エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

マイナーな鉄腕アトムのこと

2005年12月23日 | TVタレント等

 「鉄腕アトム」は知らない人がいないくらいのメジャーなアニメです。原作手塚治虫の漫画がアニメ放映された時は私たち小学生はもう大感激して見たもんです。しかしその何年も前に実写版も放映されていました。

 まだ当時はアニメで製作するより実写の方が安上がりで作り易かったんですね。これには二つのヴァージョンがありました。主人公のコスチュームがそれぞれ違いました。一つはプラスティックの筒を手足に嵌めて頭には例の角みたいな物を被ります。まるでガンダムの着包みみたいなもんでした。丸い顔をした俳優さんが演じていました。

 もう一つのヴァージョンがお気に入りでした。頭の被り物は同様なんですが体には皮製品ぽっいつなぎのワンピースでした。腕と足はそのまんまがにょっきり出ています。女性のワンピースの水着を想像してもらえばいいです。勿論タイツは穿いていましたが演じてるのは女優さんでした。

 メイクが派手で付け睫毛が長くとても色っぽく感じました。おそらくはあれが原体験になって飲み屋の厚化粧のネェーちゃんが好きになったんだろうと思います。それにしても細い手足が弱々しくとても「鉄腕」には見えませんでした。悪党と戦うときは必ず「エイ!ヤッ!」の掛け声で肩の方から体当たりを食らわせます。そんな攻撃でやられる奴はいないと子供心にも分かりました。

 今思い返してもなかなかのエロキャラでした。ただ残念なことにあのヴァージョンのアトムのビデオは見たことがありません。おそらくは当時のTV業界でも残しておくほどの価値が無いと判断されたんでしょう。アニメのアトムが表通りなら裏通りのアトムですね。うん、そう言えば場末の飲み屋にいてそうな顔のアトムでした。