道を見失うとき。

私は昔からまわりに流されやすい、優柔不断な性格で、ときどき自分が何をしているのか、何が正しいのかわからなくなってしまう。そして、なんだか何もかもどうでもいい気がして、すべてをあきらめてしまいたくなるのです。
そんなとき、いつも私は12才のセヴァンのスピーチを何度も読み返します。

今日の私の話には裏もおもてもありません。
なぜって私が環境運動をしているのは私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは選挙で負けたり株で損をしたりするのとはわけがちがうのですから。
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オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのかあなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生き返らせるのかあなたはしらないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを壊し続けるのはもうやめてください。
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ここではあなたたちは、政府や企業や団体の代表でしょう。でも本当はあなたたちもだれかの母親であり、父親であり姉妹であり兄弟なのです。そしてあなたたちのだれもが、だれかの子供なのです。
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私は子供ですが、みんながこの大家族の一員でありひとつの目標にむけて心をひとつにして行動しなければならない事を知っています。
私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。
私はこわい。でも、自分の気持を世界に伝える事を、私はおそれません。

（『あなたが世界を変える日』Severn Cullis-Suzuki(学陽書房)から一部抜粋）


10年以上前にリオの国連サミットで各国のリーダーを前に、セヴァンが行った6分間のスピーチ。何度読み返しても、心が熱くなります。あきらめている場合ではないような気がしてくるのです。
世界は何も変わらないように見えるのに、それでも彼女は今も世界の変化を信じてNGOを立ち上げ活動を続けています。

私も強くなりたい。