会津の飯森山にある“さざえ堂”
この角度からの姿が一番凛々しかった
窓枠が斜めなのでスロープとわかる
龍の彫刻がされていた
入り口から螺旋のスロープが始まる
*** 建物内部の写真は公開禁止であった ***
白虎隊士の石像が見つめる先には・・・
・・・鶴ヶ城が
会津にある飯森山と言えば白虎隊士終焉の地として知られており彼ら少年兵士の墓の北側に目指す建物 “さざえ堂” はあった。 建立されたのは200年以上前の1796年。現在まで殆んど手は加えられていないそうだ。そして何よりも驚くのは当時の住職が考案したと言われている建物の特異な形状だ。高さが16M強ある三層の建物内部は中心部の観音像(現在は額に代わっている)を囲うように螺旋のスロープが付けられ時計回りで上る。1回転半回ると太鼓橋が現われそこを渡ると下りの螺旋スロープが反時計回りで始まる。そしてまた1回転半回ると入り口の裏側から外に出る。 江戸時代に流行った三十三観音の参拝がこの建物の中で出来るようにと建てられたと聞いた。 このような上り下りの参拝者がすれ違うことなく通行出来る二重螺旋構造の建物は世界でもあまり例がない貴重な物だそうだ。 今では国の重要文化財となっているこの建物のアイデアを出した住職とそれを現実のものとして建築をした当時の大工は常に夢を追い求めるパワーを持った人達だったに違いない。