先日知り合いのお宅でそこのご夫婦と談笑していたら突然ご主人が言葉にならない奇声を発しました。そして彼の指差す方を見ると小さなネズミがトロトロと鈍く歩いていました。私はすぐに新聞で叩くように指示しましたが、心優しい方なもんでなかなか命中せず一騒ぎになりました。小さなイエネズミだから軽く叩けば脳震盪を起こし気絶したところを新聞紙でくるんでやれば処理できます。
翌日我が家のネズミ捕りにも一匹掛っていました。どうも最近の寒気のせいで人家に侵入する輩が増えたようですね。その次の日もまた掛ってましたからこりゃ何匹が侵入したか分かりません。早速に新たに罠をしかけたのは言うまでもありません。
「古世界の住人」の川崎さんが書くブログに動物の発情期に関する記事があります。それによると発情期を持たない動物は人間とネズミ類とウサギ類だけらしい。後の二つは弱い被捕食者だから一年中繁殖しなければ子孫を残せないそうです。それにしても鼠算とはよく言ったもんです。
人間は繁殖のためのセックスから解放された唯一の動物と言われています。元々発情期とは子育てし易い時期に向けて種仕込みする時期です。気候や食べ物などの条件が良好な季節に子育て出来るようになってるんですね。我々はもう自然の循環から離れて久しいのでしょう。
セックスの体位で正上位は人間だけのものらしい。僅かにチンパンジーの中にたまに正上位をとる場合があるそうです。これも互いの顔を見ながら交尾するスタイルでセックスの目的が繁殖から離れた表れです。互いの姿を見ながらのセックスは愛の交歓には不可欠らしい。中にはバック専門の方もおられるようですが・・・
私の大好きな恐竜の交尾の仕方には専門家にも意見が分かれてるようです。あの巨体と特徴的な体形から諸説があるらしい。先日読んだ本「痛快!恐竜学」平山廉 著に面白い事が書いてありました。恐竜の場合体重と、その種類によっては背中のディスプレイの為に後背位は無理がある。また股関節も前後には自由度が大きいけれど左右の開きは限度があるそうです。
著者の平山氏の専門は爬虫類のカメ類の系統進化です。そしてカメの中には異様に長いペニスを持つ種類がいるそうです。それは自分の顔に届くくらい。その種類の交尾は二匹が並列に寄り添い交尾するそうです。氏はその事から恐竜の交尾もこんなスタイルを想像されています。確かにこれならお互いの体に負担はかかりません。
骨は化石に残りますがペニスは残らないからどんな形状で長さかなんて分かりません。爬虫類のカメを参考に想像するのも良い考えかたですね。それにしても顔に届く程のペニスはすごいです!
(イラストは「古世界の住人」から)