石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

『復興に向けて頑張る地元企業』や『石巻地域の復旧状況』といった地元密着情報などを発信していきます!
〈本文は、敬称略〉

「珈琲工房いしかわ」 ~「いしのまき地域すいーつ」展示発表会参加店紹介シリーズ~

2014年01月16日 | 地域情報

 宮城県東部地方振興事務所では,慶長遣欧使節出帆400年を記念し,去る10月10日(木)宮城県慶長使節船ミュージアム(通称:サン・ファン館)を会場に,石巻製菓製パン同業組合と共催による「いしのまき地域すいーつ」展示発表会を開催しました

 

  ⇒取組内容については展示発表会参加店紹介シリーズの第1回目をご参照ください。

 

 ☆第7回目の紹介はこちらをクリック!

 

 第8回目は,「珈琲工房いしかわ」を紹介します

【震災からの復旧の状況】

 石巻市立町の1号店は,津波で壊滅的な被害を受け撤去し,その後,トレーラーハウスを購入し石巻市蛇田でコーヒーの販売を開始しました。
 更に平成23年7月末に石巻市役所1階のエスタに店を再開しました。

 

お店の方から一言

 「平成24年5月に石巻市広渕に仮設の工場を建設し,更に同年6月に石巻まちなか復興マルシェに出店しました。皆様の支援によりここまで復興することができました。石ノ森萬画館の目の前なので,是非,足を運んでみてください。」

  

 
 広渕の仮設工場の様子


 
石巻まちなか復興マルシェの様子

 

【展示発表会へ出品した菓子】


伊達コーヒー豆チョコ 価格630円/個(税込み)

(慶長遣欧使節出帆400年を記念し「メキシコ,伊達,支倉常長等」をイメージさせる菓子です。)

お店の方から一言

 「有機栽培のコーヒー豆3種類とチョコレートを使用しています。質の高い材料を厳選し全て手作りしております。社長の『コーヒー豆をチョコレートでコーティングできないか』との何気ない一言から始まり試行錯誤しながら完成させた商品です。」(パティシエ 齋藤)

 


伊達トランシュショコラ  価格315円/個(税込み)

(慶長遣欧使節出帆400年を記念し「メキシコ,伊達,支倉常長等」をイメージさせる菓子です。)

 

お店の方から一言

 「ニッカウイスキーが宮城県限定の「伊達」というウイスキーを販売したことから,このお酒を使用した菓子を作りたいとの想いから出来上がったケーキです。コーヒーを隠し味に濃厚なチョコレートの中にセミドライのりんごを入れることにより爽やかな酸味をプラスしました。」(パティシエ 齋藤)

 

 

【店長“イチオシ”スイーツ】


「フルーツケーキ」

 巨峰のレーズン,白イチジク,くるみ,伊予柑のピールをふんだんに使い,フルーツがたくさん入ったケーキです。店の一番人気商品です!(パティシエ 齋藤)

 


「酒粕けーき」

お店の方から一言

 生地に仙台市の森民酒造の酒粕と米粉,シロップに純米吟醸酒を使用し,アルコールを低く抑えた香りの良い大人のケーキです。(パティシエ 齋藤)

 

 

【作り手の想い】

 かつて奥州仙台を治めていた伊達政宗。中央の政権との距離を置き,決して媚びず,東北の領内を見事に治めるとともに,様々な文化を育ててきました。これは現在の伝統工芸をはじめ,米作りや仙台味噌など様々な名産品にも繋がっています。
 私たち珈琲工房いしかわは,奥州・東北を愛したこの伊達政宗の精神に学びたいと思っています。私たちは誇るべき伊達政宗のように,東北宮城・石巻のこの地で,全国に負けないコーヒー文化を育てていきたいという願いを込めて商品に「伊達」と名付けました。真に心を癒し,くつろぎに満たしてくれるコーヒーやお菓子。
 いつか,日本を代表するコーヒーと言っていただけるような,すてきなコーヒーワールドを目指していきます!

 
作り手:(株)いしかわ 石川 光晴 代表取締役

 

【お店情報】

石巻まちなか復興マルシェ店

連絡先 : 0225-22-0820

営業時間 : 10:00~17:00

定休日 : 毎週火曜日休業

住所 : 宮城県石巻市中央2丁目11-13

 

 

エスタ店

連絡先 : 0225-96-1157

営業時間 : 10:00~18:00

定休日 : 年末年始(12/31,1/1,1/2休業)

住所 : 宮城県石巻市穀町14-1

 

マンガッタンカフェ・えき(JR石巻駅構内)

営業時間 8:00~18:00

定休日 : 年中無休

住所 : 宮城県石巻市鋳銭場9-1

 

【記載者コメント】

 東日本大震災が発生した平成23年3月11日からもうすぐ3年が経とうとしています。
 石巻地域の被災された企業の復興の状況は様々ですが,珈琲工房いしかわさんのように,震災直後のトレーラーハウスの等の活用,移転しての店の再開,新たな商品開発や販路開拓など,多くの皆様の御支援を受けながら,震災からの復興に向かって確実に一歩一歩前に進んでいる事業者も増えています
 被災地の新しい街づくりは,まだ始まったばかりで,復興には,まだまだ時間が掛かると思います。今後も復興に取り組む被災地の皆さんへの応援をお願いいたします

 

 次回は,高島屋製菓店を紹介いたします

 

 

(toshi)