神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

許せない気持ち

2018-08-03 03:02:27 | イスラム教

アッサラームアレイクム!
皆様方に平安がありますように。

ラマダーン月からお休みをしていた本ブログですが、
やっとこさ重い腰をあげて書き始めることにしました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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こんにちは ファーティマ松本です。

今週は、久しぶりのメルマガということもあって
「神に帰る生き方」のテーマから少ーしだけ離れて
「許せない気持ち」
について書いてみようかと思います。


身近な人に言われたことや、やられたことで
「絶対に許せない!」という思いを持っている人は、、、
いませんか?

「なんであんなことを言ったんだ?」
「なんであんなことをしたんだ?」
「ひどいじゃあないか」
「許せない!」
といった感じの気持ちですね。

実は私は、10年近くもそんな気持ちをずーっと持ちながら生きていました。
頭では「こういった怒りの気持ちを持ち続けるのは良くない!」と分かっていても
時々何かの拍子に昔のことを思い出しては、苦々しい思いをしていたわけです。
何度も「もう許さなきゃ」とか「もう忘れよう」とかと思いながらも、
なかなか忘れることなんできませんし
ましてや「許す」なんて、、、、。

しかし、今年のラマダーン月の間にかなりいい感じで
この嫌~な思いから解放されることができるようになったのです。

どんな方法で「許せない気持ち」から解放されたか?

興味のある方はいらっしゃいますか?

実は、、

方法、、というのはないのです。

ただ”ある事実を知ることができた”というだけなんです。


どんな事実か?!
(もしかしたらフツーにみんな知っている事かもしれないけど、、、一応堂々と発表!)


第1の事実!!

誰かに対する憎しみ、怒り、許せなさ、といったネガティブな感情。
これらを大事に大事に心の中で育てて喜ぶのは、
他の誰でもない、、、、悪魔です。
悪魔、アラビア語でシャイターンと呼びますが、
悪魔というのは、実際に存在していて人間にとっての公然の敵であると神様はおっしゃっています。

『本当にシャイターンはあなた方の敵である。
 だから敵として扱え。』(クルアーン35:6)

『人々よ、地上にあるもののうち、良い合法なものを食べて
 悪魔の歩みに従ってはならない。
 本当に彼は、あなた方にとって公然の敵である。』
(クルアーン2:168)


私たちが誰かのことを「許せない!」と思った瞬間、
「ヤッホー、いいぞお!」と喜ぶのは、人間の公然の敵である悪魔です。
悪魔は、私たち人間にイヤーな気持ちを常に持ってもらって
不幸せでいてもらいたいのです。

自分が怒り、イラつき、不幸になっているその間
悪魔はヤッター、ヤッターと喜んでいる。
そして、その感情をずーっとずーっと引きずって生きていってもらいたがっている。
ずーっと不幸でいてもらいたがっている、、、
わけですよ。

たった一回しかない大事な一生ですよ。
悪魔を喜ばせるために使ってしまってはもったいないではないですか。

私たちが喜ばせるべき対象は、神様だけ。
決して悪魔ではありません。
悪魔が私たちに、ずーっと不幸せでいてもらいたいのに対し、
神様は私たちに、幸せな人生を歩んでもらいたいのです。
そのために「道」を示してくれたわけです。
その道から外れないようにしないと!!



第2の事実!!

人を憎み、許せないと思い続ける事は、
あたかも

「自分が毒を飲んで、相手が死ぬことを願うようなもの」

だということです。

人を憎み続けること、
それは毎日毎日、毒を飲むようなものです。
自分を害しているだけなんです。

そして、その自分が毎日せっせと飲んでいる毒でもって
相手は死ななければ、傷つくこともありません。

まあ、
別に”死”まで願っているわけではないのですが、
これまた、もったいないではないですか。
たった一度きりの人生を毒を飲んで暮らすなんて!


ということで、、、

私は目覚めました。
もう止めようと!

アルハムドリッラー!(神様に感謝します!)
一度”許せない気持ち”を手放してしまうと
不思議なもので
「もしかしたら、あの時はあの人も疲れていたのかも」とか
「あの人も辛かったのかも」
なーんて、思えるようにまでなりました。

つらーいつらーい過去を ”許す” というのは、
そんなに簡単なことではないでしょう。
しかし、
それが「天国へ続く道」を歩くことにつながります。
幸せへの第一歩です。

この人生において、何が大事かって(私が思うに)
それは、神様からの「お許しとご慈悲」この2つだと思うのです。

神様のお許し、、、
これがなかったら、誰一人天国なんて入れないでしょう。
何しろ、人間は完璧にはできていませんから。
ついつい変なこと、間違ったことをしてしまう生き物です。
ゆえに、神様に(常に)許してもらわなければならない存在なわけです。

人を許せば、神様は私たちをもっともっと許してくれます。

だから誰のためでもない
自分自身のために
許して、許して、
前に進んで行けたら、と思います。

と、
なーんだかんだ言って、今週もなーんとなく
「神に帰る生き方」のテーマに沿っていましたなあ。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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※5星レビューが5件もつきました。(o^^o)*
レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました

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