星に願いを

5年間続けた海外生活から帰ってきて、5年がたちました。趣味の自転車(アウトドア)、読書(インドア)を綴っていきます。

ブダペスト旅行 その1

2008年12月31日 23時34分51秒 | 出来事
昨日の午前中の飛行機で、フランクフルトからブダペスト入りしました。
空港で、お金をユーロからハンガリーフォリントに両替してから
ホテルに直行しました。

薄暗い天気でした。
観光バスの調べてみると14時が最終となっていました。
仕方がないので、午後から近くのショッピングモールへ行って、買い物をしてきました。
明日の大晦日なので、お店が早く閉まりそうなので、簡単な食料とお菓子を買いました。

夜は、ホテルの近くのハンガリーレストランへ行き、地元の料理を食べました。
塩味が少なく、日本人の口にある味でした。



今日は、大晦日。
朝から、観光バスに乗って、ブダペスト市内を観光しました。
2階建てバスですが、もちろん、二階の屋根は閉まっていた上に、エアコンがついていないので、
ガラスがすぐに曇ってしまい、バスに乗っても、外の景色が見えない状態でした。

それでも、王宮の丘からみるドナウ河に広がる街の景色はとてもきれいでした。



お昼をレストランで食べた後、午後からまた買出しに行き、
夜はホテルのジャグジーへ入りにいったり、ホテルの部屋の日本語放送で紅白を見ていました。

番組が終わった後、パートナーと二人で、ホテルの近くの広場へ行き、
新年のカウントダウンを見てきました。



至近距離から上がるロケット花火や爆竹の音が激しかったでした。
また、笛を吹いている子供たちなど、意外に小さい子供もたくさん出てきていました。



ホテルの部屋に戻ると、娘たちはベッドで寝ていました。


大掃除

2008年12月29日 23時47分56秒 | 自分


年末年始は、旅行の予定を入れていて、それを聞いた義理の妹が
いっしょに参加したいということで、今日後輩といっしょにドイツへやってきます。

昨日までの溜まった洗濯物を片付けながら、掃除機をあてていると、
とうとう異音がし出して何も吸い込まなくなってしまった。
音だけけたたましく、うなっています。

日本から持ってきた海外用の掃除機。
とうとう息の根が止まったようです。

このままでは掃除にならないので、さっそく娘たちを連れて近所の電気屋さんへ。
一番安い掃除機とそれのカートリッジを買ってきて、掃除機を動かしました。

ゴミの吸い込み力の違いに驚きながら、一気にきれいになっていきました。
結局、パートナーは、すべての部屋に掃除機を掛けてしまいました。

汚れたり、切れている電球の交換も終わり、あちこちのモップ掛けをして、
おおよその掃除は無事終わりました。

明日は、ブダペストへ行き、年越しを過ごします。
温泉につかってのんびりしてきます。


マルタ

2008年12月28日 23時09分38秒 | 出来事

25日から28日まで、マルタへ行ってきました。
マルタは、イタリアの南方にある小さな島国です。
でも、立派なユーロ加盟国で、今年からオリジナルのユーロの通貨が採用されています。

今回は、冬に訪れたけれど、夏は欧州中のお金持ちが集まってきそうなリゾート地でした。
港には、たくさんのヨットが係留されていました。
中古ヨットの販売店を見てみると、一隻 24万ユーロと値段が出ていました。
約3千万円?!
日本では、家が買えそうです。

ツアーに参加していろいろと観光したり、ホテルの温水プールで泳いだりして過ごしました。

でも、一番の癒しは、一日中聞こえる波の音と、暑い太陽の日差しでした。
やはり、人間も動植物と同じく、太陽の陽を浴びないといけないと痛感した休日でした。


マルタ旅行 3日目

2008年12月27日 23時22分20秒 | 出来事
3日目は、マルタの中のもうひとつの島、ゴゾ島へ行ってきました。
パートナーは今日も体調が悪く、一日ホテルで休むことになり、
僕と子供たちと3人で行ってきました。

午前中は、ボートの乗ってゴゾ島の洞窟を見ました。
四角の形をした洞窟のアズールウインドーや青の洞門をみました。







そして、カリプソの洞窟へ行きました。
パイレーツオブカリビアンを見ていて、その中にもカリプソが出てきていて、
子供たちは、名前だけはよく知っていました。
上の娘は洞窟の横穴の奥まで行ってきたようですが、
下の娘は怖がって進もうとしなかったので、僕も入ることが出来ませんでした。



洞窟の横穴の入り口からは、とてもきれいな海岸線が見えていました。



午後には、島の中心部分の大城塞へ行きました。
島が一望できる場所でした。


マルタ旅行 2日目

2008年12月26日 23時09分19秒 | 出来事
二日目は、一日かけてマルタ島観光でした。
午前中は、神殿とボートに乗って港の観光をしました。





昼食をとっていると、パートナーの体調が悪くなって、
一人でホテルに戻ることになりました。
レストランからタクシーを用意してもらって、
ホテルのベッドで休んでいたようでした。



午後には、バレッタの街の観光でした。
大聖堂は、マルタ騎士団の豪華な飾りでいっぱいでした。

逆に街並みはとても質素で、温かい感じがしました。



マルタ旅行 1日目

2008年12月25日 22時54分24秒 | 出来事


クリスマス休暇は、避寒のために、マルタへ旅行に行ってきました。
マルタは地中海の真ん中に浮かぶ島。

とても温暖で、到着してホテルにチェックインしてすぐに街へ散策に出掛けました。
歩くとすぐに、大きなヨットハーバーが見えてきました。

海岸線を歩きながら、波の音や、潮の香りを感じていました。
僕もパートナーも海を見て育ったので、それは懐かしく、ホッとすることが出来ました。

地元のお店で、お菓子やミネラルウォーターを調達した後で、
ホテルに戻って、ホテルの温水プールで泳いできました。
パートナーは少し体調が悪いと言って、部屋で休んでいました。

クリスマス・イブ

2008年12月24日 23時08分30秒 | 自分

今日は、10時から整体を予約していたので、朝から街へ出掛けてきた。
近くの駐車場まで自分の車で向かって駐車し、医院まで歩行者専用の通りを横切る。

通りの出店はすっかり姿を消していて、クリスマスマーケットは完全に片付けられていた。
今年は、結果的にフランクフルトのクリスマスマーケットには行かずじまいだった。

パートナーはこちらの友人と、子供たちは学校の教育で出掛けていたから、
僕だけ行っていない事になる。
何だか、今年はタイミングが合わなかったなぁ。
そんなに、仕事が忙しい訳ではなかったけれど。

施術を受けたあと、少し街へ買い物へ出掛けてみた。
まずは、お金を下ろしに銀行へ。
明日から、旅行へ行くので、軍資金を調達に(笑


そして、その隣にある、スポーツ店へ行ってみた。
今欲しいのは、自転車に乗るときに背中に背負うナップザック。

先週、本屋さんに行った時に、この近郊の自転車道が網羅されている地図を見つけて、
衝動買いをしていた。とはいえ、そんなに高価なものではないけれど。

地図を見ていると、もう少し足を伸ばせば、いろんなルートが開拓できることがわかってきた。

そのためには、何かあった時のための工具やチューブ、食べ物などを手元に持っておきたい。
日本だと、言葉が通じるのでどうとでもなりそうだけれど、トラブった時のことを考えると
何かと手持ちの荷物を充実させておきたいと思う。

そしたら、自転車コーナーにマウンテンバイクが展示してあった。

僕の持っている自転車は、ロードレーサーで、今のドイツの季節、全く乗ることが出来ない。
なぜなら、路面は凍結しているし、日照時間が短くて遠出が出来ない。
かなり言い訳くさいけれど、ということで、11月、12月と自転車に乗れずじまい。

こんなことなら、最初からマウンテンバイクか、クロスバイクにしておけば良かった。
と、少し後悔している。

スティーブンスやスコットのマウンテンバイクが展示してあった。

結局、ウィンドウショッピングでおしまい。

そして、近くの日系のデパートへ行って、お歳暮をお願いしてきた。
元々、タオルを贈る事は決めていたので、模様を選んでいた。
四季の模様のタオルがあったのでそれに決定。けれど、4枚だと数が悪いので、
もう一枚、似合うだろうと思う色を追加して、5枚セットにした。

「今からですと、年末に入りますので、お届けには、2週間掛かります。」
「年内には、無理ですか?」
「無理だと思います。」
あらら、お歳暮にならないじゃん!、と、思ったけれど、今さら仕方がない。
こういうものは、ちゃんと日程を考えて対応しないといけない。と、反省。

お相手は、年始にいきなり荷物が届いて、きっと驚くだろうなぁ。

とか思いながら、デパートを後にして帰宅しました。


街のほとんどのお店は、今日の午前中で店じまい。
明日と明後日は、クリスマスの休暇になります。
キリスト教では、クリスマスの時には、働いてはいけないことになっているのです。

これから、街は閑散としていき、クリスマスを迎えるのでしょう。

僕は、午後から明日の旅行の用意をしていました。
夕方には空港へ出掛けて、チェックインだけ済ませてきました。
空港会社によっては、前日の早朝便を前の日の夜にチェックインすることが出来、
それを利用したのです。空港が近いと、そういう手段も取る事が出来ます。
そうすると、家族ばらばらの座席になる可能性も低くなります。

空港も、アウトバーンも、とても閑散としていました。
みんな自宅で、家族とのんびりとした時間を過ごしているのでしょう。

日本の昔の三が日を、ふと思い出しました。


最終日

2008年12月22日 23時44分48秒 | 自分

22日で、年内の仕事はおしまい。
この不況の折、本来、飛び石で仕事が入っていたけれど、
すべてキャンセルになってしまった。

24日の午前中まで仕事で、29~30日も仕事が入っていた。
結局、全部繋がってお休みとなり、今日が最終日となってしまいました。

とはいえ、先週の金曜日を最終として、月曜日は有給休暇にしてしまう
スタッフがほとんどで、月曜日はオフィスが閑散としていました。
取引先もシャットダウンしてしまったので、午前中、日本との連絡と終えると
午後はゆっくりと自分の仕事をしていました。

溜まったメールの片づけをしたり、社有車の点検をしたり。。
普段出来ていないようなことが出来ました。

すべて片付け終わって、夕方、5時ごろにはオフィスを出ました。

帰りにガソリンスタンドに立ち寄って、車の洗車もしてきました。

こちらでは、アウトバーンに凍結防止剤を撒くので、
冬になると、車が泥と埃で、ドロドロに汚れてしまいます。

こんな色だったのかと思うくらいに、きれいになりました。

そして、帰りには、子供たちのクリスマスプレゼントを買ってきました。
週末に、ショッピングモールに行ったときに、欲しいと言っていたアクセサリを買いました。
10ユーロくらいの高価なものではないけれど、欲しがっていたから喜ぶかなと思って
買ってきました。


明日からは、おやすみ。
クリスマス休暇の旅行の準備をのんびり始めます。


ミヒェルシュタット バイナハツマルクト

2008年12月21日 22時39分45秒 | 出来事
日曜日にミヒェルシュタットのクリスマスマーケットへ行ってきました。
フランクフルトから南東へ車で1時間半ほど。
オデールの森の中にある、木の工芸品で有名な街です。

オフィスのドイツ人から、お奨めのマーケットと教えられて行ってきました。
アウトバーンを降りてから、車で1時間。
街に近づくにつれて交通渋滞がひどくなりました。
結局、2時間近く掛かってしまいました。
到着した時には、17時前ですっかり暗くなってしまっていました。

でも、小さいながらも、街全体がマーケット一色で、
思ったほど混雑していませんでした。



ここのところ、ドイツは気温が高くて、氷点下になることはなく、
日中も10℃を超えることが多いので、夜でも足がかじかむことなく、
見て回ることが出来ました。



街全体から、木の香りがしてくるような、落ち着いた雰囲気に囲まれた街でした。
暖かくなったら、もう一度行ってみたいと思った街でした。


サッカーゲーム

2008年12月17日 22時11分51秒 | 自分

今日、仕事が終わった後、オフィスのスタッフと一緒に、
インドアサッカー場へ行き、サッカーをして来ました。

僕が小さい頃は、みんなが野球帽をかぶって野球をしていたけれど、
こちらでは、当然、小さい頃からサッカーをしています。
みんな、とても上手くて、驚きました。

僕は、今までサッカーをしたことは、中学や高校の授業でしかなかったので、
みんなに合わせて、走ることしか出来ませんでした。
そもそも、バスケットボール、バレーボール、球技の関係は一切苦手。

なにせ、ボールを蹴りながら走るという、二つのことを同時にするなんて
器用なことが出来なくて、ボールを受ける度に足がもつれていました。

だから、ボールをもらうとすぐに、ドリブルせずに、
シュートか、近くの味方にボールをパス。

でも、終わった後は、動けないなりに気持ちいい汗をかくことが出来ました。


今日は仕事をしながら、少しずつ太ももが熱を持ってきて、
筋肉痛の症状が現れてきています。

一日遅れで出てくるのは、歳を取った証拠なのでしょう。


ドレスデンに行ってきました。

2008年12月15日 00時42分46秒 | 出来事
金曜日の午後、仕事を早めに終わらせて、子供たちが学校から帰ってくるとすぐにドレスデンに向かいました。
目的は、クリスマスマルクトへ行くためでした。

一昨年は、ニュルンベルグへ。昨年はシュツットガルトへ行ってきました。
これで、ドイツの3大クリスマスマルクトへすべて行ってきたことになります。

この3ヶ所の中で、ドレスデンが一番フランクフルトから遠い場所にあります。
距離で約500km離れています。
金曜日に一日かけて移動するつもりで車を走らせました。金曜日の夕方と重なって、街と街の間の移動では、時々渋滞していて、走りにくかったです。
峠を越えるときには、一面雪で真っ白になっていて、温度も氷点下まで下がっていて、道路は滑りそうでした。

土曜日、一日と日曜日の午前中に観光をして、午後一番にドレスデンを出ました。
日曜日は、渋滞も無く、順調に戻ってくることが出来ました。
ほとんど、全線160km/h近くで走ることが出来ました。


帰ってくると、早速、次はどこへ行こうかと、家族みんなが言っています。

ドレスデン フラウエン教会

2008年12月14日 23時40分55秒 | 出来事
日曜日、来たときの道路状況を想定して、お昼過ぎにはドレスデンを出発しようと
パートナーと話していた。

午前中は、パートナーが是非ともフラウエン教会の中を見てみたい、と言うので、
ホテルをチェックアウトした後、教会へ行ってみた。

入り口へ行くと、男の人がドイツ語で何か話していた。11時という単語だけ聞き取れたので、
「おそらく11時から開くのだろう。」
と思って、近くのマーケットで、ブルストとグリューワインを飲んで、時間が来るのを待っていた。



11時前に入り口に行ってみると、すでに列が出来ていて、入場していた。
その流れに乗って入っていくと、そのまま教会の席につくように促されて着席した。

11時になって、なんとミサが始まった。

聖歌隊の歌声や、グランドピアノの演奏を聴いていた。
その後、司祭さんの説教が始まったけれど、もちろんドイツ語なので全く理解出来なかった。
たまたまだったけれど、とてもいい経験が出来た。



今年は、パートナーと一緒に暮らすことになって、とてもお世話になった人が亡くなったりして、
その人へのお参りをしたような感覚になっていた。

12時になって、ミサが終わったので、そのまま教会を離れて、ホテルに向かった。
荷物をまとめて車に積み込み、フランクフルトへと走らせた。
帰りは、とても道がすいていて、アウトバーンを快適に走ることが出来た。


ドレスデンのバイナハツマルクト

2008年12月13日 23時38分51秒 | 出来事
朝は少しのんびり起きて、マーケットが開くと同時に街へ出掛けた。
朝食は、ポテトとコーヒーを飲んだ。
パートナーは早速、グリューワインを飲んでいた。

街の中心へ向かうと、市内観光バスの乗り場を見つけたので、
早速乗ってみることにした。

一時間ほどで、ドレスデンの街をぐるりと一周するコースだった。
日本語のガイドもあったけれど、バスの中のスピーカーで流れるドイツ語の声が大きすぎて、
日本語ガイドの声が聞こえにくかった。
英語に切り替えても同じで、結局、バスに揺られて、街並みを見て周っただけだった。

その後、街の中心部分を観光してまわった。



ドレスデン城、ツヴィンガー宮殿、フラウエン教会などなど。


これは、僕が一番見てみたかった、君主の行列の壁画です。
迫力がありました。

ドイツのフィレンツェと呼ばれるだけあって、建物は落ち着いていて、
芸術的な街だった。
過去の大戦や火災で一度瓦礫の山になったところを少しずつ再建していったのだそうだ。

ショッピングモールに入ったら、中華料理屋さんを見つけたので、そこで昼食にした。

身体が冷えてきたので、一旦ホテルに戻ることにした。
日中の気温は、最高で3℃しか上がっていなかった。

日が暮れてから、クリスマスマーケットに繰り出した。



ドレスデンのマーケットは、ドイツで一番歴史のあるクリスマスマーケット。
シュツットガルトの規模の大きさや、ニュルンベルグの華やかさには劣るけれど、
大きさの割には、ゆったりしていて、落ち着いて楽しむことが出来た。


これは、お肉やさんで見つけた、子豚の丸焼き。
子供たちは怖がっていたけれど、
「お前たちも豚肉を食べるでしょ?残さず食べないと、豚さんに悪いんだからね。」
と言うと、なんとなく納得していた。日本では、こういうのは、なかなか見られない。

クリスマスタワーとクリスマスツリーが並んでいました。





タワーの中の人形も、かなり細かく作られていて、驚きました。

ドレスデン

2008年12月12日 23時36分27秒 | 出来事

金曜日には、早めに仕事を終えて、ドレスデンへ向けて車を走らせました。
午後の仕事の終わりの渋滞に巻き込まれて、運転しにくかった。
到着が、ずい分と遅くなりそうだったから、当日は、マルクトに参加するのをあきらめて、
途中のドライブインで夕食にした。

街中のホテルを予約していて、ホテルにチェックインしたのは、午後の8時ごろでした。
少しだけお腹がすいたので、みんなでホテルのレストランへ行き、飲み物とスナックを注文した。

子供たちは、ジュースを飲んで、ホテルの部屋に戻っていった。
宿題をやるのだそうだ。

僕は、パートナーと一緒に、ビールを飲みながらしばらく話をしていた。
その日は、シャワーを浴びて眠りについた。

明日は、朝、ドレスデンの街を観光して、夜はマルクトへ行ってきます。

クリスマスプレゼント

2008年12月09日 22時00分47秒 | 出来事
僕の実家の母親が、6枚組みのDVDを送ってきてくれた。
おそらく、孫を喜こばせたかったのだろう。

僕は、男ばかり3人兄弟だったから、
娘が欲しいと思っていた母親にとって孫娘はかわいくて仕方がないらしい。

実は先週、電話が掛かってきていて、
「DVDを送りたいけれど、どういう形にすればいい?
送荷票には、何をどう書けばいい?」
いろいろと聞かれて、答えた。

DVDの6枚組ならば、定価を書いても通関で税金を取られるほどの
値段にならないと思ったから、通関税のことは何も言わなかった。
海外の状況を何も知らないから、混乱するだろうと思ったから。

そしたら、ホントに孫たちの慶ぶ顔を想像したのだろう。
DVD以外にも、いろいろと同封してくれていた。
とどめは、緑茶を入れてくれていて、丁寧に、送荷票に
「Green tea」と、記載されていた。


海外では、動物、植物関係を送ると検閲に引っかかることを知らなかったのだ。

結局、検閲にあい、中身は開封され、その上、新品のDVDが入っていたため、
通関のための税金をたっぷり納める羽目になってしまった。
日本で、親が支払った、送料以上の値段になってしまった。

頭にきたので、速攻で母親に電話を掛けて、文句を言ってしまった。
「余計なものを送って。えらい迷惑したわ。何で事前に教えてくれへんかったん?
『DVDしか送らへん』って、言ってたやん。また、お茶なんか送って。
誰かが送って、って頼んだん?植物は検閲に引っかかるねんで。知らんかんたん?」
と、まくし立ててしまった。


母親は、相当凹んだみたいで、
「迷惑を掛けたねぇ。」と何度も何度もと、平謝りだった。
そして、「ちゃんと全部お前のところへ届くかなぁ。」と言っていた。

一緒に暮らしていた頃、若さに任せて、親に文句を言うと、
倍以上の勢いで、言い返されていた。

だから、今回も「そうは言ってもなぁ。知らんもんは知らん。
ちゃんと説明せえへんかったお前が悪いんやろ。」
ぐらい、言い返されると思っていた。

電話の向こうで、あまりにがっくりきていた母親の声を聞いて、
すっかり歳を取ったんだなぁと思うと同時に、
自分自身が情けなくなってきて、凹んでしまった。


荷物が無事に手元に届き、その場で早速中身を開いてみた。
送ってきた荷物はすべて、届いてきていたようだった。
早速、実家の母親に電話を掛けた。
「荷物、今、受け取ったよ。中身を見たら、全部あるみたいや。
ありがとう。家に帰ったら、子供たちに渡すわ。きっと喜ぶと思う。」

「迷惑かけたね。これから気をつけるわ。」

「もうええねん。今度から送るときは、中身を教えてな。
送り方、ちゃんと説明するし。」

「春休みには、みんなで一度日本に戻ろうと思ってるねん。
その時は、またいろいろと迷惑掛けるけれど、よろしくな。」

「ほんまぁ。楽しみにしとくわ。」
少しだけ母親の明るい声が戻ってきた。

そして、電話を置いた。

少しだけ、ホッとした。