On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

ハモリハモラレハモリズム3東京国際フォーラム--25/49

2011-11-27 23:23:23 | 2011-2012ハモリズム


2011年11月27日、東京国際フォーラム、二日目。
どんなに時間が進んでも、てっちゃんの声が戻ってこなかった日。


ファルセットレンジが出ずにもしかしたらもう止まってしまうんじゃないかと
痛々しくてハラハラした・・・。

中音域の歌声が私は大好きだけど、ファルセットもてっちゃんの真骨頂。
どんなに薄く入るコーラスでも物足りないものがあって。

「銀座カンカン娘」から異変に気付いて、「ひとり」や「見つめられない」も
なんだかもう固唾をのんでしまったし、こんなにも今回のツアー、
てっちゃんの高音域があるのかとメニューの凄まじさも同時に痛感。



でも歌いきったんだよねー。

逃げなかったし、投げ出さなかった。


触れるか触れないかと思っていたけど、アンコールでのひとこと挨拶で、

「今日はある音域が出なくて申し訳ありませんでした。
甘えた言い方になりますが、その音がない状態の、ゴスペラーズとしてのハーモニー、
村上てつやとしての歌として精一杯歌ったつもりです」
と。


満員御礼の国際フォーラム、拍手が沸きました。


その拍手をきいて、ゆっくりと頭を下げ続けたてっちゃんが顔をあげて、
「その拍手に甘えないよう頑張ります」
と言った瞬間、こちらが泣きそうになった。


最初から、いつもと同じメニューでやると決めていたので、
最後にもう一曲アカペラで、と「星屑の街」で全曲歌いきりました。


声が出ないのは本人が一番つらいだろうし、グループだけにひとりの不調で
止めるわけにもいかず。
本人が一番いかんともしがたく、くやしかったと思います。
私なら泣いてる、あの状況。


でもまたそのてっちゃんを、他4人が見事なまでに健気に、馴れ合いでなく
突っ張って支えているのがよくわかって、それもまた胸を打つ。


リハーサルのときから調子が悪かったのかと思いきや、どうやら本番中に
どんどん声が出なくなっていった模様が、てつブロにも綴られていますが、
カンと気配でそれを乗りきっていく、まさにライブ感。
みんなとぎすまして集中したんだろうなと思います。


もうそんなこんなで終演後飲んだら大酔っ払いしました(笑)
職場がえらいことになっているタイミングでもあり、疲れもピークだったけど
この日のライブはすごく響いた。


どんなときもひとりひとりが自分の役割をまずは果たす、
むしろ引きずられないようにかえってなんだかとてつもないパワー、
ナイス歌唱を発揮しちゃうというね。

「一選手として出来る限りやりました」と、
酒井さんのライブ後のつぶやきにあったけど、改めてゴスのチーム力に感服。




以下、ライブで印象的だったこと列挙。


◆「あ、誰もいなくなっちゃった」

オープニング4曲を歌い終えて、のどをうるおす一瞬。
自分も一番下手から飲みにいこうとしていたところ、ふと目をみやっての一言。

「すみませんみんなでにわとりみたいに水飲みにいっちゃって 」
センターステージへ進路変更した、隙間の埋め方が絶妙。
みんなが気付いてああ、と戻ってきたらさくっと無言で後ろへ下がるという。


◆ツアーもマラソン

国際フォーラム二日目のこの公演が、49公演のちょうど半分。
まさに、MCをしている灼熱の中盤戦がど真ん中。
「マラソンでいうと大きいコーンをまわる折り返し地点」


◆着替えタイムの攻防

ヤスの作った歌、スリーボーカルでOK、ハモリは3人でというと
先に歌って、ここで着替えにいくはずの年長組がじらしたり駄々をこねたりする(笑)
この日は「3人公募します!」の声に、北山さんがさくっと手を挙げたものの
あと誰でもいいですよ、と年長組でもよさそうな気配になったところで
酒井さんが「ふーん、そう~」と他人事のように動かず(笑)
「すみませんでした、お願いします!」と年少組が酒井さんにあたまを下げる。


◆ブラボーーーーー!!!!!

「Lean on me」、この日ばかりは黒ぽんの心を突き抜けていくかのような
ロングトーンに鳥肌、拍手喝采。
最初の一音が響いた瞬間に、ぞくっとしました。なんてすごい。

二階席だけでも普通のホールサイズ、なりきりのハモリっぷりたら
これまた感動的でした。


◆この日から、持ち回りコール&レスポンス

前述のようなてっちゃんの不調もあり、託されたは黒ぽん。
「女子女子!」と薫子に呼ばれて、騒いじゃう、みたいな。

「…やったことないけどできるかな、 さー わー げぇーっ!」と
ドキドキつぶやきもマイクに乗せながらも一気に盛りたててくれました。


以降、メンバーが各地で持ち回りとなっていますが、
リーダーによる権限移譲での部下育成の機会のような(笑)
確実に、全員その力がついてきている!


◆「何か文句あんのか」

やけにアグレッシブでしたよね、北山さん。


◆「天ぷらを揚げているような拍手」

相変わらず、うまいこというなあ(爆笑)
国際フォーラム、広くなだらかな一階席と崖っぷちみたいに高い二階席の構造からか、
拍手がパチパチ弾けるような音にも聴こえる。

言われてやってみたくなっちゃうもので、拍手をしてるうちに、
肝心なごあいさつを何を言っていたか忘れましたよ、酒井さん。


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