On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

倶楽部通い、六回目(33…か35/37)-1

2011-02-20 21:23:30 | 2008,2010-2011ハモリ倶楽部


さて、倶楽部通い、お店に足を運ぶのも最後です。
2月12日、宇都宮市文化会館。


■オープニング

小粋さんがそっとすり硝子のドアをのぞきこもうとするのと同時に、
赤いシャツがその硝子越しに見える瞬間がとにかくドキドキする。
なんたって、ドア1枚隔てているだけの至近距離。
突然相手の胸に受け止められてしまった感じよ、あれは。
気配を窺っていたのに、相手の気配察知して「私何もしてません」的な。

「…寒いですね」

その一言にさらに逃げ出したくなる気分ながら。(私が逃げてどうする)
あああ、これがもう見納めなのかー!!

「ほら、ハモったでしょう?」と見透かされ、
ぬくもりをうつしてあげよう、ようこそと招きいれられ、
…じわり陶酔の時間もここでお別れだなんてー。

いちいちセンチになるなよ、と自分をたしなめつつ。

でもさー。
開店前の朝礼とか、開店後のショーとかは後場で出てくるけど
よくよく考えたら、ハモリ倶楽部のショータイムではない時間って
いったいどんなことになっているんだろ?

ある意味小粋さんのピアノを5人が支えるかのような「冬響」があり。
5人とか18人とか団体客も入るお店で(店のキャパはいったい)
ユタカさんが「●時から××さん、△時から○○さん」と言ってたってことは
コットンクラブみたいに、時間入れ替え制?!
ショータイムは5人1セットで動くとして、それ以外の時間、1組に対しての
もてなし、手厚さはいかほどなものなの?!

お客さん=ご贔屓さんがついているみたいだし。
あ、でもハモリ業態のパイオニア、歌わずとも喋りでもピンでもハモれるのか。

そんな、どうでもいい日常設定を妄想で補いながら聴いておりましたが。

オープニングの「冬響」、ゆーじさんのセリフがキッカケにはなっているけど
やはりカンと気配なんでしょうね。
セットも廻るし、全員がその場にいないなかで、あの第一声、掴む響き。
ピアノの音色とお互いの音に集中しているあの感じ。
全員目を閉じて歌っているんだなぁ…なんてことに気付きました。


■そして「冬物語」

黒ぽん、てっちゃんの声ががさついて感じるものの、
ほんとうにこの曲のあったかさったらないです。
てっちゃんの「長い 長いときのなかで 愛が 大きく育った」
メロディアスな中の、絶妙のタメと間合い。この日、ほんとよかった。心酔。

■「Shall we dance」

何かが出逢ってピンと弾ける、ポピーが開花するようなイントロが好き。
そしてもれなくコーラス3人組のステップに釘付けなわけですが。

いやはや。下手側から観るのがなにしろ新鮮で。
ユタカさんのステップの重心が腰にあることをまじまじと観てしまった。


■メンバー紹介

「そして…!」と全員にハンドコールされてクルリとターン。
「説明はいらないよね」と、真夜中のメリーゴーランドあなたのユタカさんが
甘くささやくわけですが、後に初めてゴスのライブに来た方を確認したら
結構な拍手の大きさがあって。
「説明はいらないよね、じゃねえよ早く歌えよみたいな」とお詫び。(?)


■「さらば涙といおう」

歌い継ぎのアカペラ、入れ替わり立ち変わりの御見事さ。

実はこの3日前、NHKで観ていたときに酒井さんの右手スナップが
いつもの中指ではなくて人差し指で親指を弾いていたの。

その前に中指に違和感感じてほねつぎ行ったら関節炎、職業病かと
ツイートされていたので、結構炎症起こして痛みがあるのかなぁと心配に。

いわば手がOK作っている状態でのスナップで、全部の指が全開で
見た目にいつもと違う、と気付いたんだった。
誤解をおそれずにいえば、あまりキレイじゃないの。視点の妨げというか。

中指で弾くときはほぼ握りこぶしというか、極めてコンパクトなスナップ。
「いつも」の、酒井さんのには一種の様式美があるんだよなぁ、と実感。

それが宇都宮ではあまり気にはならなかった…けど、積極的に
中指は使っていなさそうだったな。

今回のセットリストではスナップをばりばりやるのはこの曲と
「星屑の街」くらいかな、と思いますが、マイクを持つ手でもあるからね。
治療で少しでも快適になりますように。


■「永遠に」「Forgive me」

この曲を歌う黒ぽんの裏切らなさというんでしょうか、常に「いつもの」
といった安心感がもうインプットされちゃっているんですが。
「永遠に」苦しそうだったー。
ブレイク後の「あなたの」が出ないんじゃないかと先読みハラハラして
その一音を待ってしまうほど。

でもその後の「Forgive me」は、どうしてここまで?!と思うほどの
シャウトっぷり。
出せば出すほど、使えば使うほどに強くなるノドなのかな。
心のままに。うーん、ソウルフル。


■「お店に来てよ」

という登場がベタで本当に好きだ(笑)
つれないモテ男ぶりを醸し出しドアばーんと開けて入ってくる派手さったら。
「おはよーさん」という挨拶にやや鳥肌がたつくらいにいつも爆笑。

そしてユタカさん親衛隊と名づけられた黄色い歓声が…


■「うん」

ライブでは1コーラスだし、バレンタインも近いし、と歌われるので
人恋しい冬の季節曲かと思いこんでいたんだけど、フルコーラスで聴いたら
梅雨とかそれくらいのころを歌っているものなのね。

酒井さんがキーホルダーをゆらしてみせるの、好きです。


■テーブルマジック

いやー、今日はきっと餃子にちがいないと思っていたら。

カオル「テーブルの上のハンカチをぱっと取ったらマッサージチェアがさ、あったりして」

テツヤ「……おまえ、大丈夫か?」(会場中大爆笑)

カオル「あ、ハンカチじゃ小さいか、隠せないか(照)」


ユージ「自分で言ってる矛盾に気付いていないようだから教えてあげようか?!」


てっちゃん、酒井さんに鬼のようにつっこまれても、なんだか
てれてれしている黒ぽんが愛らしかったのですが、
後のMCにて、餃子じゃベタすぎるから北山をフィーチャリングしたものに
しようと思って、北山といえばマッサージ!と思い付いたんだそうだ。

そもそもテーブルマジックするようなとこにマッサージチェアは乗らないし
ハンカチでも隠せないぜよ!(笑)

ハンカチは小さかった、シートくらいにしないと、とかぶつぶつ言ってたけど
そういう問題ではないが、とても黒ぽんらしくて面白かったのでよし。
酒井さんとU字工事やっていたなあ。


■「何があるんだ」

ヨウがステージ際で跪いて手をさしのべるあたり、
テツヤがその模様をふりかえり「あそこに何があるんだ」
「壁…だね」

テツヤがおもむろにがくん!と跪いて、客席歓声。
「壁も喜んでる」

ツアー後半になってきて、このあたりに積極的に店長が絡んで
くるようになってきた感じ。
言われてみれば、開店前の準備中だから観客いないはず、
壁か!私達は開店でーす!と言われるまで壁役なのか!

この壁があとで壁じゃないらしいことになるのだが…

そして、テツヤのshow。
ファルセットはいわずもがな、下を支える北山さんがいいんだよねぇ。


■南国タイム

ファルセット、フューチャー、アーバン、とひととおり笑いを誘い
「ウクレレをこうして爪弾くと波音が、ほら聞こえてきませんか?」
「…壁も頷いているよ」


■この勢いが好きだ

各自のソロを大絶賛した店長、

ユージ「お、もう時間だ!みんな、開店の準備してくれー!!」
テツヤ「あれ、店長のは?」
ヨウ「お、そうだ」
ユタカ「オレの後じゃ、やりにくいよね」 ←これ好き。
カオル「でも…店長のがないとお客さん納得しませんよ?」

ユージ「ふふーん、さもありなん、さもありなーん!ちゃ~んと用意してあるともさぁー!!」

バリさんのDJにのせて「Mr.サンデー」イントロがぎゅいーんと
近づいてくるのにかぶせて、

「ハモリ倶楽部、開店のお時間でーーーーす!」


…そういえば、この日「Mr.サンデー」同じ歌詞を2回聴いた気がする。
ロボットみたいな動きに気をとられていたけど、ん?!となった気が。
元気よければそれでよし、という大らかさでここはひとつ。


■「愛のシューティング・スター」

ナイスポジションだったもので、この曲でてっちゃんを初めて(失礼)
まじまじと見た気がする。

なんていうかこの曲ってば、こんなに!こんなに!ソロ的で、
アイラブユー全面でしたっけ!?と今更ながら思ってしまった。
やー、撃ちぬかれるね、腰くだけるね。
てっちゃんかっこいい!と薫子みたいに叫んじゃうよ、こりゃ。

コール&レスポンスも、手振りも、一体に。
その会場の熱をみるのが、うれしい。

そのまま「1,2,3 for 5」突入だしね。
どんどん熱を帯びていく!


■妄想が暴走さ

「Unlimited」にて、近くで観ていた友人達の異変に、お隣の
じろちゃんが気付く。

折りしも「何もー!いらなーい!何もー!いらなーい!」と年長組が
マイク差し向けあうあたりで。

理由は想像はつくんだけど、そんなことあるか?!と頭の中ぐるぐる(笑)
残り、ほとんど聴いてない(笑)


MC以降は、あらためて。


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