おもしろいね~ いろいろ

気ままに歩いて見つけたもの

名建築を生んだ螺旋のスロープ

2018-09-25 14:57:20 | 日記

        会津の飯森山にある“さざえ堂”

        この角度からの姿が一番凛々しかった

        窓枠が斜めなのでスロープとわかる

        龍の彫刻がされていた

        入り口から螺旋のスロープが始まる

          *** 建物内部の写真は公開禁止であった ***

        白虎隊士の石像が見つめる先には・・・

        ・・・鶴ヶ城が

    会津にある飯森山と言えば白虎隊士終焉の地として知られており彼ら少年兵士の墓の北側に目指す建物 “さざえ堂” はあった。 建立されたのは200年以上前の1796年。現在まで殆んど手は加えられていないそうだ。そして何よりも驚くのは当時の住職が考案したと言われている建物の特異な形状だ。高さが16M強ある三層の建物内部は中心部の観音像(現在は額に代わっている)を囲うように螺旋のスロープが付けられ時計回りで上る。1回転半回ると太鼓橋が現われそこを渡ると下りの螺旋スロープが反時計回りで始まる。そしてまた1回転半回ると入り口の裏側から外に出る。 江戸時代に流行った三十三観音の参拝がこの建物の中で出来るようにと建てられたと聞いた。 このような上り下りの参拝者がすれ違うことなく通行出来る二重螺旋構造の建物は世界でもあまり例がない貴重な物だそうだ。  今では国の重要文化財となっているこの建物のアイデアを出した住職とそれを現実のものとして建築をした当時の大工は常に夢を追い求めるパワーを持った人達だったに違いない。

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竹林の中で 竹 の不思議を思う

2018-09-17 11:50:12 | 日記

        嵐山にある竹林は幻想的

        空に向かって真っすぐ伸びる

        意外と明るかった竹林の足元

        竹林の中にあって存在感を示していた樹木

        渡月橋

        桂川も幻想的であった

    日本全国どこにでもある竹林の中で京都嵐山の竹林には多くの人を引き付ける魅力がある。訪ねたその日も午前中の早い時間にもかかわらず歩く人の長い列が出来ていた。そして空を覆い隠すまでに高く伸びた竹林の中の小道には独特の雰囲気が漂っていた。  竹と言うのは不思議な植物である。木でもなく草でもない独特な存在で驚くのはその成長力だ。1日で1M近くも伸びることがあると言われておりその秘密は節にあるようだ。タケノコの時から節は60個ぐらいあるらしくそれが同時に成長していくところにスピードのカギがあるそうだ。そしてそれぞれの竹は土の中にある地下茎でつながっているので地下茎ごとに1つの植物と言う事になる。こうなると竹林の中の隣同士の竹が木でいう枝のように思えてくる。 竹も植物なので花を咲かせる筈だがほとんど見たことがない。品種によって年数は異なるようだが120年に1度しか花を咲かせないらしい。出来たら見てみたいがこれでは中々難しい。そして、開花するとその竹林はすべて枯れてしまうと言う結末は以外であった。  この竹が持つ不思議な生態は嵐山の竹林で感じる独特な雰囲気にも影響しているのかもしれない。

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