昨日のブログ「サンタ営業トークの真髄」で最後に、
「欲求発見即クロージングについて書いてみたくなりました。」
と書きましたので、自分なりに書きます。
「欲求発見即クロージング」
もちろん佐藤学長から出た言葉です。
この言葉、すごくシンプルだけど奥が深いと私は思います。
今、ブログを書きながら、
自分がこの言葉の意味を芯から理解していないことも感じます。
でも私なりに書いてみます。
今の私のレベルでの解釈は、
「お客様からニーズの言葉が出た時、お客様がニーズを話し始めた時が、クロージングである。」という事です。
サンタ営業トーク・言葉編のセミナーでは、浮力の実習というテーマでこれを体験できます。
非常にシンプルな実習です。
「お昼何食べたいですか?」
「カレーが食べたいです。」
「カレー!!カレー良いですね!!カレー食べましょ!」
相手から「カレー食べたいです。」と言葉が出た、その時、その瞬間がクロージングの時ですよ。
と佐藤学長は仰っているのです。
佐藤学長が仰る、サンタ営業と一般の営業の顕著な違いがここにも現れていると思います。
一般の営業というのは、普通アプローチがあって、プレゼンテーションがあって、そして最後にクロージング。
しかし、佐藤学長は「欲求発見した時が、クロージングの時。
それはいつくるかはわからない。最初かもしれない。話の途中かもしれない。最後かもしれない。
とにかく「欲求発見した時がクロージングの時」
と仰るのです。
営業マンの視点から営業を組み立てていくのか、
お客様の側からの営業なのか、全く真逆の営業だということです。
自分の商品を通じて、お客様にお役に立つのがサンタ営業マンの姿。
そのためにはお客様が何を望んでいるのかを知らなければ、お役に立ちようがないという事です。
だから、サンタ営業マンが、自分がしゃべるのではない。
お客様の話を聞こうとする、理解しようとする、そして何を望んでいるのかを知ろうとする姿勢が大事だと思います。
そしてニーズを知ろうという姿勢が大事です。
「〇〇さん、今何を望んでいますか?」
「そうですね営業成績でトップになりたいですね。」
「営業成績でトップになりたい。いいですね。トップになりましょう!!」
しかし、これだけでは不十分です。
ニーズをキャッチして、クロージングする。
しかし、その後、自分の商品を熱く話しただけでは、お客様の心は動きません。
なぜならば、お客様のニーズと商品が関係ないからです。
会話がかみ合っていないのです。
その後があります。
それは何か。
「お客様のニーズと自分の商品を結びつける。」
「お客様のニーズが、自分の商品によって実現していく明るい未来を話す。そしてお客様がワクワクしてくる。」
これが必要だと私は思います。
そして何よりも大事なこと。
自分の商品を売らんがために、このサンタ営業トークをやっても全くダメだということです。
自分の商品を売るために、サンタ営業トークの枠にお客様をはめようとすると、
突然いやらしい営業になります。
仮にうまく売れたとしても、売れてしまえば、それで終わり。
お客様が商品を使って、良くなろうと、悪くなろうと関係ありません。
表面は優しいサンタさん、でも心の中はドロボー、すなわち詐欺師になってしまいます。
一番大事なことは、お客様を応援したい、お役に立ちたい、お客様が幸せになって頂きたいという
サンタ営業マンの心からの、お客様への愛、優しさ、誠実さを前提とすることです。
100%お客様のお役に立ちたいという気持ちに、真剣に本気になることだと思います。
その前提に立った時に、サンタ営業トークが生き生きと生きてくるのです。
このことを次回、以前に佐藤学長が営業プログラムを売る営業マン、私がお客様という設定でやったロープレの中から
解説していきたいと思います。
ありがとうございました。