On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

今クール見納め

2005-09-24 23:19:02 | Uchino Masaaki
今日はMyエリザベート千秋楽。

4年ぶりのよっしールドに、釘付けでした。
あなたの表現力はやはりすごい、すごいよ。
あなたの力を見抜いてあの歌を歌わせた小学校の音楽の先生も!
4年前の一生懸命な儚さから、もっと傷深い、退廃的なムードまで
出せるようになったね。
気のせいか、うっちーも触発されたかのような表情だったのが印象的。

正直、うっちー歌はうまくなった、本当に。
でもその分失われた何かがある…というのがこの9月公演を観て
感じたこと。
なんか、つまらない…

エリザベートという形式的によく出来た舞台をもう足掛け5年もやって
きたからなのか、プリンシパルにもアンサンブルにも新鮮味や熱意が
感じられないんだよなぁ…

50回近く観て、「観すぎの苦労」だってのはおいといても!
飽きちゃったの、私ってば?! というヘンな焦りもおいといても!
もう13000円も出して手に汗にぎりハラハラしなくていいというのも
それはそれで当たり前なんだけど!

歌の技術だけじゃない、芝居の表現にものすごく説得力が
あったから、ここまではまって応援し続けられたんだと思う。

それが…
ライブの良さまで、形式化しちゃってませんか?って感じかなぁ…
舞台で対峙したときに、相手に合わせて変われる良さが
なくなってた。
相手がダメダメでも、フォローして自分をパワーアップできちゃう、
場をすべてかっさらっていける人なのに。
あまりいい意味ではなく「慣れちゃった」って感じ。

…そんなことを、友人J、Eと3人で開演前にお茶しながら
毒舌トーク。
食べてるものはモンブランやパンケーキと甘いものなのに
「俺様芝居」だなんだと、しゃべってることはえらい辛口(笑)
ま、愛があるってことなんだけどね♪

話は「馬の骨」にまで及んでたけど、それはまた別のときに。


でも。

よっしーのルドルフにかける情熱みたいなものに
今日はうっちーも眼の輝きが違ってた(と思うのだ)。
二人のシーンは、死の誘惑一直線。
痛々しいまでのもがきや苦しみの中で、飲み込み、飲み込まれていく…
いやいや凄みがありました。
「闇が広がるリプライズ」のあの割れんばかりの拍手が
それを物語ってたよ~

帰り道は、「変わるね、やっぱり」と井上皇子の4年ぶり10日間の
カムバックに喝采を送ったのでした。
そしてそういう人に刺激を受けて、よしそうくるならやってやろうじゃないか!
という感じになるうっちーが素敵。美しく獰猛な顔してました。

来年5月にもエリザは予定されているそうですが、
スケジュール的にもうっちートートの出演は難しいでしょう。
これが卒業?なんて噂もあるようだけど。
ちょっと間をおくのもいいんじゃないかな。

ということで、So long!だった今日のエリザでした。
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