善きサマリア人化計画 I wanna be Anpanman.

救命処置普及や災害救援活動、バス釣り、バイクツーリングや日々の徒然などの日記で~す。(@満州ぎょうざ)

今年も3.11は気仙沼で

2013年03月19日 22時23分03秒 | 救命普及・災害活動記
ようやく日記が書ける環境になりました。


事故って以来、バイクに乗れない代わりに、毎週のように防災や救命関係の活動~



が入っていて、週末の時間つぶしにはなりましたが、今日あたりは気温も高めなので、そろそろバイクにも乗りたいですね~。(^^♪




っても、BMWのアドベン號はまだ入院中~(;´Д`)







それでは、今年の3.11に関する日記です。





去年は妻と二人で気仙沼へ行きましたが、今年はボランティアとして、単身で行ってきました。





会社の車も借りて、市役所でボランティア(災害救援活動)に従事する旨の高速道路通行証の交付を受けて、9日の土曜日に出発です。



この日は東北道を7時間かけて、気仙沼の隣町の一関まで来て、ビジホ(東横イン)にチェックイン。




夜は近所の居酒屋で、翌日の重労働に備えて、一関ホルモンでガッツリと充電します!





で、翌朝(3月10日)の8時半に気仙沼へ向かい、気仙沼の復興協会さんで受付&作業内容の説明を受けて作業開始!



この日の作業は、高台移転に備えての斜面を整地する為に、竹林を伐採する作業でした。




伐採された竹を下の広場に運ぶんですが、これが結構な重労働!

急な斜面を登ったり降りたりで、運動不足の効果もあって?ひざはガクブルですよw(;´Д`)。






最後は参加者全員で集合写真w。


総勢50名でしたが、特筆すべきは、この中の25名は中国からの留学生でした。



日本語がメチャ上手なので、在日中国人の学生かと思ったけど、話を聞くとみんな中国本土からの留学生で、関西方面各地の有名私立大学に留学してるんだとか。(^ω^)


彼らは今回、被災地を支援したいという気持ちでマイクロバスに乗り、関西方面からやってきたそうです。


こんな彼らの純粋な気持ちに、マジで嬉しくなりました。(*^^)v




ボランティアをするともらえるという、レア物ステッカーを貰って解散です。





で、翌日の3月11日。


一関は積雪の朝を迎えました。



この日は、気仙沼市内のNPO法人の方と打ち合わせでした。

打ち合わせの前に、NPOの皆さんが、近所の漁港で3回忌法要を手伝うというので、飛び入りで参加してきました。





曹洞宗のお坊さんの読経のなか、焼香を捧げました。


思えばこの浜は、2年前の救援活動で、何度となく通った場所。


今日、こうして偶然にも同じ場所で、焼香をしている不思議な縁を感じずにはいられませんでした。


しかもウチの菩提寺と同じ曹洞宗とかって…




自然と涙が頬をつたいます。




法要が終わった後、時間がないのでコンビニ弁当をほおばりながら、NPOの事務所で打ち合わせ。


気仙沼の現状や、被災地での活動の問題点など、貴重なお話を聞かせていただきました。


打ち合わせのあとは、単身で気仙沼港へ向かいました。


この日は市内各所で渋滞が発生しており、なんとか震災発生時間の午後2時46分の直前には、去年と同じ場所で黙祷をすることが出来ました。


ここは気仙沼港が一望できる場所。


そして震災のあった時間に、市民に黙祷を知らせるサイレンが鳴り響きました。



黙祷している最中、この時も涙が止まらなくなりました。



震災から2年が経過しているのに、市内は去年見たのと同じような有様。



去年涙を流した時とは別の感情が、心を揺さぶります。


2年前に気仙沼で活動した際に、地元の学生ボランティアへ話した言葉を思い出しました。

「戦後、日本は数多くの自然災害に見舞われてきたが、どの街も再生して、もっといい街に生まれ変わってるんだ。
生き残った君たちが頑張れば、必ず街は再生する。
その為には俺たちも手伝うからね。」




一向に進まない復興。そしてややもすると、被災地のことを頭から追い出そうとしている自分。



前日の復興協会で出会った、地元スタッフの皆さんの努力や、今でも被災地に残り、活動をつづけるNPOの皆さんに対して、申し訳ない気持ちと、自分のふがいなさを悔やんでの涙だったのかも。


黙祷のあとは、津波被害の酷かったエリアを廻りました。



この大型船は、震災遺構として保存されるそうです。




瓦礫が片付いただけで、去年と変わらない南気仙沼駅。




2年前の今日まで、ちゃんとしていたはずの駅の水飲み場。




南気仙沼駅そばの保育園があった場所に、花束が添えられていました。



ラジオから流れていた、天皇陛下の追悼式でのお言葉が身に沁みます。
「これからも常に見守り、この苦しみを、少しでも分かち合っていくことが大切だとの思いを新たにしています。」




出来ることを少しづつ、そして永く。そんなことを心に誓いました。




おしまい。
コメント (7)
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