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〈本文は、敬称略〉

東松島新名物「のりうどん」

2013年03月25日 | グルメ情報
ある日の昼食

一見,そばのように見えますが,こちら東松島新名物「のりうどん」です。

このうどんには,超微粉末状(パウダー状)にされた海苔が練り込まれています。
食べてみると,確かに海苔の風味がしました。

しかも,海苔には鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれており,さらにパウダー状にすることで吸収率が高まるとのこと。
特に女子には嬉しい話ですね

現在,下記チラシに掲載された東松島市内14の飲食店でいただくことができ,店舗ごとに趣向を凝らした調理法で提供されています。


ちなみに使用している海苔は「皇室献上の浜」として知られる東松島市大曲浜のものです。
「皇室献上の浜」とは,大曲浜で生産される海苔が,毎年塩釜神社で開催される「乾海苔品評会」で10回以上も優勝・準優勝しており,優勝・準優勝した海苔は皇室に献上されることから,そのように呼ばれるようになりました。

大曲浜は,震災前まで6年連続皇室に献上された上質な海苔の産地となっています。
東松島市内では看板をよく見かけますね


大曲浜も,震災で大きな被害を受けた地域のひとつです。震災直後は,浜の再生は不可能だと思われるほどの壊滅的な被害でした。
しかし,昨年11月には新海苔を収穫し,「皇室献上の浜」は見事に復活しました!


さて,この「のりうどん」は,東松島に新たな名物が必要であると,実は10年ほど前から構想がありました。
この日お邪魔した「ちゃんこ萩の井」の大森社長(写真下)も当初から開発に関わっていたひとりです。

紆余曲折を経て,3年前から本格的に商品化を目指し,まもなく商品化できると思っていた直後に,震災に見舞われ,
うどんに練り込むため用意していた海苔もすべて流失してしまいました。

しかし,のりうどんにかける関係者の想いは強く,復活した浜で昨年11月に採れたばかりの海苔を利用して,今年3月からようやく販売されることになりました。

一食分ののりうどんには,全形2枚分の海苔が練り込まれているそうです。
この日は冷たいざるうどんをいただきましたが,あたたかいものもあります。

このほか,各店舗で工夫を凝らしたオリジナルメニューがあります。


東松島市にいらした際には↑こののぼりを目印に皆様もぜひご賞味ください

(Meg)


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