On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

倶楽部通い、六回目(33…か35/37)-2

2011-02-26 20:50:35 | 2008,2010-2011ハモリ倶楽部


宇都宮から早2週間、北山さんもお誕生日おめでとうございました!
(つくづくタイムリーでなく失礼)

若かりし頃がどうこうではなく、年を重ねて努力を積んで、
今の声量がある、醸造酒の樽のような人だなぁといつも思います。
年月かけて潤っていく感じ。

絶滅危惧種と言われるベースボーカル業界のみならず、
まだまだこれから高音も、というのびしろが感じられてすごいな。
骨までビリビリしびれるような音をこれからも響かせてください。


もとい、ハモクラ宇都宮の続き。

前は北山さんと酒井さんにきゃっきゃ言ってたのに、ホントに
酒井さんだけになっちゃったねー、と友にしみじみ言われたましたが(笑)

改めて書きながら振り返っても「酒井さんが好き視点」でステージを
追っている時間のなんと長いことか。

のびやかだったり緻密だったり、板の上での自在さに心を奪われて、
目が離せなくなってしまって、早4年なんだ。

見えないエネルギーや、大きな流れ、全体の空気を受けとめる、
意気に感じての最大パフォーマンスが、宇都宮でももちろんあってね。
それがやっぱりかっこいいんですわ。

名曲「東京スヰート」がとろけたりしびれたり最高だったのだけど、
リードをとる北山さん、黒ぽん、てっちゃんの、それぞれに
からだを突き抜けていきそうな熱唱と、それに包まれる観客の空気感は
コーラスに徹する酒井さんも、ひしと受けていたはず。


ある意味、この聴かせどころは酒井さんにとって
「東京ガスストーリー~私のコンロに火をつけて」に違いないのだ(笑)


てっちゃんの真骨頂、I don't wanna sleep…のコーラス前、
テーブルに置かれたミツルさんのハイボールをくいっと飲んだ酒井さん。
沼津で口をつけたのとはわけが違う飲みっぷりです。
3cmは減っていたもんね。

そうかー、ハイボールは次への爆発バロメーターだな。
熱唱を無にしない、こちとらも負けてはおれないぜ、みたいな。

そして期待に違わぬ、火のついた侍、魂の前口上。

「ミツルさん、せっかくご来店いただいたのにすぐに演奏していただき
申し訳ございません。それなのに、ワタクシがご注文のハイボールを
飲んでしまいました~(笑)お代は結構ですので、E♭の音を一発お願いします!」


「承知いたしましたーっ!」と、ミツルさんのウッドベースがべいーんと
響き渡るなか、お代っていくらなんだろ、とか余計なことを考えてしまう。
人件費高そう…ユタカさんとテツヤの収入差はあるのか?それとも5割か?!

のども潤って、あれが本物ハイボールならさらにちょいと気分よく
舌もなめらかになっている店長。
店内のお客さんもうるうるしていたところに、店長の誘った笑いで
ドアがすぱーんと開放されちゃって、いよいよ最後のショータイム。

おもてさむいよねー!!
お風邪を召しますよーぅ!
このままお帰ししてはハモリ倶楽部の名折れにございます!

「おもて寒いよね」バッパーズの名曲。
帰ろうとする彼女をあれこれ理由つけてやっきになる男の歌よ。
いいねいいね、もっと引き留めてほしいぞーーー!

で、始まった「いろは2010」は、そりゃあもう最高で。
ぐわあああーっと盛り上げて、ジャンプで音を切るなり、床に転がり倒れた。
くー、なんて男前。

ヤスもといユタカさんも、それ見てびっくり笑顔で「!?」となっていたけど
転んだ勢いで起き上がった店長は、
「もう1曲、靴は履いたままでお楽しみ下さい」と、笑顔で。

時間を追うごとに変わっていく舞台で、覚悟決めて板の上に立っている、
瞬間瞬間を逃さない、懐に入ってくるその感じが好きなんだと、
私の千秋楽で再認識した次第でございます。
いくらでも、主観オンリーで語れるわ(笑)


そういえばハイボールっていつからバリさんのDJブースに置いて
あるのかしらね。ユタカさんのショウが終わって暗転したときかな。

白いハンカチがかけられていて、それこそテーブルマジックよろしく、
さっとユージ店長がとるとグラスふたつ出てきたのを見ました。


■MCにあったことなど。

・てっちゃんが土曜と日曜まちがえ、会場からの指摘に憤慨。
「宇都宮を高崎とか言ってないんだからいいじゃん!」みたいな(笑)

・2000年代に入って、アルバムの発売ペースが落ちてきているけど
出せるのは幸せなこと。
「Shall we dance」はすでに収録済み。昨日も選曲会議があった。
アルバム発表お楽しみに!

・ヨウ様ステージ際での跪き、そこには何があったんだ、というてっちゃんの
問いに「マッサージチェアがあってよけた…」

・自分で自分にびっくりした、とかそういう流れだったっけ?壁は鏡張りかも
しれない、という話にてっちゃんが「マジックミラーね!」と嬉しそうに言う。

・見るのと見られるのとどっちが好き…ってこれ以上話に乗っかっていくと袋小路。

・袋小路翔ということばにたたみかけられる「One Night Carnival」、
うっかり乗っかりそうになる酒井さん。

・本屋で売っているCDなので、オリコンランキングは関係なく、むしろ
本屋大賞とか「この本がすごい!」に選ばれてしまうかもしれない。

・「ぽんカレー」はもはや料理コーナーにおいてある。「本望です!」
(うまいと思ったわー♪)

・メンバー中3名がすでに、ソロで出版している。
アーティストブックということではないのが、これは非常にめずらしい。

・「北山、どうする?」「・・・出さなくていいんじゃない?」 笑顔、男の固い握手。

・1:4になるときびしい。むしろファンのみなさんがきびしいはず。
2:3のたとえで、なぜかゴルフの話題を出す北山さん。
ゴスペラーズ自律的民主主義という、多数決で物事決めない良さってことか(笑)
自然にバランスとるって言ってたけど、そこには深い何かがあるはずだ。

・もしてっちゃんが出版するなら「マジックミラー」というタイトルで?!
いったいどんな本なんだ。

・北関東・・・南関東ってあまりいわないよな、とてっちゃんが言ってたけど、
言うよー!天気予報でも私は南関東見るもん(笑)


■それがお客様の望む響なら…

「靴は履いたまま」の間奏での「Thank you tonight!」「Oh Yeah!」
あのリズミカルなかけあい、気持ちが沸きあがっているところに
「We Sing for you」、この流れねー、やっぱりぐっときます。

あれこそ、ゴスのライブの良さを実感できる場面だと思うの。
「お客様の心に寄り添うのが、ハモリ倶楽部の使命ですから」を
ステージ・客席一体となって表現しているじゃない?

WOWOW放映版に、ぜーったい入っていてほしいのだ。
おねがい。もう一度だけ。


■アンコール&ご挨拶

・噂の新曲は聴けず仕舞い。いい子にして待ってます。

・「Sky High」では、売り切れ寸前のエアバイオリニストがいた。

・最後の発声はドラムス杉野さん。意外な展開にご本人も驚き(笑)

・メンバー各ごあいさつで、会場からは呼び捨てコールが飛ぶ飛ぶ。

・「陽一!」という声を聞いたからかどうかはわかりませんが、
「客席の エネルギーが とても すごくて このままでは わたしは 
全部 吸い取られてしまうと 思って 途中から エコスイッチを オンに・・・
・・・さかいゆーじでしたっ!」
店長カメラマン、おいしいかっさらいかたするなあ。似てたし(笑)
しかし、あれでエコスイッチ?絶対スイッチ押し間違えてたと思う(笑)

■打上~!

「Armonia」を終えて、息を解き放って。
スタンディングオベーションの会場、両手あげてスクリーム。

「みなさんせっかくですから、挙げてるその手でハイタッチー!
はい、どーーーん!」
えらく風圧の感じる、だーんと足も踏み鳴らしてのハイタッチ。
やりきった感満載。

盛り上がる会場に、てっちゃんから「みなさんもハモリ倶楽部の会員です!」

そのとき、舞台下手袖近くでは「会員証!会員証!」といってばらまく
酒井さんの姿がありました(笑)

手裏剣か名古屋の嫁入りかのように飛んできた、エア会員証を
しかと受け止めて、大事に大事に持って帰ってきましたともさ。

-----

ふう。
もう2週間前だけど、ふわあっとした状態でまなうらによみがえる舞台。
楽しかったー。

その「楽しかったー」ということだけが強く、あの時間に残されていて、
時間とともにぼんやりとかすんでくる楽しかった光景、気持ちは
なんとか留めておきたくて、せめて思い出がしっかり残るように
書いているんだけど。
言葉を補えば補うほど、違うものとして上書きしているような気にも
なってくるものだね。

でも、この気持ちだけは心の底から。

今回のツアーもありがとう、「とりあえず」お疲れ様でした!
ファンであることが誇らしい瞬間が、何度も何度もありました。
それを励みに、自分もがんばっていくよー。

Comment    この記事についてブログを書く
« 今年もチューリップ | TOP | ギリギリセーフ »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 2008,2010-2011ハモリ倶楽部