笑おう♪~Laugh and grow fat~

毎日が終わる前に今日幸せだったことを書こう。遅咲き院生Sonoの前向きプライベートブログ。

着物話。

2005-08-29 20:09:07 | 本♪
今日はまたまた大学へ。先生と面会。その前は、留学生の梅花ちゃんのチュートリアル。いろいろな質問をうけるも、私も分からないことだらけで、役にたったのやら、たたないのやら、、

今日の本は、着物について。興味のない方には、全くもっておもしろくもおかしくもない話。そして私には大切な本、『きものまわり』。

私が着物に興味を持ち始めたのはやはりタイでの経験が大きい。自分の国の衣装を大切にするタイの人々からも影響を受け、また、オーダーメイドの喜びににも目覚めてしまった。

着姿の美しい人は数々いらっしゃるけれど、私は個人的に樋口可南子さんに惚れている。あのショートカットにして、あの凛々しい着姿にして、女性までも悩殺してしまうほどの色香。なぜ、肌の露出もないのに、こんなにも艶っぽいのか、、。ただ、美人だとか、きれいに着ているというレベルではないのだ。ページをめくるたびに、一人よだれ顔でにやつく私。くうっ。まぶしすぎるぜ
なれはしないけれど、なれるものならこんな女性になってみたい。
また、すっきりばっさりショートにしたいなぁ。そんな欲望も膨らんでくる。

着姿にはその人の生き様が表れる気がする。粋な生きかたをしてきた人は粋な様に、ふとっぱらな方にはふとっぱらな様に。着物は本当にどこまでも奥が深い。
せっかくお江戸に来たのだ。渋さを極めた極鮫小紋か、角通しの黒なんか、かっこよく着たいな~。
いやいや、おその、お前は学生の身。当分は反物を買うのも、仕立ても封印なのじゃ、。せめて、着物の写真を見ながら別世界を満喫しよう、、、。(って、ちがうでしょ早く課題のための論文読まなきゃいけないんでしょ

寡黙。

2005-08-29 01:34:53 | 本♪
夜になると、空気がひんやりして、少しだけ秋の気配。こんな夜はいろいろなことを考える。

これは、しばらく前にとても話題になった本。今でもときどき手にとって読み返すと、じわっとくる
Jean Giono作。仏語の原本は”L'homme qui plantait des arbres”となっている。残念ながらフランス語はぜんぜん分からないので、手元にあるのは訳本のみだ。木を植え続け、不屈と孤独の人生を生きた名もない農夫のお話。ただ、それだけのお話。

私は、この数年、自宅の小さな庭と格闘し続けた。えだまめ、ブロッコリー、ぶどう、じゃがいも、もみじ、ばら、インゲン、ピーマン、おくら、トマト、ブルーペリー、いちご、向日葵、クレマチス。あらゆるものを育ててみた。
しかし、あれほど温暖な地にあっても、野菜を植えては虫にやられ、木を植えては立ち枯れし、花を植えては根腐れした。まともに育ったもののほうが少ない。そして途方にくれるような日々の世話と重労働。地理学、地質学、化学、天文学、哲学、そして何よりも変化を予見する知恵とカンの必要性。植生と向き合うことは並大抵なことではないことがわかった。なのに、一生、木を植え続けるなんて、、。それも自分のためではなく。その気の遠くなるような孤独の日々を思うだけで、その農夫が成し遂げたことはあまりに偉大だ。

みんな知っているとおり、私はおしゃべりだ。だいたいしゃべるのが仕事なのだ。
私がしゃべらないと、「どうした?」と彼まで心配そうな顔
でも、だからこそ、私はこの農夫のように寡黙な人に強い憧れがある。もくもくと、ただ、己の信念にしたがって、余計な事をしゃべらず、成すべき事を成し遂げていく人。そういう人を見ると、それだけで、強く心を揺さぶられる。人として立派だなぁと思う。

ああ、不器用な上に、読みも甘く、根気もない。そのうえおしゃべりときている。はぁ。私はどうしてこうなったかなー、、。

歌舞伎座~ヒルトン♪

2005-08-27 21:37:16 | 芸術・サブカルチャー♪
とれてしまった。こんなに課題提出期限がせまっているときにかぎって。そう、花道脇の1F6列5番。どこのどなたがキャンセルなさったかわかりませんが、行くしかないでしょう。そして歌舞伎へ朝からいそいそと。千秋楽前日の8月納涼歌舞伎は満員御礼の大入り。立ち見まで長蛇の列。あまりの暑さに夏塩沢はあきらめて、麻の半襦袢に麻の足袋、この間の綿絽の浴衣に薄い水色の絽の博多献上名古屋帯で
一、祇園祭礼信仰記金閣寺
頭っから最後まで大仕掛けと「見得」の連続。三津五郎の悪役が迫力満点。福助の女形は、五月に玉三郎を見てしまったために、少し物足りない感じがした。
二、橋弁慶
話題の「獅童」弁慶と「七之助」牛若の共演。でも、弁慶は「吉右衛門」と決めている私にとって、ただきれいなだけで、どうにも物足りない。
三、雨乞狐
勘太郎の一人五変化。切れがあり、緩急息もつかせぬ展開。夏らしい演目。血筋はあらそえないのか、今日最も輝きを放っていた気がする。勘太郎さんお見事
しかし、、花道のわきって、すごい。役者の息遣いや、汗の流れまですべて見える。あんまりの迫力にめまいがした。でも、こんな贅沢ばかりしてちゃだめだめ。来月から、また3階席だ。

くらくらした余韻を残しながら3時前、新宿でタイ以来数年ぶりに会う友人と待ち合わせ。連れて行ってくれたところは、Hiltonのラウンジのケーキビュッフェ。こんなところが彼らしい。バンコクではよく、ホテルラウンジでお茶したものだったなぁ。でも、こんなに込んでなかったけど、、。
6時ごろまで延々とおいしいビュッフェを食べながら話す。数年前よりあらゆる意味でバーションアップしているけど、でも、何も変わっていない感じ。あのしゃべり方も。ひげも。彼は本当の意味での自由人だと思う。世界のどこでも生きていける能力としなやかさがある。アジアやヨーロッパでの仕事を経て、今また東京にいるけれど、またそう遠くないうちにきっとどこかへ行くのだと思う。彼なら35歳ハーフリタイアで、海外で起業も見事に成し遂げてしまいそうだ。あんなにスレンダーな体のどこにそのエネルギーが隠されているのか不思議でならない。
実益や高収入とは無縁な自分の職種に少しため息が出る。ま、しかたないか。好きでやってるんだからなぁ。道楽じゃ。
ああ、働かないで遊んでばっかりいることに小さな罪悪感を覚えた午後でした。そろそろ本気でアルバイトさがそ、、、、。

子ども。

2005-08-27 00:33:49 | 人♪
台風一過。ばりっと晴れたので、朝から洗濯。ああ、きもちいい。
その後、今頃前期の山積み資料整理を始める。が、、ま、予想通り、片付くどころかさらにひどい散らかし方に、、。

そんなこんなしているうちに、鹿児島から来た友人と待ち合わせの時間。おおあわてて電車に飛び乗る。彼女もまたお母さん。娘のMimoちゃんは「いーやっ。」を覚えて、ますますお母さんを困らせている。かわいい子悪魔ちゃんだ。むにゃむにゃ宇宙語でしゃべっているけど、もう私たちの話していることはほとんどわかっているんだろう。語彙爆発の時期も近い。

私は、もちろん子を産んだことがないので、小さい子にはどうしたらいいのかわからなくて、おたおたするのだけれど、なぜか子どもになつかれる。宇宙語に慣れているからか、私の精神年齢が低く、本気で子どもとやりあったりするので、同類だと思われているのかもしれない。

最近とみに、子どもが欲しい。遺伝子が呼んでいるのかしらん?それに、高齢出産への不安もある。もともと体力に自信のあるほうではないだけに、心配だ。そして子どもの将来のことも考える。
先輩たちの中には、仕事も勉学も子育ても妻業もこなしているスーパーウーマンが少なくない。本当にただただ脱帽である。勉学一つにしぼっても、ろくろくものになっていない私に、そんな離れ業ができるのだろうか。

ああ、でもあんなふうに「いーやっ。」とあばれるかわいい娘がほしいなぁ~。

名古屋紀行2:またきてちよーだゃあね。大須商店街。

2005-08-26 00:52:32 | 徒然♪
”名古屋見物どこいこみゃあ、いうて、名古屋城じゃあ、とろくせゃあで、、、そうだなも、、おもしりゃーとこいえば、大須の商店街だがね”

ってなわけで、(名古屋の方、聞きかじりののへんてこ名古屋弁ですみません。難しい~。)
神戸からわざわざ足を運んでくれた友人、広島から実家帰省中の友人も合流して、大津商店街探索。これがまた「どえりゃあ」おもしろい。

ブラジル、トルコ、インド、ハワイ、、各地域の大衆食堂的なレストランがひしめき、そのとなりには、アジア雑貨、ディスカウントショップ、かんざし屋にあげパン屋、あやしげなアーミーショップ、、。なんじゃこりゃ。通りを歩く人も、店員さんももう何人だかわかんないぐらいごちゃごちゃ。目移りして目移りして仕方がない。これはここだけで、一日遊べるぞ。

ふと思った。名古屋はバンコクに似ている。
このあやしげで混沌とした感じ。店の装飾の原色。いろいろなものを受け入れる寛容さと、相反する閉鎖性。

さてさて、とうとう歩きつかれて、大須観音の入り口の落ち着いた茶屋へ。で、冷やし抹茶とういろうを食べながら閉店までしゃべり続けた。それぞれの近況や、恋について、研究、この世界の最近の動向など、ああ、まだしゃべりたりなかったなぁ。
え~しかし夜もふけてきましたので、ではでは、お先にご無礼します

マザーテレサ

2005-08-25 07:04:46 | 人♪
昨日は銀座で一日を過ごす。
中村屋で、横浜に住んでいる友人にあう。愛娘なっちゃん同伴。かわいい。お人形さんみたい。食事もそこそこに、おしゃべり、そしてなっちゃんだっこに幸せ気分満喫でした。いいなぁ。私も娘欲しいなぁ。
その後、「鳩居堂」「くのや」で小さいお買い物をし、日比谷へ。

さて、久々に映画館へ。今日はレディースディ。満員御礼の映画館。
MOTHER TERESA。あまりにも有名な聖女の物語。映画の作り方には雑なところもあり、また、マザーの生涯を語るには2時間という時間はあまりにも短すぎ、そして、彼女の本当の人生はもっともっと過酷であっただろうと思う。それでも、映画を見ている私は慟哭し、震えた。
とてもシンプルでそして正しい事を人生の最後まで貫き通すその清冽で強靭な精神。これほど身勝手な世界にもこんな人が存在していたという事実を思うだけで、私は涙がとまらなかった。そして自分自身を恥じた。
マザーをこれほど演じきれる役者がいることにも驚いた。美しい服も、化粧も、余分なものすべてをはぎとったとき、内からあふれ出す輝きの美しさ。苦しむ人を見つめる眼差しは私の心を打ち抜き、苦悶する表情にすら美しさを見た。
与えられることを待つのではなく自分が与えること。それはすなわち与えられること。
いつか、いつか、私も与えられる人になりたい。それが彼女の愛の一滴に満たないとしても。


名古屋紀行1:これがうみゃーのよ。

2005-08-24 00:53:54 | 徒然♪
え~旅行話にもどります。名古屋編。

名古屋の人の朝ごはんは、「モーニング」。朝、喫茶店でコーヒーを頼むと、サービスでいろんなものがくっついてくる。そして、代金はコーヒー代のみ。(300円ぐらいだよん。安っ。)
だから、名古屋の人は朝ごはんを外で食べてる。東南アジアみたい。

そしてこの「モーニング」がただものではない。
最高に変だったこのモーニングセット。「コーヒー、つぶあんのせトースト、ゆで卵、サラダ、ヨーグルト、そして、、、赤だし。」
え?ええぇぇぇぇ???赤だしって、、、。
いや、名古屋といえば味噌だけどもね、、。どうなのよ、この組み合わせ、、。
理解不能
でも、岐阜、名古屋にいる間、毎朝モーニングを食しました。
実はうまい。つぶあんのせトースト。うまいね、うまいねともぐもぐする私に、友人は、

名古屋友人:「え?それってふつーじゃないの?」
Sono他一同:「・・・・・・

いやいや。お姉さん、どこの普通でござんしょ?

名古屋おもしろいね。今日もきっとなにか起きる
朝からいやおうなくハイテンションになる私でした。

送別会@月の雫

2005-08-23 00:24:46 | 人♪
今日は、金運の送別会。
池袋ヒューマックスの月の雫に、ばらばらと皆が集う。ビルの中とは思えない異空間。おしゃれな店内で、いりぐちからどきどきとまどうわれら。(笑)

金運は、1年休学して台湾に帰っちゃう、、。台湾に留学?する彼といっしょにいくんだ。勉学より、愛をえらんだ金運。
1年間彼と離れ離れになるよりも、級友と離れ、勉強が遅れるほうを選んだ。
金運の選んだ道だから応援したい。でも、ちょっとさびしい。
金運はいるだけで、周りを爆笑の渦に巻き込む強烈なキャラクターだったからだ。驚くべき「金運語録」には、タブーという文字がなく、だれに対しても、どんな場所でもお構いなしに思ったままを聞き、話す。(今日もやられた。Sonoちゃん、その彼氏のどこがいいの?と、、。)いつもまわりの顔色をうかがっては胃が痛くなっている私は、そんな彼女がうらやましくて、そして大好きだった。
たった1年いなくなるだけ。台湾だってそんなに遠い国じゃないのに、こんなにさびしい。ほっぺにチューの話、きっと論文の注釈をみるたびに思い出すからね、金運

頭と体120%

2005-08-21 23:05:55 | 花の大学院生活♪
本日は頭と体がフル回転。

1.頭120%
朝10時から5時まで希望者の10名が集い、Y先生にレビュー論文の指導を受ける。
(注:レビュー論文とは、ある分野のあるテーマにおいて、研究者が独自の視点を持って、いままでの先行研究を幅広くレビューし、整理しながらまとめる論文のこと。)いやいやこれがどうして、難しいでないの。
さんざん悩んだ挙句、研究フォーラムに参加して再熱した「自律的学習」について、こうなったら徹底的に読んでやろうと一念発起。連日連夜パソコンに向かってなんとか企画書の体裁を整え、今日発表。
しかし、、先生「おおぶろしきですな。」と一言。わかってます。この案どうりやったら専門書が一冊かける。で、論文は英文中心に100以上読まなければならない羽目に。モチベーションだけ高くてもだめなんだなぁ。可能性や、実現性、意義や方略を冷静に見つめることが必要だ。でも、書きたいように書いてみてすっきりした。できそうにないことでも、目に見えるように計画をたててみるのは大切だ。先生はとても丁寧に細かいとこまでつっこみをくれた。感謝です。
はぁ。でも、、7時間10人分の企画書について議論してもう、脳みそ沸騰直前。オーバーヒートです。

2.体120%
ぜんっぜん関係ないけど、今日は「麻布十番納涼祭り」。日本人中国人の同級生とごったがえす麻布の町へくりだす。すごい人、人、人
食べたもの:チュロス・シュラスコ(その他ブラジル料理)・タコライス(メキシコ)ナンとカレー・北京ダックその他友人と手分けして屋台で買い集めた変な食べ物いろいろをカールスバーグとともに食す。しめは、台湾のかき氷。黒蜜・パッションフルーツ・白くらげ、緑まめなどが入って奇妙でおいしい。(写真を見てね。)
その後、すさまじい人の波に流されながら盆踊り会場の公園へ。最後に一緒に輪に入って、みようみまねで踊る。それにしてもこんなに外国人比率の高い盆踊りはみたことがない。そして、彼らのリズムはやはり盆踊りのリズムにはなっていなくて、浴衣で真剣に踊る姿がちょっぴり滑稽でほほえましかった。

暑さ、疲労、睡眠不足で、足も、腰もふらふら、、でも、来年は皆で浴衣で、おいしいお店で早めにごはんがっしり食べて、盆踊りはじめっから参加しよう!と、皆やる気満々。あ、でも来年の今頃は修論で、死にそうなんじゃ、、、。

岐阜・名古屋紀行:美濃

2005-08-21 03:26:18 | 徒然♪

まだまだ岐阜です。彼女の運転で、美濃市をめざしました。町に入ると、思ったとおりのとても古い雰囲気のあるつくりの家々が並ぶ町並み。ううん、すてき。ガイドブックを見て私が行きたいと言い出したのだ。和紙と「うだつ」の上がる町、美濃。いやぁ、しびれちゃいましたね。このフレーズに。 たくさんある和紙のギャラリーやお店に興奮しながら町を歩きました。観光客もまばらで、そんなところがまたいいんです。(ごめんね、美濃市観光協会の方、、。)お昼、素敵な古民家の蕎麦屋で、きんと冷えた蕎麦を食しながら彼女とだらだら取りとめもない。話をする。ああ、なんと幸福な時間だろう。 和紙のはがきや便箋を手に入れて、すっかりご機嫌で町をあとにしたのでした。また、あかりアート展の頃に訪れたいなぁ。私のすごく好きな感じの町でした。