石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

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〈本文は、敬称略〉

石巻市で「世界で一番面白い街をつくろう実行委員会」開催されました。

2014年01月14日 | 地域づくり団体

 去る12月16日(月),石巻市で「世界で一番面白い街をつくろう実行委員会」(第2回ミーティング)が開催されました。

 この実行委員会は「世界で一番面白い街をつくろう」をキーワードに,食・モノづくり・文化・学びを通じて石巻の新しい未来を描いていくことを目的に発足したもので,一般社団法人ISHINOMAKI2.0(石巻市)の松村代表理事が発起人なり開催されたものです

 メンバーには20代~40代の若手を中心に学校教諭,飲食店経営者,建築家,公務員などが加わり,新しい街づくりについて意見を交わしています。
 1回目は11月下旬に開催し,2回目の開催となった今回は,石巻市の地図を使って石巻のここが面白いとか面白かったというポイントを出し合い付箋を地図上に貼りながら面白い石巻の「見える化」作業を行いました!

 「世界で一番面白い街をつくろう」のキャッチフレーズに職種や年齢にとらわれず柔軟な発想で,復興に向けてのアイデア創造の取り組みを実施しています

 ISHINOMAKI2.0 URL:http://ishinomaki2.com/

 

 
 ISHINOMAKI2.0代表理事の松村さん。

 


 会場となったオープンシェアオフィス「IRORI」。

 第2回ミーティングには石巻地域の商工業,サービス業,水産業や行政など様々なバックグラウンドを持つ方々が委員として参加しました。

 この日は,新たなメンバーを加えた12名の皆さんが,石巻市中心部の地図を使用してのワークショップを行いました。

 

 未来の石巻を議論する前に,先ずはメンバーが10代の頃の面白かった石巻に思い出について語り会いました
 小路の多い街中の散歩(探検!)や10代が集った場所やお店,活気のあった川開き祭り,今は閉店した大型商店が開催する子供向けのイベントなど当時を知る人にとっては懐かしい話題が次々と飛び出しました。これら思い出のポイントを付箋に記載し地図上に貼って,お互いの楽しかった場所面白かった場所の「見える化」の作業を行いました。

 ミーティングの後半は,「石巻は面白い街と思ってもらうためには」というテーマで話し合い,委員からは「外から石巻に来ていただけるようにしないと活気は戻らない」,「取組む人々が一生懸命になる必要がある,そのような地域は外から見ても何か面白いことをやっているように見えるはず」,「若い世代に来たいと思わせるコンテンツが必要」など活発な意見が出されました。

 


 ワークショップのファシリテーター(調整・進行役)の渡邊さん。今回も明るく元気な司会で委員から石巻の想いや魅力について意見を引き出して行きました


 

 
 石巻市内には雰囲気のある小路が数多く残されております。ある委員の話では昔は子供たちの「探検」の場だったとのこと

 

 震災から2年9か月余りが過ぎましたが,復興していく石巻地域の新たな街づくりはこれからが本番ですし,長い時間を要する取組になります。

 実行委員会は今後も月1回のペースで「世界一面白い街づくり」について議論を重ね,これまでの全国各地からの支援にこたえられる街づくりについて検討していくこととしております。

 


 新しい街づくりのためには,昔や今の石巻を見つめ直すことも大事な作業です

 

 


 会場の「IRORI」は石巻市中央地区の新田屋ビルの1階にあります。


 所狭しと石巻地域に関する各種情報誌やイベント等のチラシが並んでいます。


 11月23日に発行されたばかりの「いしのまき浜日和」もここで購入することができます!

 漁村集落とそこに暮らす人々を写真とともに紹介しているこの冊子は,地域の方々のみならず石巻地域を訪れる方々にも是非一読いただきたい本です

 


 「IRORI」からほど近い交差点には,石巻の歴史的建造物「観慶丸」があります。

 


 北上川の方向に歩いていくと中瀬の「石ノ森萬画館」が見えてきます。再開館以降夜8時までライトアップしております

 

 

(uchi)



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