middleageの日記~日本帰国篇~

オーストラリアで生活していたんだよなぁと思い出す今日この頃です。

アマルフィ~女神の報酬~

2009-08-21 16:27:39 | 映画
帰郷する新幹線が15時44分なので時間が余ってしまいました。
なので暇つぶしに映画「アマルフィー~女神の報酬~」を見に行ってきました。

サラ・ブライトマンの歌声は素敵でした。
以上です。これだけの映画です。

フジテレビの大量宣伝と主題歌とマッチしたイタリアの美しい風景にだまされました。

はじめはサスペンス要素の濃い展開、謎解きがあり正直期待しました。
去年ローマに行ったから、テルミネ駅やスペイン坂が懐かしく思えたし。

でもだんだん内容が淡白になってくると目立つんですよ。
編集の悪さ、未熟さが。
画面のぶつ切り、音楽のぶつ切り、
あれっ!?この映画CM飛ばしで見てるんだっけ?
っつうぐらいぶっつりしてます。
おまけに空(ヘリ)から移す景色がブレまくり、麻生総理もビックリのレベルです。

こうなると登場人物の設定にも疑問が…
まずは天海祐希、誰にも頼らずひとりで子どもを育てたそうですが、
ただの気の強い人、それ以上でもないですが、それ以下ではあります。
犯人に協力してしまうところなんざ、はじめの設定はどうした~って感じです。
大塚寧々、以下の端役の外交官はイタリアロケをさぞかし楽しんだでしょう。
そしてイタリア警察のお粗末さはやりすぎでしょう。
外国人が間違った日本人象を描くのと同じ、いくらなんでも軽くしすぎですよ。
最後に犯人役の佐藤浩市。
最大のミスキャスト。
原作 真保裕一、主演 織田裕二の「ホワイトアウト」コンビに
犯人までも「ホワイトアウト」と同じにしてトリオにするとは…
演技が上手い下手じゃないでしょ。

犯行動機も正直、薄い。相棒と若干感かぶりました。
相棒のがもう少し動機を描けてますしね。
アマルフィーの意味を語る場面を飛ばしたが故に
アマルフィーがなんの意味を持たなくなってしまった残念です。
確かにあの場面でアマルフィーを語ると犯人がばれてしまい
サスペンス要素が薄れてしまうでしょうが
そこが編集の見せ所かと思うのですが、いかがなもんでしょう。
だからなにもあんなに手を尽くしてローマで真の犯行を行う意味までも消えてしまう。
イタリアじゃなくても日本でもできるでしょ。
原作では多分、描かれてるんでしょうが、きっと。

だから最後もなんだかグダグダで終わってしまった。

続編を匂わせてましたが、監督変えて下さいね。


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