笑おう♪~Laugh and grow fat~

毎日が終わる前に今日幸せだったことを書こう。遅咲き院生Sonoの前向きプライベートブログ。

大切なものは何ですか?

2005-06-29 18:48:05 | 花の大学院生活♪
水曜日は放課後残って実習の話し合いをする日。
最初は面倒くさいナーと思っていたけど、最近はちょっと楽しみでもある。
みんなの違うアイデアを聞いていると、一人で考えていたときにはなかなか気付けない発見がある。とくに同級生は賢く、思慮深く、みんなの意見を聞いていると、ときどきいい加減な自分のいままでのやっつけ授業を反省したりしています。こんな同級生をもてたことって本当に幸せ。

今日は、日系、在日などの人々のアイデンティティというテーマを授業で取り扱うかという話題がとても深かった。私は取り上げてもいいんじゃない?ルーツを考えること、アイデンティティを考えることはいいテーマになると思ったけど、アンちゃんには、そのことでひどくきずついて、とても長い間、そんな問題を抱えていた実体験があって、簡単に取り扱えるテーマではないと言っていた。実体験のない私にはわからない痛みなのだと思う。8日間の中で取り扱えるのか、そこまでの信頼関係をクラスの中で築けるのかは確かに疑問だ。う~ん、またふりだしだ。

そうそう、後半は、授業の内容を実際に考えたりした。その中で、ボツになっちゃったけど、おもしろい活動案をみんなでやってみた。自分たちでやるのって大事。意味があるかどうかも考えられるし、やる人間がおもしろいと感じない活動は、参加者がおもしろいわけないもんね。

で、皆さんもどうぞやってみてください。

<問い>あなたの大事なものはなんですか?必ず1番から8番まで順番をつけなさい。
      愛/自己実現/奉仕/勉強/健康・安全/楽しみ/富/正義
   <応用>5人のグループで話し合って、一つの最終案を作りなさい。多数決は使ってはいけません。

これは、なんだかありきたりのようで、やり始めると議論の尽きない永遠のテーマのような気がします。自分の人生や、未来にまで考えが及んで、3分の制限時間を越えて、うんうんうなっている人、1分もかからず、「でーきた」って人も。そしてその後の発表タイムで、また大騒ぎ。日本語クラスでやったときと反応一緒、、。
ええ~うめちゃん、愛が7番目ってやばくない?愛より金なわけ~?
ええ~なんでみんな勉強8番目なの~、院生でしょ~自己否定?!
ええ~まくまくちゃん正義が3番目~?!すげ~。なんで~。
人の価値観は本当に様々、今までの人生や、今生きているその人の人生を垣間見たような瞬間でした。
やばい、こんなことで楽しんでちゃいかん。授業案が進まない、、。

*おまけ*私の自己開示。
1.愛 2.安全健康 3.自己実現 4.奉仕 5.楽しみ 6.富 7.勉強 8.正義

切れた。

2005-06-28 18:04:49 | 女子寮♪
私は見た目、若干ほけーとしているので、あんまり切れないと思っている方も多いかもしれない。でも、もともと感情の起伏は激しいので、切れるときは切れる。本日は(株)○○ボイスにぶっちぎれた。

朝からネットがつながらない。このことはM1にとって危機なのだ。このご時勢、レジュメも、レポートも、紙で提出すものはなく、それぞれ、ネット上の各授業ごとにTA(アシスタント)が設定したML(メーリングリスト)にあげる。それぞれ授業前に友人のあげたレジュメに目を通し、質問、批判をまたMLへあげるとことまでが予習なのだ。なのに、なのに、朝からサーバーは落ちたまま。
12:00いい加減あたまにきて(株)○○へ電話。受付の姉ちゃんは愛想よく、担当者に電話させます。
13:00こない。電話は来ない。再度電話。違うお姉ちゃんが出て、オウムのようにそっくり同じせりふをはく。
14:30男性担当者から電話。要を得ない回答で、最後に、調べてまたお電話します。
15:30別の男性担当者から電話、うちの寮の管理人室が閉まってしまう、問題はそこにある機械の故障だと思うので、明日点検する。


そして、仏のSonoも、とうとう切れた。「たらいまわしにするくらいなら、わからないものはわからない、できないことはできないとはじめから言ってくれたほうがユーザーに親切なんじゃないですか?!」どういっても明日にしか仕事をしないつもりなのに、その言い訳の仕方がきたない。そこにSonoは切れた。いつか他社との競合を学生課に訴えてやるー。(とまでは言わなかったよ。

この(株)○○ボイスは、寮の入居時にも、モデムを送ってよこすのに1ヶ月もかけやがったおばかさんな会社である。それも、上司を電話口に出したら、翌々日にモデムは送られてきたのである。寮の先輩いわく、営業担当者が、女子大生より機器について素人なんだそうである。ありえへん、、。なんで、大学はこんなプロバイダーと契約しているのかつくづく腹が立つ。

あ、でも、これってすっかり日本人かもなぁ。タイではこんなんに切れてたら命がいくつあってもたりなかったような、、。だめだめ、甘いものでも食べて、ちょっと落ち着こう。
そう思って今大学の図書館のPCを占領中。
ああ、涼しい。

今日の幸せ、、。布団を干せてふかふか。お日様のいい香り。

ハーゲンダッツ。

2005-06-27 22:41:17 | 人♪
夏。アイスクリームの季節。先日、実習の説明会のために集まった同級生に、アイスの差し入れをした。うぉ~!という喜びの雄たけび(大げさではなく本当にそんな感じで、、)と皆の恍惚の表情を見て、やはり夏の差し入れはアイスに限ると思った。甘いものは人の心と脳を感じさせる。冷たくとろけるのどごしは、弱った体にも受け入れやすく、高カロリー。そう、やはりアイスしかない。

私にとって、特に思い入れの強いのは、ハーゲンダッツだ。あの、少量のカップで250円、タイでも70B(つまり普段の昼ごはん代の5倍)もするハーゲンダッツには、他のアイスクリームにない力がある。つぎつぎに新商品を出すハーゲンダッツだが、迷ったときにはいつもクッキーアンドクリーム。

私がまだ社会人1年生、ペーペーの新米だったとき、私の置かれた状況は過酷だった。あの日の夜も、ただ一人、ずっしりのしかかる責任と、永遠に終わらないと思われる仕事の山に埋もれて仕事をしていたとき、恩師の先生は現れた。手には、ハーゲンダッツのバイント(500mlサイズ)。忘れもしないクッキーアンドクリーム。これなら食べられるでしょ、とおっしゃって置いていかれた。
午前3:00、その日の睡眠もあきらめた頃、急におなかがすいて、いただいたアイスをでかいボックスごと抱えて食べた。食べているうちに泣けてきた。先生の心遣いに泣けて、こんなに追い込まれている状況に泣けて、仕事をうまくこなせない自分に泣けて、昨日の授業の失敗にも泣けて、ともかく泣きながら食べた。
先生は、厳しいことで恐れられていたが、私は今まで、あれほど細やかに人の心を気遣う先生を見たことがない。それ以来ハーゲンダッツは私にとってとても特別なものになったんだ。

前にもいったが、私は師に恵まれる。人生のうちで、一人でもそんな先生に出会うのは難しいことよと、母に言われたことがある。そう思う。私は幸運なんだ。
現在も、私はとても信頼できる先生に恵まれている。いつか私もそんな教師になれるだろうか。



いろいろな国から来た子供たち

2005-06-26 17:35:34 | 花の大学院生活♪
今日は実習の宣伝と思って、「外国人児童のための進路ガイダンス多文化共生センターをのぞにきにいってきました。実習の案内ちらしをはじめて子供たちの手に直接手わたしました。(絵がかわいいね~だって、ポスター担当様!)
で、私のタイ語は、やはり全くといっていいほど役に立たなかったです、、、。 はぁ、、やはり外国語能力も上げなければ、こんな関係の仕事をしてるのに、いざというとき役にたたんのじゃ、。またしても大反省。

ところで、
もともと子供関係の日本語教育、支援は私の専門外で、あまり現場を見たこともなかったので、今日はともかくよい勉強でした。子供の支援をめぐる問題はナイーブでそして深い。いままで私は現場をしらなくて、単純に考えすぎていた気がする。
集まったのは中学3年生の外国人児童とその親。ビザのない人、来日したばかりで受験を迫られる子供、フリーターをしながら高校受験に成功した高校生(全くの自然習得という彼の日本語は、渋谷あたりにいる男の子としか思えない完璧なものだった。)、子供の将来を心配する親達。100名以上はいたかも。さまざまな事情を抱えた人たちが集まり、しかし、狭すぎる室内には熱気があふれていました。はぁ、ほんとに暑かった。暑気あたりしたかな、、いつもより頭痛がひどいや。

公立私立の高校の先生、定時制の先生も来て説明、進路相談に応じる。今、ようやく高校受験や学習のバリエーションがでてきたんだなという感じ。おもしろい入試システムや、学習支援システムを持っている学校もあって驚きだった。しかし、2004年度からシステムを変更したというところも少なくなかった。今から、本当に今からなんだろうなぁ。

となりのタイのお母さんが言った言葉も印象的だった。「結局、子供が自分にあう学校を見つけて、ここ、自分で行きたいと思って、自分で勉強とか友達作りの方法を考える、ぜんぶ、こどもが何を考えるか大切ですね。私、親だけ言ってもだめ。」こんな考え方をするタイのお母さんもいるんだなぁと思った。彼女日本語べらべらだけど、書くほうはひらがなも書けない。でも、いらないからと、はっきりしていた。

自分のこと考えると、なんとなく大学までいったんだ。私。そして、今また自らの選択で院生になって好きな事を勉強するためだけの時間を持っている。幸せというより今日は、そのことがとても贅沢なことに思えました。

な~、、しかし、だるい~、、今日は晩ごはんパスじゃぁ、、、眠ろう、、

女子寮③~お部屋の有効利用。

2005-06-25 17:06:03 | 女子寮♪
ともかく。
狭い。この寮の部屋は狭いのだ。なんて東京らしい部屋なんだ。
増え続ける論文のコピー、レジュメの山、英文和文の雑誌に学会誌、、もう、もう限界だー!

そこで、Sonoは、どんどん上に収納を増やすことにした。幅約18cmの本棚、デスクサイドラックは天井ツッパリ式で、天井部ぎりぎりまで本や雑誌が入れられる。極めつけは、ベットサイドのパネルつきブックラック。お気に入りの絵本や写真集を並べ替えて楽しむのだ。うーん。われながら上出来。でも、これらの組み立てのために、傷と青あざだらけになった。
ああ、こんなときは、男の方の力が欲しい。女子寮では、だれもあてにはならない。自分のことは、とりあえず、自分でである。でも、力のある男の人っていいなぁ。ひょいっと重い荷物をかつぎあげる引越しやさんになんか、Sonoは一瞬自分が担ぎ上げられる妄想をしてくらくらする。
あ、、またどうでもよい話になった、、、。

今日の幸せ。彼にストレートにした髪がかわいいといってもらえたこと

U先生、チョムスキーを切る。

2005-06-24 15:19:00 | 花の大学院生活♪
金曜日は、愛のUクラスがある。(ホストクラブじゃないよ。)
有名な心理学の先生、そんなミーハーな気分で聴講しはじめたクラスだが、やみつきになった。

まるで、人間そのものを解明しようとするかのような幅広い内容(思考と言語という根源的な問題への多彩なアプローチ。例えば、子供・動物・脳学・生態学・言語学・ネアンデルタール人?!から。子供の発達の徹底的検証。真実をうきぼりにする数字(実証データ)とRQ(論理的な研究課題などなど。)がすごい。

しかし、このクラスではそれだけでなく、授業中に鳥肌が立つという久々の経験をしている。ああ、わたしって幸せだなぁ、、、。
子供の発達についての講義では、思わずじんわり涙がでることも。実験のグラフにあらわれた真実にうめいてのけぞってしまったり。

先週、U先生は、N.チョムスキーをばっさり切った。衝撃だった。信奉者も批判者も同様に実証的でないUG理論(人間が生得的にもっている言語能力)について、先生は、後光の指すような笑顔でいった。
”私は、方法論的経験主義の立場をとっています。それがすべて否定されたとき、初めて生得説が実証されるのです。”
そうか、そうだ、そうだぜ。    ぞぞ~鳥肌。

来週はバイリンガルについての続き。むふふ、楽しみだぞ。

院生控え室

2005-06-23 18:29:25 | 花の大学院生活♪
文系の院生控え室は実にしょぼい。
この大学も例外ではない。そしてこの部屋のコンピューターがまた、驚くほど使い物にならない。Excelの起動に20分かかる。つまり、もうハードがぶっ壊れているのをだましだまし使っているのだ。こんなとき、理系だったら、きっと誰かが、がちゃがちゃといじって、問題解決できるのかもしれないが、なにせ、文系である。「最悪~このPC」と愚痴るものの、そのままなのだ。PCが言っている。だったら、はやくハード入れ替えろよ、、、。

ただ、ハードがいけてない分、ソフトがたまらなく魅力的だと思っている。個性豊かな!先生方、賢く、誠実な(そう、誠実という言葉がまさにぴったりな)同期の17人。学生でいるのがこんなに楽しいとは。同期と話し出すと、真っ暗になるまで気がつかないこともある。恋話もあれば、追試データのグラフ化についてなんてのもあるし、共生のための日本語教育についてなんか、トイレの待合い時間にすら大激論が起こっているのを聞いて、トイレの中で一人、
うう、すげ~ぞ、みんな、、、なんて一生懸命なんだと感激したりする。


もっと、気を抜け、手を抜け、無理をするな。力の入りすぎたアンバランスさを心配して、そんな温かい言葉を私も(私よりもっと若い人はきっともっと)受ける。それはありがたい。でも、私自身は、いま、同期に無理をしないでねという言葉はかけていない。皆限界と戦っている。体力もおちて、だれかが毎週体調を崩している。でも、やりたいようにやればよいのだ。
それほどまでに、熱く情熱的に何かに没頭できる瞬間は、人生にそうそうあるものじゃないんじゃないだろうか。そしてそれはきらきらまぶしすぎて時々めまいがするほどに輝いている。こういうの好きなんだ。私にはすごく、刺激的で幸福な時間なのだ。

(ええ~、、辛くてうれしいなんて、すげーMな発言と、のんちゃんには言われた、、。そうか、そうなのか、、?)

タイ生活を経験して以来、もっぱら「楽」を人生の基本に、さぼるだけさぼってきた私にも、同期の熱い熱波は伝染する。ラストスパート1か月なんて瞬く間。
Seize the day. 今、このときをただ、大切に。

銀座髪結い。

2005-06-21 20:10:11 | 徒然♪
ああ、極楽
今日は、美容室へ。それも、銀座の美容室へ。貧乏女子大生が贅沢ばっかりしおって、と、お怒りにならないで。女の子にとって、美容室は特別会計なのです。髪型がきまらない朝は、そのあと一日中その気分を引きずるのです。
ああ、この美容室という異空間。大きな鏡。白一色の広々した店内。私のばか丸出しトークにも、笑顔で応えてくれる(耐えてくれる?)スタッフの皆さん。きもちいいシャンプーとマッサージ。技の光る指先が美しい担当美容師さん。(写真映えする男前なのに、なんで写真ぎらいなんです?背中しか写せなかった~
ああ、日々の論文地獄からほんの一瞬の逃避行でした。

そして、現実が目の前に。論文が、、実習が、、宿題がぁ、、、

タイ語にマオマオ、、、。

2005-06-20 23:53:47 | 人♪
今日は多文化Cのあこさんに誘われて、タイの方と一緒のタイ語飲み会へ。(もちろん、教育実習の宣伝もちょっぴり。彼は興味ありそうだったなー、来てくるれかなー。)
頑張るぞ。思い出すぞ。しかし、5年前の記憶ははるか遠く、、、、。言葉がでてこない、、。語順がひっくりかえる、、。きっと、右の彼の日本語力が私のタイ語を追い越すのにあと一月もかかるまい、、。(奥さんは激美人。うっとり~。
いかん。使わない言語は忘れるのだ。言語は筋肉運動だ。徹底的に体にたたきこむしかないのだ。再びやるぞー、タイ語。1時間2000円で教えてくれるところもあるとあこさんに教えてもらう。夏ね、夏になったらね。

彼女は、しっかりした仕事をやめて多文化一本で食っていく事を決めたのだそうだ。すごい決意だ。私よりずっと若い。そして、5年前同じとき彼女はチェンマイに住んでいたのだ!だからだろうか。なんだかもう、ずーっと前から友達のような不思議な感覚で、よった勢いで、ついつい彼女の腕をばしばし叩いて笑い転げてきてしまった。あこさん、腕が赤くなってたらごめん。

今日のHappy♪素敵なタイ人ご夫婦と楽しい会話ができたこと。

それにしても、ビールと酎ハイで、こんなに酔うなんて。いや、これは、タイ語に酔っ払ったのだ。面目ない。故郷が泣いている。

※「マオ」はタイ語で「酔う」の意味。ちなみに、タイ(の地方都市かな?)では今も、女性が飲酒なんてそんな下品で破廉恥なという感覚が残っている。ご旅行の際はお気をつけくだされ。

The giving tree

2005-06-19 22:55:49 | 本♪
今日はちょっぴりまじめに本のお話。(昨日の続き。
この本は”The giving tree"という絵本です。(ちなみに昨日の写真のおっちゃんは作者のShel Silverstein.)
テーマは、与えることと受け取ることと愛について。深いよね。
Once there was a tree,,,のありきたりなフレーズで始まるとてもシンプルな絵本なのに、悲しく、温かく、そして衝撃的なのです。
私はもう何度読み返したかわかりません。裏切られたと激昂するとき、人を憎んで心を閉ざそうと思おうとき、愛することが怖くなるときにも、この本はやさしく語りかけてくれました。

Every day the boy would come to the tree to eat apples,swing her branches,...and tree was happy.But as the boy grew older he began to want more from the tree,and the tree gave and gave and gave.......then...

以前、この本の訳本を中級の日本語クラスで使って授業をしたことがありました。テーマは、幸せについて。オーストラリアの方が、「今日のクラスをけして忘れないわ。」と言ってくれた事を思い出します。スーさん、私もあなたの幸せ論を今も鮮明におぼえています。

幸せなこと。すばらしい本との出合い。その底にある真実を垣間見る瞬間。