印象深かった “時計台”
出石城大手門跡の傍らに建つ “辰鼓楼” はランドマーク
“辰鼓楼” を裏側から望むと
石段の参道は巨樹と共に登る
朱い鳥居は稲荷神社まで続く
現在の社殿は江戸時代のもの
神社のある稲荷曲輪直下の本丸と町中の眺め
本丸西側に建つ隅櫓
城へ入る木の橋も中々よかった
町中の通りの雰囲気に懐かしさを覚えた
大きな時計がはめ込まれた時計台。この形と高さからエリアの印象を全て担っているようにさえ思えた。ただ出来た当初は太鼓で時を告げる楼閣であったようだ。 但馬の国 現在の兵庫県豊岡市にあった出石(いずし)城。当時城主の登城を知らせるため 辰の刻(8時ごろ)に太鼓を叩いていたらしい。きっと迫力のある大きな音を遠くにまで響かせていたに違いない。櫓をじっと見ていると聞いてみたくなってきた。 時計台となったのはそれから10年ほど経ってからでオランダ製の機械式大時計が設置されその後の入替もあり現在の姿になったと聞いた。現在では日本最古の時計台とも言われている。 山を削って建てられた出石城は幾層にもなっていて本丸の更に上の最上段に稲荷神社がある。社殿は江戸時代後期のものらしい。 そこへと登る参道は石段となっていた。これは明治になってから整備されたようで巨樹の中に作られた朱い鳥居は神聖な雰囲気を醸し出していた。 城下町であった現在の町なかも情緒を感じながらゆったりとした時間を楽しむことが出来た。 また訪れてみたいところである。