アメリカから帰って来て、最初の朝のこと。
仕事へ行く準備をしていて、電気カミソリを出してきた。
アメリカ出張中でも全く問題なく使えていたのだけれど、
電源のランプは付くけれど、刃が全く動かない。
このブラウン製の電気カミソリ。
大学在学中に買ってもらったもので、今年で20年になる。
本体は丈夫なので、何度か替え刃を換えながら使い続けていた。
10年くらい前から、日本では新製品がどんどん発売されるので、
電気屋さんに行っても替え刃の在庫が無くなっていた。
このまま替え刃が使えなくなったら、新調しようと思っていたら、
ロンドンの電気屋さんで替え刃を見つけた。早速交換した。
ドイツのフランクフルトに移ってからも、替え刃があったので
3つ購入していた。
去年のドイツでも、インドの出張でも問題なく使えていた。
アメリカに行く前に、替え刃を新品に換えたばかりだった。
そして、とうとう息の根が止まってしまった。
昨日は、無精ひげのまま会社へ行って、定刻で仕事を終えて、
パートナーと一緒に電気屋さんへ新品を買いに行ってきた。
使いなれたのがいいと思って、今回もブラウン製。
その中で一番いいスペックを選んだ。
そして、今朝、思った以上に素早く深剃りが出来た。
技術の進歩に驚いた。とはいえ、20年の差なので、大きいのは
当然かも知れない。
今回手に入れたひげそりも一生ものだと思って、
大切に使おうと思う。