当ブログでは会社を退職した時の心情や心構えのことをよく書いています。勿論自分が経験者だからその辺りの事情が分かるからですが。今日は会社勤めと個人業について考えてみます。
当たり前ですがそこには優劣なんかはありません。ただ適性はあるかもしれません。個人でできる事と法人(一人の法人もありますが)のそれでは自ずと違いがあります。つまり一人でするのと大勢でするのでは量的な差がありますね。
新入社員の頃は上司の手足となり動くだけで仕事の全体像は見えにくい。それが部下を持ちより大きな責任のあるポストに就くと広い視野で仕事を見られます。当然面白くなりますね。何より自分一人じゃ成し得ない大きな仕事ができます。また自分の考えを部下に理解してもらうことでより広く自分を体現できます。そしてその達成感も格別のものがあります。
個人の場合は周りに気遣いはないぶん気楽ではありますが大勢での連帯感や喜びの分かち合いはありません。しかしその結果は全て自分次第なので非常に分かりやすい。良くも悪くも誰のせいでもありません。だからそれなりの緊張感があります。私は現在は個人業ですがどちらかと言えば大勢で成し遂げる仕事の方が好きですね。
これはスポーツなんかにも当てはまります。陸上は個人競技が基本で、ひたすら個人の記録の向上に邁進すれば良い。野球などの団体競技は自分一人の頑張りだけでは結果はついてきません。この違いが仕事の面でも適性として現れるように思われます。
仕事でもスポーツでもそうですが上手くいってる時は簡単に思えていたことが一つ曲がり始めると深刻な事態になります。今までやっていたことが歯車が狂いだして出来なくなるんです。こんな時の修正は仲間がいた方が楽なようです。自分一人では分かってるようで見えていない事が多いですね。