで集まってズィクルをしていた人たち”全員”をです。
すると、天使のうちの一人がこう言います。
「あのグループの中にはたまたま居合わせた者がいます。
　ズィクルをしていたわけでなく、その上罪深い者であります。」
それに対し、神様は
「その者も、我は許そう」とおっしゃいました。
神様の心の広さ、そして、ズィクルのパワーの凄さであります。

ちなみに、
私たちが一人でズィクルをすると、
神様はズィクルする者のこと思ってくれると以前に書きましたね。
では、私たちがグループでズィクルをする時、
神様は何をなさるのか？
それは
神様は”天使の群団”と共に、ズィクルをする者のことを思ってくれるのだそうです。

神様が思ってくれるということは、以前にも書きましたが
必ず良いことがやってきます。
お許しはもちろん、平安やらご慈悲やら、、
私たちがこの世で生きていく上で必要不可欠な物を与えてくださいます。

さあ、
今回は、みんなで行うズィクルについてでした。
日々の生活をより満ち足りて、穏やかに過ごすためにも
ぜひぜひお試し下さいませ、ませ。

来週に続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように！
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ズィクルの利点

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神様のことを念ずる事、思う事をズィクルと言う。
その利点は：
神様に思ってもらえる。
神様の赦しを得られる。
悪魔を遠ざける。
ということを前回まで書きました。


こんにちはファーティマ松本です。

神様のことを口に出して念じたり、
心の中で想ったりすることって、ホント凄いことなんですよね。

今回はズィクルの利点の第３回目になります。
ズィクルの利点はびっくりするほどたくさんあります。
それでは、
早速行きましょう。

今回の利点もかなりすごいです！！
即効性があって、目に見えやすいという特徴あり。

それは、、、

神様をズィクルすると、なんと！
「心に安らぎを得られる」そうなんです。
クルアーンの中で神様はこうおっしゃっていますよ。

『アッラーを唱念することにより、心の安らぎを得られないはずがないのである。』
（クルアーン　１３：２８）

そうなんです！
私も嫌なことがあった時には、よくこれ使います。
子供が思うように動いてくれない時とか、ダンナさんの言葉にムッとした時とか
いろいろな時によく使っています。（汗）
そーんな実体験から自信を持って言えることは
「本当によく効きます！」

心の中で必死こいて
「アッラーフアクバル（アッラーは偉大なり）」とか
「アルハムドリッラー（アッラーに感謝と讃えあれ）」とか
言っていると、不思議と心が落ち着いてくるんですね。

どうしてだと思いますか？

神様を讃えたり、想うこと（すなわちズィクル）というのは、
心にとっての栄養だからなんですね。
私たちの体もビタミンやらミネラルのような栄養素が足りなくなると、
疲れたり、怒りやすくなったりするではないですか。

人間の体が食物を栄養として必要としているのと同様に、
人間の心というのは神様を想うことを栄養としているんです。
つまり、ズィクルって心が生きていくのに必要不可欠なものなんです。

預言者さん（平安あれ）はこんな事をおっしゃっいました。

「人間にとってズィクルとは、魚にとっての水である。」

魚が水無しでは生きていけないように、人間も神様のことを思わずは生きていけないそうです。

預言者ムハンマドさん（彼の上に平安あれ）はこうもおっしゃいました。

「アッラーを唱念する者としない者の違いは、生きているか死んでいるかの違いである。」

アッラーを唱念する心は生きていて、していない心は死んでいるようなものだそうです。

もちろん、心臓はズィクルしようとしなかろうと、ちゃんとポンポンと動いていますよ。
そして血液を身体中に送って、栄養を行き渡らせています、フツーに。
しかし、、精神面での心臓（心って言った方がいいですね）は、
日頃とっている食べ物からは、栄養は取れないのです。
（かわいそうに！）
では、生きていくのに必要な栄養が取れていない心というのは、どんな感じだと思いますか。
虚しさ、絶望感、不満、不安、孤独感、などに苛まれている心だと思います。


では、ちょっとここで、人間の各器官の事を考えてみましょう
例えば、目。
目という器官を使って”喜びを得るため”には、何をすればいいと思いますか。
やっぱり、きれいなものやかわいいものなどを見ることがいいですよね。
赤ちゃんとか見ると、私なんか一挙に舞い上がっちゃいますよ、嬉しくって！

舌なんかはどうでしょう？
やはり美味しい物を食べることによって、舌での満足感、喜びを得られます。

耳だったら、やっぱり良い音を聞くことが、
耳を使って喜びを得る唯一の方法でしょう。
ちなみに、音楽は耳に心地がいいかもしれませんが、
これは避ける方がいいと思います。
（これには反対意見の人多いと思うけど、、、）
なぜなら、音楽というのは聴き終わった後もずーっと頭の中に残っていて
ついつい口ずさんでしまうでしょう？
気付いたら歌っていた！みたいに。
それは、神様のことを想うことを妨げてしまうと思うんです。
だから私は音楽聞きません。
ちなみに音楽というのは、
悪魔のクルアーンとか悪魔のアザーンとかと言われています。
（アザーンとは、礼拝の始まりを知らせる合図のようなものです。）
どっちにしろ、音楽って悪魔が喜ぶものなんです。
もちろんクラシック音楽なんかも含まれちゃうんです。
（これ、ものすごい反論ありそうだなあ！）



では、では、本題です。

心を使って喜びを得るにはどうしたらいいでしょうか。
素敵な洋服でしょうか？
山と積まれたお金でしょうか？
それとも、社会的な地位でしょうか？
いやいや、
それらがいくらあっても、心に平安て訪れてくれないんですよね。
それは、有名人が麻薬に手を出したり、自殺をしたりするのを見ればなんとなく
わかりますよね。
虚しさを心に抱いている人が、どんだけ買い物をしたところで
その虚しさは埋まりません。
どれだけ高級料亭に行って食事をしたって、
やはり、虚しさは癒せません。

いつだったか、どこかのテレビ局で韓国出身のアイドルの家を拝見する番組をやっていました。
彼の家には何台もの高級車が置いてあるし、家具も洋服ももちろん食べ物も最高級のものばかりなんですが、
そのリビングに座っている彼が言った言葉が
「あー、虚しいなあ！」
でした。
高級車や高級家具が悪いのではないのです。
買えるんだったら別に、ドンドン好きなだけ買ったっていいわけです。
問題は、
そういった物では、心の栄養にならない、ということです。

心を喜ばせる唯一の方法というのは、、、、
そう、
「神様のことを想うこと」だけ、なんです。

『アッラーを唱念することにより、心の安らぎを得られないはずがないのである。』

そうです、神様のことを唱念することによってのみ、心は安らぎを得られるのです。
虚しさや不安から初めて解放されるのです。

お金がなくても、きれいな洋服がなくても、社会的地位がなくても、
持ち家がなくても、健康に問題があっても、子供の出来が悪くても
神様の事を思い、神様に近づこうとしていれば、
必ず心に平安が訪れることと思います。


ズィクルの素晴らしさについては、
まだまだ続きそうです。

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ズィクルのすごさ その２

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ズィクルは悪魔を遠ざけると前回は書きました。


こんにちはファーティマ松本です。

礼拝は、私たちを悪事や醜業から守り
ズィクル（神様を想い唱念すること）は悪魔を遠ざける、という事でしたね。
クルアーンにも書いてあります。

『本当に礼拝は（人を）醜業と悪事から遠ざける。
　なお最も大事なことは、アッラーを唱念することである。』
（クルアーン２９：４５）

これは、先週紹介したクルアーンの一節でありますが、
、、、、ヌワント
この日本語訳とちょっと違う訳を見つけましたので、
今回はそれを紹介したいと思います。
そして
それが今週のズィクルのすごい点になります。

ズィクルには、本当にたくさんの利点があるのですが、
今回は究極の利点（すごいところ）になりそうです！！

では、まず最初に先週のクルアーンの一節の違う訳とは、何かについて。
「なお最も大事なことは、アッラーを唱念することである」
と、先週は書きましたが、
こういう解釈もあるそうです。

それは、
「最も大事なのは」ではなく、「より良いものは（または最善なのは）」になります。
そして次が大事なのですが、、
「アッラーを唱念することが大事」というところ、実は
私たちがアッラーを唱念するのではなく、
なんと！アッラーご自身が私たちの事を「思う」そうなのです。
主語が真逆ですね。
ですから、先週の一節はこんな感じに訳せます。

『アッラーが（人間の事を）思うのは、最も優れている（より良い）ことである。」

どっちが合ってるとか、間違っているかは私には分かりませんが
まあ、一応こんな解釈もあるんだな、というのを紹介させていただきました。

それにしてもちょっと　えっ？と言う感じではありませんか？
神様が思ってくれるなんて。
でも実際に、神様はクルアーンの中でこうおっしゃっているんですよね。

『だから我を念じなさい。我もあなた方を思うだろう。』
（クルアーン　２：１５２）

神様が私たちの事を思っている？！らしいです。
あの天と地と、その間にある物すべてをお創りになったお方が、、
私たちのうちの誰かの事を思っている（想っている）？

もちろん、神様はすべての事を見ていて聞いていらっしゃるお方。
誰がどこで何やって、その後どうなるのか、なんでそんな事をしたのかも
ぜーんぶご存知です。
　
『アッラーはあなた方の行うことを知っておられる。』
（クルアーン２９：４５）

神様が”思う”というのは、、知っているとか、分かっている、とは
全く違うレベルの”思い”なわけです。

ちょっと考えてみましょう。
私たちが誰かの事を”思う”時って、、
どんな感じでしょうか？
「あのやろー！」とか
「ふざけやがって！」とか
「許せないやつだなあ」とか
色々と思っている・・かもしれません。（すごいネガティヴ！）

もちろん、大好きな人のことを思う時って絶対上記のような
思いではないですよね。
「どうしているかな」「元気でいるかな」「ちゃんとやっているかな」
「今度はいつ会えるかな」などなど、
もっともっと温か〜い気持ちですよね。

そう！
神様もそーんな風に温か〜〜いお気持ちで（もっともっとすごいんだけど）、
私たちのうちの誰かの事を想ってくれるのです。

神様が温かいお気持ちで、誰かの事を思ったら、、、どうなると思いますか？
それで終わり、、なわけがありません。
だって、神様って寛大で慈悲深くって、とてつもなく優しいお方ですよ。
そしてなーんでもできるお方です。
何かしらの良いことが帰ってくるに決まっています。

私たち人間社会でだって、
例えば大きな会社の社長さんが、誰か従業員の事を思ったとしましょう。
「いつも頑張っているな」とか
「この間はあいつのおかげで助かった」とか
そして、社長さんですから
その人に対して、何かしてあがられるわけです。
給料を上げたり、地位を上げたり、休暇を増やしたり、
といったことが、出来ちゃいますよね

人間の社長さんだって多少の良いことをしてくれるんですから、
寛大で慈悲深い神様が、何もしないわけがありません。

一体神様は、ズィクルをする人たちに何をしてくれるのでしょうか。
答えは
神様は、ズィクルする人たちの罪を赦してくださるらしいのです。
エッ、そんだけ？なーんて思ってはいけません。
これは、給料が上がる以上にものすごいことなんですよ。

だって、
罪を赦してもらえれば、天国へ行ける可能性はめちゃくちゃ高くなりますしね。
それに罪っていうのは、神様と私たちの間に入って来てしまう邪魔者なんです。
罪のおかげで、神様に近づく事が出来なくなってしまったり、
神様からの慈悲を受ける事が出来なかったりするわけです。
だから、罪を赦してもらって、消し去ってもらえるのは、本当に本当に
有難い事なのです。

罪を赦してくれたら、次に待っているのはなんですか？
そうです。
神様は、その人を罰しにはならないのです。
（だって、もう赦しちゃったからね）
つまり、ズィクルというのは
神様の懲罰から身を守る最強手段！なんだそうです。


『まとめ』
今週のズィクルのすごい点
「神様の赦しを得られる。
　神様からの懲罰を免れる。」
でした！

来週もズィクルの利点について考えていきたいと思います。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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私たちができる最高かつ最善の行為！
それは神様を想うこと、念ずることである！
と前回まで書きました。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
神様を想い念ずる（ズィクル）がどれだけすごい行為であるのか。

神様はクルアーンの中でこうおっしゃっています。

「なお最も大事なことは、アッラーを唱念することである。」
　（クルアーン　２９：４５）

では、預言者さん（平安あれ）はどうおっしゃっているのでしょうか。

「アッラーを讃え唱える事（ズィクル）は最も良い行いである。
　それはアッラーの目にはとても清らかなものであり
　あなた方の階位をあげてくれる。
　また、それはアッラーの道のために金銀を費やすよりも、
　そしてアッラーの道の為に戦うよりも優れている。」

だそうです。

すっごいではないですか！！
そーんなにすごいんだったら、
それ（ズィクル）をやらない手はないでしょう。
だって、やらないなんてもったいなさすぎます。
なにしろ、ズィクルは場所を選ばずにできますしね。
またどんな状況下であっても大丈夫。
座っていようが、寝転がっていようが、通勤途中であろうが、
寝起きであろうが、、、
ついでに、なんと言ったってタダですよ、タダ！。
一切お金がかからないんですから、こーんなにいいことありません。
その上、その行為（ズィクル）に対する報酬は数え切れないくらいあるのです！！

と、
いうことで今週から
ズィクルの凄さ、素晴らしさ、そしてその利点をドンドン書いて行きたいと思います。

さあ、たっくさんあるので、ガンガンいきましょう！！

まず第1点目。

前回、そして前々回にも書きましたが、
すべての宗教行事は、ズィクルを行うためにある、でしたよね。
礼拝などはその典型のようなもので、神様を想い念ずるためにある、わけです。
その礼拝ですが、、、、
ズィクルをするという目的以外にも、実は大事な目的があるんです。
それは一体何かと言うと、、、
、、、、
「私たちに悪事をさせないようにする」
というそんな壮大な（！）目的も合わせもっているそうです。



昔、ある人が預言者さん（平安あれ）にこんなことを言いました。
「夜は礼拝をするのに、朝になると盗みを働く奴がおりますぜ。」
それに対し、預言者さん（平安あれ）は、
「本来なら、礼拝がそれを妨げるはずだ。」

そして神様もこうおっしゃっています。

『本当に礼拝は（人を）醜業と悪事から遠ざける。
　なお最も大事なことは、アッラーを唱念することである。』
（クルアーン２９：４５）

礼拝をしながら、盗みを働いたり、人殺しをしたり、なーんて芸当は
普通は無理です。
礼拝というのは、なんたって神様との直接対話。
神様の御前に立っているわけですからね。
その礼拝後すぐに、悪い事ってなかなかしずらいと思いますよ。
だから、礼拝は人々を悪事や醜業から守ってくれる、というわけです。

そして、ズィクルもまた同じ効用があります。

ズィクルは、ナント！
「悪魔から身を守るのに最強な武器」だそうです。

悪魔というのは、私たち人間を神様が定めた正しい道から、
少しでも遠ざけようと必死なわけです。
あれをさせよう、これもさせようと、あれやこれやといろいろな手を使って
日々頑張っているわけです。
しかし彼らは、
神様の名前が唱えられた瞬間に、パーっと消え失せてしまうらしいです。

悪魔というのは、見かけによらず（？）実はとてもとても弱い生き物なんだそうで、、。
なぜなら
神様のお名前を聞いただけで、サーッといなくなってしまうんですから。

ただ、どんなに弱っちくっても、悪魔が厄介な存在であることに変わりはありません。
何しろ、常に私たちを狙っていて、ありとあらゆる機会をフル活用し
悪い事をさせようと頑張っています。
そんな悪魔に対抗するには、何しろしょっちゅう！神様の事を
想い念じていなければならないわけです。
　
そうです！
悪魔から身を守り、悪事に手を染めないようにするには
もう、この”ズィクル”しかない。
「唯一無二」
ズィクル以外には方法がない！というのですから、もうやるしかないでしょう！

そのズィクルのやり方、そしてまだまだある凄さについては
次回に続きます。

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