公演があると知ったときからうずうずしていた、
ソンドハイムミュージカル。
新国立劇場での2000年版と2002年版を観ています。
なにしろ楽しいだけじゃなくてぐっとくるものがある。
開国の舞台となった街で上演!
しかも地元とあらば観たいと思っていたのだけど、
芸術劇場価格高い!と思ってしまったのだ(笑)
いや、芸術への代金としたら、見応えあるミュージカルだし
決して高くないはずだけど、相対としてね。
S席だと新国立劇場に3,000円近く上増しなんだもの。
でも、夜中の道端で偶然すれちがった演出家の亜門さんに
「楽しみにしています!」と思わず声もかけちゃったし、
観たいならケチな気持ちでいても仕方ない!と思っていたところ。
ツイッターで、シアターガイドが観劇モニターを募集していることを
知り、早速応募してみたら、当選メール。
ありがたく、開幕直後の6/18(土)のソワレにご招待いただきました。
1階のL1列13番。
花道の奥も、花道も、八百屋になっている水に囲まれた本舞台も
よーく観える。浮き島ニッポンを、海の上から眺めているような。
この舞台を観るには、本当に最高のお席でした。
こんなにいい席で、ホントに無料でいいの?!とびっくり。
感想はしっかりツイッターで、記載したものの…
お値段以上を述べるには、ツイッター140字内のインパクトある
端的な感想じゃないとだね…すみません。
それにしても、やっぱりすごい舞台でした。大好き。
きっと観ている以上に、細かいキッカケがたくさんあるでしょうし
ソンドハイム音楽の、不安定なようでいて、気持ちがのれば
非常に心地良い感じとか。
役者さんたちの早変わりぶり。芸達者ぶり。
なんて体力勝負な舞台なんだ!
日本人の衣装が皆白や青で、外人さんたちがカラフル。
美術もすっきりシンプル、清廉な感じで好き。
個人的には、はるパパが出ていなかったのが残念でならなかったけど
畠中さんが想像していた以上に、コメディアン!
「プリーズハロー」、よかったー。
そして八嶋さん…!
小舟にのって登場した時点で爆笑し、ああ!と配役に合点。
香山の真面目さと、大きいものから見たときの客観的な滑稽さが
同時に表現されていて、さすがだなーと思ってしまった。
ラストの「NEXT」。
震災後の今だからこそ、観ながらこんなに考えこんでしまうんだろう。
つきつけられて、途方にくれる気分。
ペリー、黒船なみの原発問題。
次、のための今、何からどうしたらいいんだろう。
これだけ情報が流通している世の中で、鎖国当時の日本とは
わけが違うはずなのに、変わらず同じような気もしてしまう。
何も知らずに悲嘆して、この世を去っていったたまてのようになるのは嫌だ。
そんなことを悶々と考えつつも。
圧巻のラストシーンまで魅せられた、余韻が胸に残る舞台。
いい土曜の夜を過ごせました。シアガさま、ありがとう!
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