歩いて回った森と背後に磐梯山
今年は雪が少なく小川が顔を出していた
凍った沼では木々がその姿を映す
鹿に見えた森の造形
藪だった上には二つのこぶが出来ていた
大蛇が森の中に
ふわふわ感を表現していた
おっと 獲物を捕らえるか
ツインズを見つけた
雪面がキラキラ輝いていた
山の頂上はまだ真冬だった
雪が積もりだすと俄然行きたくなるところがある。そこは裏磐梯にある藪の森である。夏には立ち入ることが出来ないくらい藪の濃いエリアだがこの季節はスノーシューを履いてどんどん中に入っていける。 磐梯山は過去長きにわたり幾度となく噴火と山体崩壊を繰り返してきた。はるか昔 猪苗代湖の成り立ちにも影響を及ぼしたそうだ。大小300を超える湖沼群を裏磐梯側に作ったのは僅か140年程前のこと。今では季節を問わずその魅力を提供し続けてくれる。 この森には蔓の樹木が多い。蔓が多く絡みあって雪が積もると大小の丘のようになってくる。そうなると踏み抜かないように注意をして上りたくなる。上に登るとこの季節だけの特別な景色を見ることが出来るのが楽しい。また樹木が雪を纏いいろいろな造形を表現しているのを見つけるとまるで森と対話をしているようでもありおもしろくなってくる。藪のイメージも冬になると全く別なものに変わってくるところが気に入っている。 ただし林業に携わる人にとって 蔓は厄介者として見られているようだ。